Zenmuse L2は、フレームベースのLiDAR、独自開発の高精度IMUシステ
ム、4/3型CMOS RGBマッピング カメラを一つに統合し、信頼性の高い地
形データを取得できる、
より高精度で高効率なDJI 飛行プラットフォームです。
DJI Terraと併用すると、3Dデータ収集や高精度の後処理を実現するタ
ーンキーソリューションとなります。
高精度
垂直精度:4 cm
水平精度:5 cm
並外れた効率性
垂直精度:4 cm
優れた透過性
より小さいレーザースポットサイ
ズ、より高い点群密度
検知範囲
250 m @反射率10%、100 klx
450 m @反射率50%、0 klx
5リターン
ターンキー ソリューション
点群ライブビュー
DJI Terra上で
ワンクリック一括処理x
統合されたLiDARソリューション
パワフルなハードウェア性能により、L2では、検知範囲がさらに広がり、点群情報をより早く取得でき、複雑な対象物でも高い精度でスキャンできます。動作中、ユーザーは現場で点群モデルのプレビュー、再生、処理を行うことができます。
また、DJI Terraは、タスク品質レポートを生成でき、シンプルなワンストップソリューションを提供し、業務全体の効率を高めます。これにより、一つの環境で後処理を行え、高精度の点群データを取得することができます。
高レベルの精度
GNSSと独自開発の高精度IMUを組み合わせ、今回、垂直精度4cm、水平精度5cmという高精度のソリューションを実現しています [1]。
並外れた効率性
電源を入れるとすぐに業務を開始でき、一度の飛行で2.5 km2 のエリアから地形データとRGBデータの両方を収集することができます [2]。
直感的な操作
Matrice 350 RTKとDJI Terraを連携し、L2は、シンプルな操作性で手軽に運用できるターンキーソリューションを実現しています。
フレームベースのLiDAR
検知範囲30%向上 [5]
L2は、250 m(反射率10%、100 klx)[3]と450 m(反射率50%、0 klx)[3]の範囲で検知できます。現在、標準動作高度は150 mまで伸び、業務の安全性と効率性が著しく向上しています。
より小さいレーザースポットサイズ、より高い点群密度
スポットサイズは4×12 cm @100 mと前モデルL1の5分の1のサイズまで小さくなり、より小さな対象物を検知し、詳細な情報を取得することができます。また、高い植生密度の環境でも透過して、より正確な数値標高モデル (DEM)を生成することも可能です。
実効点群率:240,000点/秒
シングルリターンモードと複数リターンモードの両方で、L2は、最大点群放射率240,000点/秒を達成し、より多くの点群データを一定時間内に取得することができます。
2種類のスキャンモード
L2は2種類のスキャンモードに対応し、各ユーザーのタスク要求に応じることのできる柔軟性を実現しています。反復スキャンモードでは、L2のLiDARは高精度のマッピング要件を満たしながら、均一で高精度の点群を実現しています。非反復スキャンモードでは、より深部までの透過性を提供し、より多くの構造情報を取得可能。送電線点検、森林調査などのシナリオに最適です。
フレームベース設計
フレームベース設計により、最大100%の有効点群を生成します。3軸ジンバルと共に使用することで、調査シナリオの可能性がさらに広がります。
5リターン対応
高密度植生エリアでは、L2は、葉の下まで透過し、より多くのグラウンドポイントを捉えることができます。
高精度IMUシステム
向上した精度
独自開発の高精度IMUシステムは、ドローンのRTK測位システムと組み合わせて、後処理中にデータを統合でき、L2は高精度の絶対位置情報、速度情報、姿勢情報にアクセスすることができます。加えて、IMUシステムは環境適応性が強化され、L2の運用信頼性や精度も向上しています。
方位精度(ヨー)[6]
リアルタイム:0.2°、後処理:0.05°
姿勢精度(ピッチ/ロール)[6]
リアルタイム:0.05°、後処理:0.025°
ウォーミングアップ不要のIMU
IMUシステムの性能が大幅に向上し、電源を入れるとすぐに使用できます。さらに、RTKがFIX状態になると、直ちに連携ドローンは業務を開始でき、現場での運用向けに最適化されています。
RGBマッピングカメラ
4/3型 CMOS、メカニカルシャッター
ピクセルサイズが3.3 μmと大きくなり、有効画素も20 MPに到達。これにより、全体の映像性能が大幅に向上し、より細部まで豊かで、現実に忠実な色合いの点群を表示することができます。写真撮影の最小間隔は、0.7秒まで高速化しています。マッピングカメラのシャッター寿命は最大20万回で、運用コストが大幅に低減されています。点群データ収集が必要ない場合でも、RGBカメラで写真や動画を撮影したり、可視光マッピング用に画像を収集することもできます。
最適化された運用体験
PPKソリューション
複雑なオペレーション環境では、干渉、映像伝送の接続切断などの問題により発生するRTKデータの消失を事前に避けるために、RTKベースステーションをセットアップできます。オペレーション後、オリジナルのファイルをDJI Terraにインポートし、PPK(後処理キネマティック)プロセスを使用して、高精度のモデルを再構築します。
点群ライブビュー
運用中、DJI Pilot 2は、RGB、点群、点群/RGBの2画面表示の3種類の表示モードに対応し、より直感的な方法で業務を遂行することができます。RNGのアクティベーション(レーザー距離計)をオンにすると、LiDARモジュールとFOVの中心にある対象物の間の距離情報にアクセスでき、飛行安全性が向上します。また、反射率、高さ、距離、RGBのリアルタイム点群カラーコーディングに対応しています。
DJI Terra上でワンクリック一括処理
複雑なオペレーション環境では、干渉、映像伝送の接続切断などの問題により発生するRTKデータの消失を事前に避けるために、RTKベースステーションをセットアップできます。オペレーション後、オリジナルのファイルをDJI Terraにインポートし、PPK(後処理キネマティック)プロセスを使用して、高精度のモデルを再構築します。
多様な種類の飛行ルート
ウェイポイント、エリア、飛行帯の3種類のルートに対応し、さまざまな環境で測量ミッションを対応できます。
点群モデルの再生とマージ
オペレーション後は、直接、アルバムの中で3D点群モデル [7]を表示することができます。複数回の飛行より作成した3D点群モデルはマージでき、現場で、オペレーションの品質を判断することができます。
タスク品質レポートの自動生成
点群データを収集後、DJI Pilot 2アプリはタスク品質レポートを自動生成します [8]。これにより、現場でオペレーションの結果をリアルタイムで確認できるため、問題があった場合には素早く対応でき、不安のないフィールドワークを実現しています。
Zenmuse L2に付属のDJI Terra(Zenmuse L2で取得した点群データ解析・電力版 3か月(1device))ライセンスについて
(1)v3.9以降のバージョンのDJI Terraをご利用の場合、DJI TerraはZenmuse L2のデータ処理ができるようになっています。
(2)Zenmuse L2のアクティベート後3か月間、2Dのオルソ構築を含むDJI TERRAの全機能をご利用いただけます。(電力版 3か月(1device)をPCにバインドする。)
その際、他の余分なコードをバインドする必要はありません。
(3)3ヶ月後、2Dのオルソ構築等の一部機能(電力版)は有効期限切れになりますが、Zenmuse L2の点群データ処理はDJI Terra無料版で対応可能です。(Zenmuse L1の点群の解析の場合は一部解析機能が制限されます。)
DEM作成や断面図のようなL2点群データ処理もご利用可能です。
(4)またお客様のDJIアカウントに、有料のDJI Terraライセンス(Pro・電力版)をバインドすることで、Zenmuse L1でのデータ処理やL2で撮った写真データでの2Dオルソ構築や航空写真測量による点群作成機能等をご利用いただくことができるようになります。