ドローン操縦練習にフライトシミュレーター「Real Flight Evolution」が有効な10の理由
■はじめに
ドローンの操縦は簡単なように見えて難しく、初心者のうちは機体の姿勢制御機能や自動での離着陸、そして帰還機能に助けられながら飛ばしていることが多いでしょう。最近のドローンは非常に高性能で人間が飛ばすというよりも、ドローンに指示を与えて適切にオペレーションするというものになってきていますが、それでも自身でしっかりと機体をコントロールできなければ、ドローンを使ったさまざまなミッションをクリアできるものではありません。
昨今はドローン操縦士の国家資格にトライする方も増えており、ドローンステーションを運営するポラリスエクスポートのポラリスドローンスクールにも多くの方が参加して頂いております。
そんなドローンの操縦を覚えるために、非常に有効なのがフライトシミュレーターです。以前、このブログでも紹介したフライトシミュレーター「Real Flight Evolution」を題材に、フライトシミュレーターがドローンの操縦練習にどれだけ有効か、今回は紹介していきたいと思います。
※「Real Flight Evolution」の製品紹介やインストール方法は以前のブログ記事を参照ください!
理由1:24時間365日いつでも練習できる

「Real Flight Evolution」の良いところは、自分のペースで24時間365日いつでも練習できるところです。
ドローンを飛ばし始めた時やスクールに通った後は、どんどん練習してせっかくならった操縦方法を忘れないようにしたいところ。しかし、忙しい日中にまとまった時間を確保するのは難しく、やっと確保できたとしても雨や強風で飛ばせないことも考えられます。
その点、フライトシミュレーターなら、ちょっとした空き時間でも練習をおこなうことができます。仕事から帰ってきたリラックス時間でもいいですし、作業と作業と合間に飛ばしてみるのもいいでしょう。スティックワークを忘れないようにするため、毎日少しずつでもいいので練習を繰り返すことが大切ですが、その環境を「Real Flight Evolution」は作ってくれます。
理由2:万が一墜落しても問題なし!


実機のドローンで練習をしていると、やはり墜落が怖くなってしまうこともあるでしょう。機体が壊れてしまう可能性があるだけでなく、他人に迷惑をかけてしまう恐れもあるからです。
しかし、「Real Flight Evolution」なら例え機体が墜落してしまっても問題なし。スペースキーをひとつ押せばすぐにスタート位置にまっさらな状態で戻してくれます。これ活かして実機で初めてのスティックワークを試すのではなく、フライトシミュレーターで練習して、スティックと機体の動きが合っているか確認してから、本番に臨むのも良いのではないでしょうか?
ただし、いつでも戻せるからといって墜落慣れしないように注意が必要です。
理由3:多種多様な機体を飛ばせる!
今回の題材としている「Real Flight Evolution」にはさまざまなタイプのドローンが収録されています。一般的なクワッドコプターから、業務用と思われる大型のヘキサコプター、そして小型のFPVドローンまで多くのドローンがありますので、自分のフライトスタイルにあった機体や、練習したい内容に沿った機体を選ぶことができます。
ドローンは高価ですので、次々と新しい機体を購入するわけにはいきませんが、フライトシミュレーターなら最初から揃っているので、メインで練習する機体以外にも、自分で息抜き用に飛ばしてみたり、「Real Flight Evolution」ならラジコン飛行機やラジコンヘリも入っているので、それらを飛ばしてみるのも面白いのではないでしょうか?
理由4:さまざまなフィールドで飛ばせる!
こちらは③と同様に、「Real Flight Evolution」には多くの飛行場やフィールドが用意されています。何もない平野から空軍基地、風光明媚な海辺、そして体育館の中といったように、さまざまな場所で飛ばすことができます。
操縦の練習だけならばどこで飛ばしても一緒かもしれませんが、練習を繰り返す中でフィールを変更するだけで気分転換になりますし、普段飛ばせないようなシチュエーションで飛行できるのは非常に面白いはずです。
理由5:いろいろな練習モードが用意されている!
「Real Flight Evolution」にはドローン用のさまざまな練習モードが用意されており、それらを使って操縦を学ぶこともできます。自由に飛ばしてスティックワークを覚えるのもいいですが、与えられたミッションをひとつひとつこなしながら、確実にステップアップしていくのもオススメです。
練習モードはクリアすればするほどレベルが上がっていきますので、自然とうまくなっていくはずです。まずは、自動車の運転のようにひとつひとつの動作を考えずとも、自然と操縦ができるようになるまで飛ばしこみましょう
理由6:スティックワークを見てもらえる!
「Real Flight Evolution」にはプロポを画面に表示させて、ユーザーがどのようなスティックワークをおこなっているか見ることができます。これによって、先生役人に見てもらい、正しいスティックワークができているか見てもらうこともできます。画面に表示されたプロポは手元の操作とリニアに反応しますので、打ち間違いやスティックワークのコツなどを先生に教えてもらうのも上達への近道です。
理由7:夜間飛行の感覚を掴める!
「Real Flight Evolution」にはフィールドによって夜間の飛行が可能です。現在の航空法では夜間飛行は特別な申請が必要ですが、夜間飛行の感覚やイメージを掴むのであれば、まずはリスクのないフライトシミュレーター内で夜間飛行を試すのもひとつの手でしょう。
ご覧のように夜間モードでは周囲は暗いものの、ドローン自体は電飾が施され見やすくなっています。普段と異なるシチュエーションで、冷静に機体をコントロールできるか試してみてはいかがでしょうか?
理由8:さまざまなカメラアングルで練習できる!

「Real Flight Evolution」にはFPVモード(一人称視点モード)が搭載されています。レーシングドローンのみならず、通常のドローンでも機体のカメラから伝送されてきた映像を見ながら飛ばすこともあると思いますが、この練習も気軽におこなうことができます。一人称視点ならではの独特の感覚も丁寧に再現されていますので、FPVフライトの感覚を掴む上では非常に有効です。
それだけでなく、実機飛行機のようなコクピット視点での飛行や翼端からの視点など「視点」をいろいろな角度から見ることができるのも見逃せません。こういった視点変更はフライトシミュレーターの得意とするところですので、どんどん活用していきたいですね。
理由9:さまざまな飛行環境で練習することができる!
「Real Flight Evolution」では太陽の位置や風の向きや強さ、上昇気流などを細かく設定することができます。屋外で飛ばすドローンですので当然完全無風なことなどまずなく、さまざまな環境の中で飛ばさなくてはなりません。また、資格取得試験時もどういった環境になるかその日にならないとわかりません。そういったことを考えると無風の恵まれた環境ではなく、風向きや強さなどを変えながら練習することが大切です。
「Real Flight Evolution」では、そういった部分もしっかりと対応できるように設計されており、こういった機能を使うことで効率よく練習できるようになっています。細かく設定を変更しながら、「Real Flight Evolution」を使ってあらゆる環境に事前に触れておくようにしましょう。
理由10:自分でフィールドを作ることができる!
「Real Flight Evolution」にはフィールド作成機能があり、自由に飛行場を作ることができます。これを活用してポラリスドローンスクールでは画像のようにドローン操縦士の国家資格(無人航空機操縦者技能証明)用のフィールドを作成し、実際に受講者の皆様に使ってもらって練習の効率化を図っています。

このようにフィールドエディット機能を使うことで、試験会場を事前にイメージしながら操縦練習をおこなうことができるのは大きなメリットです。スティックワークを頭の中に叩き込むことができたり、自分が苦手な動きを確認して繰り返し
■まとめ
今回はドローンの飛行練習に最適なフライトシミュレーター「Real Flight Evolution」を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ドローンステーションを運営しているポラリスエクスポートでは、ポラリスドローンスクールにて受講者の方に「Real Flight Evolution」内に設置した国家資格(無人航空機操縦者技能証明)用のフィールド練習してもらうことで、より効率良く操縦の練習をおこなってもらえるような環境を整備しています。
ドローンの練習に最適な「Real Flight Evolution」。ぜひご自身のパソコンに導入してみてはいかがでしょうか?