「DJI Dock 4」登場!ドローンの自動運用がさらに進化!

2026年10月14日、DJIはドローンの自動運用を支える新システム「DJI Dock 4」を発表しました。DJI Dock 4は、ドローンの離着陸やバッテリー交換などを自動化し、遠隔地からの運用を可能にするドローン・イン・ア・ボックス型のソリューションです。
今回の新モデルでは、わずか25秒で完了する自動バッテリー交換機能を新たに搭載。さらに、組み合わせて使用する「DJI Matrice 5TD」には、可視光カメラや赤外線カメラ、LiDAR、ミリ波レーダー、AIによる物体検知など、多彩な機能が備わっています。
これらの進化によって、災害対応やインフラ点検、施設警備、測量など、幅広い分野でドローンの活用が期待されています。
本記事では、DJI Dockシリーズの概要からDJI Dock 4の主な特徴、具体的な活躍シーンまで詳しく解説します。
① DJI Dockシリーズとは?

DJI Dockシリーズは、ドローンの離着陸や充電、データ転送などを自動化し、現地に操縦者が常駐しなくても遠隔運用を可能にするシステムです。
一般的なドローン運用では、飛行のたびに機体やバッテリーを準備し、現場まで移動して作業を行う必要があります。一方、DJI Dockシリーズでは、あらかじめ設置したドックを拠点として、対応するドローンを遠隔から出動させることができます。
飛行後はドックに帰還し、機体の着陸やバッテリー関連の作業、データの転送などを自動で進められるため、繰り返し発生する点検業務や定期巡回の効率化に役立ちます。

また、DJIの運用管理プラットフォーム「DJI FlightHub 2」と連携することで、飛行計画の管理や遠隔からの映像確認なども行えます。現場に足を運ぶ回数を減らしながら、必要な情報を収集できる点が大きなメリットです。
これまでDJI Dockシリーズは、インフラ点検や測量、施設管理など、定期的な飛行が必要な業務を中心に活用されてきました。DJI Dock 4では、バッテリー交換の自動化によって連続運用への対応力が高まり、緊急時に迅速な情報収集を行う用途でも、さらなる活用が期待されます。
② DJI Dock 4の特徴
1. わずか25秒で完了する自動バッテリー交換
DJI Dock 4の大きな特徴は、バッテリーの自動交換機能です。従来のように充電が完了するまで待つのではなく、着陸したドローンのバッテリーを自動で交換することで、次の飛行に向けた準備時間を大幅に短縮できます。
バッテリー交換にかかる時間は約25秒です。DJIの公表値では、着陸からバッテリー交換を経て再離陸するまでの運用間隔も、条件下で45秒未満とされています。
組み合わせて使用するDJI Matrice 5TDは、1回の飛行で最大59分の飛行時間を実現しています。これにより、広範囲の巡回や緊急時の継続的な状況確認など、飛行と飛行の間に発生する待機時間を減らしたい業務に適しています。

2. 昼夜を問わない高性能な撮影・検知機能
DJI Dock 4と組み合わせるDJI Matrice 5TDは、複数のカメラやセンサーを搭載した産業用ドローンです。
可視光カメラに加えて赤外線カメラを備えており、通常の映像では把握しにくい設備の温度異常なども確認できます。さらに、可視光映像と赤外線映像を組み合わせる機能によって、設備の形状と熱分布を同時に確認することも可能です。
望遠カメラは、遠方の対象物を詳細に撮影する用途に対応しています。DJIの公表情報では、換算焦点距離252mmの望遠カメラにより、約400m先の対象物を捉えられるほか、条件によっては100m先の電線設備のボルトやピンなどの細部を確認できます。
また、夜間でもカラー映像を撮影できる機能や、最大3kmのレーザー測距機能を備えています。これらの機能は、夜間警備や災害現場の確認、電力設備の点検などで役立ちます。
3. AIと複数のセンサーによる安全性の向上
自動運用では、操縦者が機体の近くにいない状況でも、安全に飛行できることが重要です。
DJI Matrice 5TDには、ミリ波レーダー、LiDAR、全方向のビジョンセンサーが搭載されています。これらを組み合わせることで、障害物を検知しながら飛行するための支援を行います。細い電線など、目視での確認が難しい障害物への対応も考慮されています。
さらに、機体に搭載されたAIは、車両や船舶、動物など17種類の対象物をリアルタイムで検知できます。DJI FlightHub 2の機能と組み合わせることで、映像の中から特定の対象物を探すなど、状況把握の効率化も期待できます。
なお、障害物検知の性能は環境や飛行条件によって異なるため、導入時には現場の環境を踏まえた運用設計が必要です。
4. 厳しい環境や複雑な現場にも対応
DJI Dock 4は、マイナス40℃から50℃までの動作温度に対応しています。低温環境ではバッテリーを予熱し、高温環境ではドック内部の温度管理機能を利用することで、さまざまな気候条件での運用を支えます。
また、DJI O4 グラウンドステーションと組み合わせることで、建物や設備などの遮蔽物が多い場所でも、設置環境に応じた通信構成を検討できます。
機体には最大450gのペイロードを搭載でき、用途に応じてスピーカーやスポットライトなどのアクセサリーを組み合わせられます。撮影や点検だけでなく、現場への音声伝達や夜間の照明支援などにも活用の幅が広がります。
③ DJI Dock 4の活躍シーン
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1. 災害対応・緊急時の状況確認
災害発生時には、被害状況の把握や救助活動に必要な情報を、できるだけ早く収集することが重要です。しかし、道路の寸断や二次災害の危険などにより、地上から現場へ近づくことが難しいケースもあります。
DJI Dock 4をあらかじめ適切な場所に設置しておけば、遠隔からドローンを出動させ、現場の映像を迅速に確認できます。赤外線カメラやレーザー測距機能も活用することで、夜間の捜索や被害状況の把握を支援できます。
自動バッテリー交換によって次の飛行までの時間を短縮できるため、継続的な情報収集が求められる場面でも有効です。
2. インフラ・設備の点検
橋梁、送電設備、太陽光発電所、工場設備などの点検にも、DJI Dock 4の活用が期待されます。
人が近づきにくい高所や危険な設備周辺をドローンで撮影することで、作業員の負担や危険を軽減できます。望遠カメラで細部を確認したり、赤外線カメラで温度異常を調べたりすることで、設備の異常を早期に発見するための情報を収集できます。
定期的な飛行計画を組み合わせれば、同じ設備を継続的に撮影し、前回のデータと比較する運用にもつなげられます。
3. 工場・施設の警備や夜間巡回
工場、物流施設、発電所、広大な敷地を持つ施設などでは、敷地内の状況を継続的に確認することが求められます。
DJI Dock 4を活用すれば、決められたルートでの巡回や、異常が疑われる場所の遠隔確認を効率化できます。AIによる対象物の検知や夜間撮影機能を活用することで、車両や人などの状況確認を支援することも可能です。
ただし、AIによる検知だけで異常の有無を確定できるわけではありません。実際の警備業務では、映像を確認する担当者や、必要に応じて現場へ対応する体制と組み合わせることが重要です。
4. 測量・建設現場の進捗管理
建設現場や造成地では、地形や施工状況を定期的に記録することが、進捗管理や関係者間の情報共有に役立ちます。
DJI Dock 4を拠点とした自動運用により、決まったタイミングで現場を撮影し、データを収集する業務の効率化が期待できます。現場への移動や飛行準備の負担を減らしながら、継続的な記録を行える点がメリットです。
測量精度や取得できるデータの種類については、使用する機体やセンサー、解析ソフトウェア、飛行条件などを踏まえて検討する必要があります。
④ まとめ

DJI Dock 4は、自動バッテリー交換機能を新たに搭載し、ドローンの連続運用と迅速な出動を支援する自動運用システムです。
最大25秒で完了するバッテリー交換、最大59分の飛行時間を持つDJI Matrice 5TD、可視光・赤外線カメラやAIによる物体検知などを組み合わせることで、災害対応からインフラ点検、施設警備、測量まで幅広い用途に対応します。
特に、現場へ向かう前の状況確認や、定期的な巡回を効率化したい現場では、ドローンを単なる撮影機材としてではなく、継続的な情報収集を担う仕組みとして活用できる点が大きな魅力です。
一方、実際の導入にあたっては、設置場所や通信環境、飛行ルート、運用体制に加え、航空法などの関連法令や安全管理についても確認する必要があります。
今後、ドローンの自動運用がさまざまな業務に広がるなかで、DJI Dock 4は、作業の効率化と迅速な状況把握を支える新たな選択肢として注目される製品です。
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DJI Dock4に関するお問い合わせは、Dockシリーズの運用経験豊富なポラリスエクスポートまで!
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