初めてドローンで空撮する人必見!覚えておきたい基礎知識10選

近年、大きな盛り上がりを見せているドローンによる空撮。これまでドローンのいう単語くらいしか知らなかった層へも、その興味関心は間違いなく広がっており、ドローンで空撮をしてみたい、と思っている人は間違いなく多くなっています。

そこで今回は、これから初めてドローンで空撮にチャレンジしてみようと思っている人に、これだけは覚えておいて欲しい基礎知識を紹介していきたいと思います。最低限、覚えておいて欲しい基礎知識ですので、しっかりと頭の中に叩き込むようにしましょう。

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基礎知識①:航空法を覚えよう!

日本においてドローンは「無人航空機」として航空法の対象となります。ただし、対象となるのは飛行重量が200g以上の機体のみ。199g以下の機体は航空法の対象外ですのでご注意ください。

航空法では無人航空機の飛ばして良い場所や高度を細かく規定しています。この規定に則って飛行させなくてはいけません。また、飛ばして良い場所や高度だけでなく、やってはいけない飛ばし方についても規定されています。詳しくはイラストを見てもらえればわかると思いますが、こちらも細かく規定されていますので、遵守するようにしましょう。

なお、航空法で禁止されている場所や高度、飛ばし方をしたい場合は、事前に国土交通省航空局の許可を得る必要があります。許可は所定の資料を提出することで降ります。多少時間がかかることもありますので、早めに申請するようにしましょう。

基礎知識②:いきなり1人で飛ばさない

ドローンを初めて飛ばす際は、絶対に1人でやってはいけません。必ずドローンに慣れている人に横についてもらって、何かあった場合でも助けてもらえるような体制で練習するようにしましょう。中にはゲリラ的に1人で飛ばしてしまう人もいるようですが、慣れるまでは必ず先輩についてもらって、アドバイスをもらいながら練習するようにしてください。

基礎知識③:リポバッテリーの取り扱いに注意!

ドローンを飛ばす動力源として使われているリポバッテリー。しかし、取り扱い方を間違えると、すぐに膨らんできたり、発火したりする恐れがあります。

まず、リポバッテリーは衝撃に弱いですので、丁寧に扱うようにしましょう。また、暑い炎天下において置くのは非常に危険ですでので、必ずリポバッテリーバッグのようなものに格納しておくようにしましょう。逆に寒すぎるとリポバッテリーが活性化せず、本来の実力が出なくなります。こういった場合は、事前に暖めて、活性化するようにしてください。

また、リポバッテリーはケーブルの先端同士が触れ合うとショートしてバッテリーがダメになってしまいますので、持ち運び時や収納時は、必ず端子の先にキャップを取り付けるようにしましょう。

さらに、リポバッテリーは残りの容量を使い切ってしまうと壊れやすくなります。必ず25-30%を目安に容量を残してフライトを終えるようにしましょう。

リポバッテリーの充電に関しては次の項で紹介しますのでここでは割愛します。

基礎知識④:リポバッテリーの充電時の注意点!

リポバッテリーは充電中が最もトラブルが発生するタイミングになります。充電中はバッテリーの近くを離れないようにして、何かあった場合にはすぐに充電を中止できるようにしましょう。

多く見られるトラブルとしては、充電モードの間違いが挙げられます。これはリポバッテリーなのに、他のバッテリーモードで充電してしまった、というものです。最近の充電器はマルチタイプのものが多いので十分に注意しましょう。

充電はあまり急速充電するのはよくなく、必ず1C充電を守るようにしましょう。また、使い終わったリポバッテリーは充電器のストレージモードなどを使って、電圧をストレージ電圧まで下げて安全に保管するようにしましょう。

基礎知識⑤:飛行前に周囲の安全をチェック!

いよいよドローンを飛行することになったら、まずは離陸させる前に周囲の安全を十分に確認するようにしましょう。特に人や自動車といった動くものについては、刻々と状況が変わりますので注意が必要です。

周囲の安全がきちんと確認できたらいよいよ離陸してフライト開始です。飛行中は機体の動きを追いかけるのに夢中になってしまうはずです。なので、隣にもうひとり立ってもらって自動車が接近している、とか、人が歩いて来ている、といった情報を教えてもらうようにしましょう。

基礎知識⑥:強風時は無理をしない

最近のドローンは、非常に安定感がよく、小型のドローンでも多少の風ならば十分に飛ばせてしまう実力を持っています。

一方で、いくら小型ドローンの性能が向上したからといって、あまりの強風下で飛ばそうとすると、機体はあっという間に舞い上がってしまい、コントロール不能になって風に流されてしまいます。こうなると元の位置に戻すのは至難の業で、機体がロストしてしまう可能性も高くなります。ただロストするだけならばまだいいのですが、自動車や家屋、人などに当たってしまっては大変です。ですので、小型から大型まで、ドローンを飛ばす際は強風下では無理しないようにしてください。

基礎知識⑦:空撮時のマナーについて

さて、いよいよドローンを使って空撮をおこなう準備が出来たら実際に撮影してみましょう。その際に注意したいのは撮影のマナーを守ることです。例えばドローンがあると、家の上空を撮影することができます。しかし、中には上空からの撮影されることを好まない人もいることでしょう。美しい風景を撮影する際はあまり問題にはなりませんが、たしかに自分の自宅を上空からドローンで空撮されると、何か嫌なものを感じるかもしれません。ドローンで空撮をおこなう際は安全はもちろん、他人のプライベートに侵入しないようにして楽しみましょう。

基礎知識⑧:空撮時のカメラ設定について

まず、よくやってしまうのがSDカードを挿入しないで上空へ行ってしまい、一切空撮の記録が残ってない、というトラブルです。最近ではスマートフォンのアプリ内にSDカード未挿入などの注意換気が表示されるようになっていますので、気づくとは思いますが、十分に注意してください。

また、上空でカメラを動かす(ジンバルを操作する)場合、初心者ですといきなり舵を大きくきってしまい、後で見るとカメラがグルグルと高速で動き回ってしまい、見ていて気持ち悪くなってしまう場合があります。美しい空撮を実現するには、カメラ操作をゆっくりとすることで本物のカメラマンのような映像を撮影することができるでしょう。

基礎知識⑨:飛行後のチェックも入念に!

無事にフライトが終了したら、そのまましまうのではなく、しっかりと飛行後のチェックもおこないましょう。まずは外観を見て、どこか不具合がおこっているところはないかチェックします。特にプロペラの破損は飛行の安定度につながりますので、もし破損してしまっていたらすぐに交換するようにしましょう。

また、リポバッテリーも機体をしまう前に必ず充電器の機能を使ってストレージ電圧まで下げて(もしくは上げて)安全な電圧で収納するようにしましょう。

基礎知識⑩:保険に加入しよう!

ドローンを飛ばす際は、万が一に備えてドローンの保険に加入しましょう。DJIの機体ですと購入時に保険がかかるものもあったりしますので、内容を良く確認しておきましょう。

ドローンの保険は、自分の機体にかけるものと、ドローンが墜落して他の人の自動車や家屋を壊してしまったり、他の人を負傷させてしまった場合に支払われるものと2種類あります。保険加入は任意となっていますが、必ず民間のドローン保険に加入して、安心して飛ばせる環境を整えておくことが重要です。

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