あなたに最適な機体はこれだ!DJIドローン購買ガイド!
世界のドローンシーンをリードするDJI。このメーカーのドローンは現在世界各国で多く飛行しており、その活用シーンもホビーとしての空撮だけでなく、産業用途の空撮や農業分野での農薬散布や精密農業での活用、測量、インフラ点検、災害対策と多岐にわたるようになってきまいした。
そんな風にドローンが日常の世界に入り込んでくると、「ドローンを飛ばしてみたい!」「空撮を試してみたい!」と考える人も多くなってくるようです。そこで今回は幅広いラインナップを誇るDJIドローンの中で、自分に合ったドローンを選べるように、各機体の特徴をわかりやすく紹介していきたいと思います。
①インドアで楽しめる初心者向け小型ドローン「Tello」
DJIのフライトコントロールのテクノロジーを搭載した手のひらサイズのドローンが、RizeTechの「Tello」です。発売以来、多くのユーザーがこのドローンからデビューを果たした初心者向けのドローンで、非常に軽量で扱いやすく、気軽に飛ばすことが可能です。
機体には機首部分に720p対応のカメラが搭載されており、無料のアプリをスマートフォンにインストールすれば簡単にFPVフライトをすることも可能です。
そしてこの機体の凄いところは、DJIのフライトコントロール技術が搭載されたことで、非常に安定感良く、初心者でも安心して飛ばすことができる機体に仕上がっている点です。飛ばしてみるとわかりますが、ビジョンポジショニングシステムにより、インドアならばホバリングは微動だにしない安定感がありますし、操作性も素直の一言です。
また、手のひらからトスすると離陸したり、スマホの画面をスワイプするとフリップしたり、バウンスしながら自動飛行したりするなど、手のひらサイズの機体と思えないほど高性能なものとなっています。
②本格的な空撮ドローンの第一歩「DJI MIni2」
①で紹介した「Tello」でドローンを飛ばす面白さを知ってしまったら、今度はもっと本格的なドローンで空撮をしてみたくなるかもしれません。そんな人にオススメしたいのが「DJI Mini2」です。
2020年に発売されたこのドローンは、総重量199gと航空法の規制対象外ながら、4Kでの動画撮影が可能な本格派となっており、空撮を楽しむドローンとしては最小サイズながらその性能は非常に高いものとなっています。
カメラは「Tello」と異なりジンバルに付けられていますので非常に安定したブレのない映像を撮影することができます。画質も4K30fpsでの撮影が可能で、非常に滑らかで美しい映像を撮影することができます。
また、ズーム撮影や6種類のクイックショット撮影、広角、パノラマ撮影などさまざまな映像を簡単に撮影することができるのもこの機体の特徴で、トイドローンとは違った本格的な撮影をおこなうことができます。
美しい空撮映像を撮影したくなった人に、その第一歩としてぜひオススメな機体が、この「DJI Mini2」といえるでしょう。
③映像にこだわりを持つようになったら「Mavic Air2」
映像の質にこだわりを持って撮影したくなってきたら、もうひとつ上のランクの機体を飛ばしていきましょう。DJIの傑作機「Mavic Air2」は、折りたたみ構造による高い携帯性と高い飛行性能と空撮性能で人気の機体です。
カメラは1/2インチイメージセンサー搭載で、48MPの静止画と4K60fps動画を撮影可能。さらに8Kハイパーラプスやさまざまなクイックショット、そしてHDR写真や動画、パノラマも撮影できるなど、まさにフライングカメラといえるような性能となっています。
また、飛行性能、特に安全性能も高いものがあります。「Mavic Air2」は、前方・後方・下方の3方向で障害物を認識しつつ、その回避を機体が回避してくれます。この障害物回避システム「APAS3.0」により、複雑な飛行の際も安心して飛ばすことができることでしょう。
飛行時間も約34分と非常にロングフライトが可能となっており、アウトドアで偶然出会った景色を撮影しようとした際に、バッテリー切れを起こすことなくいつでも機体を起動することができるのがありがたいところです。
このように「Mavic Air2」はスマートに美しい映像を撮影できる機体となっており、コストパフォーマンスに優れたこともあり、中級者にぜひ体験してほしい性能を持っている機体といえるでしょう。
④プロの現場でも活躍できる空撮ドローン「Mavic2」
一般向けのDJIドローンの中で最高峰となるのが「Mavic2」です。「Mavic2」には「Mavic2 Pro」と「Mavic2 Zoom」の2種類がラインナップされています。
「Mavic2 Pro」は高級カメラメーカーであるハッセルブラッド社製の超高画質カメラを搭載。20MP1インチCMOSセンサーを搭載し、他の機種とは一線を画した精緻で美しい映像を撮影することができます。
一方、「Mavic2 Zoom」は12MP1/2.3インチCMOSセンサー搭載。この機体には24-48mm光学ズームカメラが採用されており、ロスレス4倍ズームでフルHD動画を撮影することができます。被写体に近づくことなく撮影できるのは大きなメリットであり、この機体の真骨頂といえるところです。
カメラ以外は共通のものとなっていますが、その中で注目は「Mavic2」自慢の全方向障害物検知ではないでしょうか。・障害物検知機能であるフライトオートノミーが進化し、ついに全方向に障害物検知機能が付くようになりました。また、APASも搭載されているので機体が自分で障害物を回避できるようなフライトコースを自動で計画してくれます。
もちろん、被写体を追いかけるアクティブトラックやさまざまなクイックショット機能、パノラマ撮影なども搭載されており、オリジナリティ溢れる撮影を安全かつ簡単に、そして高画質に撮影することができるのです。
「Mavic2」をベースにした産業用の機体も発売されているほど、これまでの機体とは違ったハイエンドの性能はプロの現場でも通用するものとなっています。ぜひ、最高峰ドローンの性能を味わってみてはいかがでしょうか?