~ DJI OSMO POCKET vs POCKET 2 ～変更点などを徹底比較

2020年12月19日

DJI Pocket 2はポケットサイズのメカニカルジンバルカメラです。初代Pocketから2年が経ち様々なスペックがアップグレードされており、小さな本体でも様々な用途で使用できるパフォーマンスを発揮してくれます。
今回はこちらの新しく発売されたPocket2と従来品のOsmo Pocketの様々な違いを比較しました。

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①画角の違いの比較

Osmo Pocket では画角が26mmだったので背景がしっかりおさまらなかったりと臨場感のある映像の撮影がなかなか難しかったと思われます。その為、Osmo Pocketでは画角の広いコンバーターレンズを使われる人も多くいました。
写真でもわかるようにPocket 2では画角が20mmになりより広く映像を撮ることが可能になりました。さらにCreator コンボの付属品の広角レンズを使用することで15mmまでになります。これほどの画角があれば、自撮りの際も顔が見切れたりすることなく、快適な撮影ができるようになりました。初代Osmo Pocketで画角の狭さに悩まれていた方々が多かったので、今回の画角のアップグレードは一番といってもいい変更点になります。

②CMOSセンサーのアップグレード

今回CMOSセンサーが1/2.3インチから1/1.7インチまでアップグレードしたことでしっかりと解像度も保つことができます。センサーサイズが大きくなるとボケやすくなるので、より芸術的な写真撮影もできます。さらに個々の画素面積が大きくなるため、より多くの光量を受けることができ、夜間での撮影も十分可能になりました。

③最大8倍ズーム機能の追加

Osmo PocketではZoom機能が付いておらず遠くのものを撮りたい場合には近づく以外に方法がありませんでした。しかし今回のPocket 2では最大8倍ズームまでできるようになり、
さらにCMOSセンサーが1/2.3インチから1/1.7インチまでアップグレードしたことでしっかりと解像度も保つことができます。しかしズームの利用には条件があり、2倍ズームは４K動画撮影、3倍ズームは2.7K動画撮影、4倍ズームは16MP写真撮影及び1080p 動画撮影、
8倍ズームは６４MP写真撮影となります。

④ほかにもさまざまな新機能を比較しました

まずは今回のPocket2では手に取ってから撮影を始めるまでの時間が早くなりました。
初代Osmo Pocketでは起動時間が約23秒のところPocket2では約18秒まで早くなりました。
さらにPocket2ではわざわざ電源を落とさずにスリープモードを活用することで最短約2秒で撮影ができるようになりました。
またHybrid AF2.0の機能を使うことができるので、ピンボケを心配することなく今まで以上に正確で素早い撮影を楽しむことができます。
下記のスペックシートにて、ご紹介した変更点以外の改善点をご確認いただけます。

	OSMO Pocket	Pocket 2
サイズ	121.9×36.9×28.6 mm	124.7×38.1×30 mm
重量	116 g	117 g
カメラセンサー	1/2.3インチ CMOS 有効画素数：12M	1/1.7インチ CMOS 有効画素数：64 MP
レンズ	FOV:80° F2.0 版換算：26mm	FOV 93°、F1.8 焦点距離：20 mm（35mm判換算）
ISO感度	写真:100 ～ 3200 動画:100 ～ 3200	静止画：100～6400 (16 MP)、100～3200 (64 MP) 動画： 100～6400 スローモーション：100～3200
最大静止画サイズ	4000×3000 ピクセル	9216×6912 ピクセル
動画解像度	4K Ultra HD：3840×2160 24/25/30/48/50/60p FHD：1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p	4K Ultra HD: 3840×2160 @ 24/25/30/48/50/60fps 2.7K: 2720×1530 @ 24/25/30/48/50/60fps FHD: 1920×1080 @ 24/25/30/48/50/60fps