DJI「PHANTOM」進化の歴史【後編】
2012年に発表された第1作目から早くも6年目に突入したこの人気シリーズは、新作を出すたびに新しいテクノロジーを搭載し、これまで以上に美しく鮮やかな空撮映像を撮影できるようになってきました。
今回は、この「PHANTOM」シリーズを振り返りながら、DJIの空撮ドローン進化の歴史を振り返る後編。いよいよ傑作機「PHANTOM 4」の登場です。
⑦PHANTOM 4
2016年に発表された「PHANTOM 4」は機体のデザインが大きく変化し、よりスタイリッシュに。さらに前方に障害物回避センサーを搭載し、障害物を避けるように飛ぶことができるようになり、「アクティブトラック」や「タップフライ」といったフライトモードも搭載されるようになりました。また、カメラも4K30フレーム/秒に対応。より鮮やかで美しい空撮が楽しめるようになりました。
⑧PHANTOM 4 Pro
2016年に発表された「PHANTOM4」のパワーアップ版です。新たに側面と後方にも障害物検知と回避をおこなうセンサーを搭載されたことで5方向の障害物を検知し、4方向の障害物を回避。カメラは2000万画素1インチのものを採用し、さまざまなフライトモードを駆使して美しい空撮が楽しめるようになりました。
⑨PHANTOM 4 Pro+
こちらも2016年に発表されたもので、送信機と一体化したディスプレイが付いているモデルです。高輝度ディスプレイは屋外でも見やすく、飛行中に電話が来ることもなく、空撮に特化した作業をすることができ、まさに空撮をおこなうための理想的な環境ができあがっています。フードなしでも屋外で見やすい高輝度ディスプレイは一度使ったら手放せなくなることでしょう。
⑩PHANTOM 4 Advanced
2017年に発表されたシリーズ最新機種です。2000万画素1インチカメラを搭載し、障害物検知用の2つのセンサーを除外したことでコストパフォーマンスに優れた機種となっており、ドローンを使った本格的な空撮にステップアップしてみたいユーザーに最適。他にリモートコントローラーの5.8GHz対応がなくなっただけのことを考えると、非常にお買い得な機体と言えるのではないでしょうか。
このようにたった6〜7年ほどの間に凄まじい進化を遂げたDJI「PHANTOM」シリーズ。今からこの機体の新作の登場が待ちきれないですね。