「Japan Drone2018」徹底レポート!その①

2018年3月30日

今年で3回目となるドローンに特化した国際展示会「Japan Drone 2018」が、3月22日~24日にかけて千葉県にある幕張メッセで開催されました。「進化を続けるドローンの祭典」と名付けられた今回のショーは、国内外から多くの出展者が集まり、産業用ドローンの勢いを感じさせる展示会となりました。それではさっそく気になる「Japan Drone 2018」を見ていきましょう!

①DJI JAPANブース

まず始めに見ていきたいのはやはりDJIですよね。今回も大きなブースを出展し、集客力ではダントツでナンバーワンだったのではないかと思うくらい、常に人で溢れていました。今回はDJIのプラットフォームを活用した各社の機体が事例として多く展示していました。それでは注目のアイテムを見ていきたいと思います。

「EXPLORE1」+「EDGE1ステーション」

この機体はDJIのフライトコントローラーを搭載し、アメリカのSKYCATCH社の地形測量や3Dマッピングサービスと連携が可能な高精度を誇る測量用ドローン。建設機械の最大手であるコマツが進めている「スマートコントラクション事業」をおこなうための機体で、DJIが協力パートナーとしてカスタマイズしたドローンです。建設現場において上空から評定点なしで高精度な測量が可能な機体となっており、現場における日々の作業進捗状況を管理、アップデートできる機体となっています。機体のベースは「Matrice100」となっており、ドローンが得た情報を地上に置いたSKYCATCH製ベースステーション「EDGE1」に送り、「EDGE1」に搭載されたコンピューターでその場で3Dモデルに処理できるところに特徴があります。コマツは一気にこの機体を1000機発注したと報道されています。

「AGRAS MG-1」+「GS110」

2年前に農業分野にも進出したDJIですが、農薬散布用プラットフォーム「AGRAS MG-1」に粒剤散布装置「GS110」を取り付けたモデルも展示されていました。この「GS110」は、液剤散布用の「SS210」と付替えが可能で、容量は10kg。散布幅は4Mで1フライトにつき1ヘクタール散布ができるとのことです。今後、大区画化が進むと言われる農業分野においてもドローンの存在価値は高まっていくことでしょう。

「MATRICE600 Pro」+「DRONE LIGHTING」

こちらはDJI「MATRICE600Pro」に、STRATUS LEDS社のAERIAL ARRAYという高輝度LEDを6灯装備したアマナビ製の機体。ドローンに搭載するために軽量なユニットを開発し、さらに取り外すこともできるそうです。その明るさは6灯で78000ルーメンと非常に高く、夜間における飛行時に大きな力をとなってくれるのではないでしょうか。

「DJI BATTERY STATION」

DJIのINSPIRE2用バッテリー「TB50」を同時に8本まで充電できる充電ステーションです。普段はキャスター付きのカバンのように持ち運ぶことができ、最大で12個の「TB50」を収納できます。多くのバッテリーを使うプロの現場には欠かせないアイテムですね。

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さて、次回はあの有名モバイル会社のブースや、ドローン分野におけるバッテリーメーカーとして名を馳せるあの企業のブースを見てみたいと思います!お楽しみに♪