DJI「PHANTOM」進化の歴史【前編】

2018年3月23日

2012年に発表された第1作目から早くも6年目に突入したこの人気シリーズは、新作を出すたびに新しいテクノロジーを搭載し、これまで以上に美しく鮮やかな空撮映像を撮影できるようになってきました。

今回は、この「PHANTOM」シリーズを振り返りながら、DJIの空撮ドローン進化の歴史を2回に分けて見ていきたいと思います。

①PHANTOM

2012年に登場したシリーズ最初の機体「PHANTOM」。まだカメラは搭載されておらず、ジンバルではなくカメラを置く台が付属していただけでした。しかし、この時点で既に非常に高い機体制御機能を有しており、それまでのラジコン用ジャイロとは比べ物にならない安定感を備えていた画期的な機体として注目を集めました。

②PHANTOM2

2014年に登場したシリーズ2作目は、アクションカメラGoPro「Hero」を搭載できるジンバルとの組み合わせて大人気となり、一気にDJIとPHANTOMという名前が世に広まりました。同じタイミングで「GoPro」の人気に火が付いたのも幸いで、ドローンを使った空撮を一気に世に広めた衝撃作でした。

③PHANTOM2 Vision+

2014年に登場した「PHANTOM2」のバージョンアップ版は、DJIオリジナルのカメラを搭載し、スマートフォンのアプリで簡単にFPVが楽しめるようになった革新的な機体です。この機体からDJIはカメラも独自のものを装備するようになり、現在につながる「PHANTOM」シリーズの基礎が作られた機体といえるのではないでしょうか。

④PHANTOM3 Profesional

2015年に発売された本機は、4Kカメラを搭載し、ビジョンポジショニングシステムを搭載、インテリジェントバッテリーを採用するなど、現在の「PHANTOM」に一気に近くなった機体。この機体は同時に「プロフェッショナル」と「アドバンス」の2機種がラインナップされました。

⑤PHANTOM3 Advanced

「PHANTOM3」はリリース時に2機種がラインナップされており、こちらはカメラがフルHD対応で価格もややリーズナブルな設定のもの。「プロフェッショナル」では性能的にも価格的にも悩んでしまうライトユーザーをターゲットにした機体で、これでも充分美しい空撮が楽しめました。

⑥PHANTOM3 Standard

こちらは「PHANTOM3」廉価版の「スタンダード」。2.7Kカメラを搭載し、送信機もスタンダード仕様に変更されているなど、リーズナブルながらこの時点では非常に高い空撮性能を持った機体となりました。

【後編】では最新機種「PHANTOM4」のラインナップを見ていきます!お楽しみに!

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