「Japan Drone2018」徹底レポート！その③

2018年4月4日

今年で3回目となるドローンに特化した国際展示会「Japan Drone 2018」が、3月22日～24日にかけて千葉県にある幕張メッセで開催されました。「進化を続けるドローンの祭典」と名付けられた今回のショーは、国内外から多くの出展者が集まり、産業用ドローンの勢いを感じさせる展示会となりました。今回はそんな「Japan Drone2018」徹底レポートの第3回目。話題のドローン企業の機体を見ていきたいと思います！

①双葉電子工業/O.S.ブース

ラジコン業界ではその名を知らない人はいないFutabaこと双葉電子工業と、模型用エンジンの世界では非常に有名な小川精機（O.S.）が今年も一緒にブースを展開。産業用ドローン向けのプロポはもちろんのこと、最近では産業ロボット用のサーボも多く売れているとのこと。さらにO.S.は産業用ブランド「O.S.Professional」を展開。世界的に注目されているUAV用のエンジンやエンジンコントロール装置などを展示し、注目を集めていました。

上の写真は液面センサーを搭載したO.S.のUAV向けガソリンエンジン。燃料の減りを感知してくれるセンサーは、タンクに穴を開けて取り付けることができます。

②マクセルブース

ドローン向けのインテリジェントリチウムイオン電池パックを、多くの実例とともに展示したのがマクセルブース。数多くの実証実験機に搭載されるインテリジェントリチウムイオン電池は、その性能をフルに活かし、多くの実証実験を成功に導いてきました。この電池は飛行時、充電時、保管時に発煙が1度もないような設計となっており、その信頼性の高さから多くの機体で採用されているようです。ブースは機体展示エリアだけでなく、隣にはデモフライトスペースも設置。マクセル電池搭載の機体による迫力のデモフライトを披露してくれた。

③田中電気ブース

そのノウハウを活かした監視用ドローンとして注目が集める田中電気の「PARK」。7日間連続飛行が可能な有線でつながれた全天候型ロボットのひとつであり、イベントや監視業務の中でその存在感を見せつけてくれるに違いないでしょう。

④ブルーイノベーションブース

主催であるJUIDAの事務局も務めるブルーイノベーションブース。今回は大成株式会社、NTT東日本らと共同で開発した「T-FREND」を披露。この「T-FREND」は、社員の健康管理維持、働き方改革の一貫として、ドローンによるオフィス内巡回システムとして発表されており、操縦者やGPSに頼らない自律飛行システムを構築し、高度なセキュリティ画像システム等、最新技術を搭載したドローンとして大きな注目を集めていました。