知っているとちょっと便利!?役にたつプロポの便利機能
フライヤーとドローンの間をつなぐものとして非常に重要なプロポ。これまで数度に当たって新しいテクノロジーが投入され、現代のプロポは一昔前とは比べ物にならないほど優れた製品となりました。
そんな中、ドローン初心者の中には意外とプロポの機能について知らない人も多くいるのが事実です。数多くの機能が搭載されている現代のプロポ。知っていると便利な機能も多くありますので、今回はドローン初心者でも使える便利機能をいくつか紹介していくことにしたいと思います。
なお、今回紹介する機能についてはすべてのプロポに付いているわけではありませんので、その点は購入時によく確認してください。
①タイマー機能
プロポで便利な機能のひとつにタイマー機能があります。これはひとつのスイッチにタイマーのオンオフ機能を割り当てておいて、フライト開始時にオンにすると飛行時間が分かるようになります。最近のドローンではアプリ側で分かるものもありますが、レーシングドローンのようなカスタマイズした機体を飛ばす場合にフライト時間が分かると、そこから残りのバッテリー容量をおおよそですが計算できるので、バッテリーを使い切るような事態を避けることができます。
②背面スライドレバー
Futaba「32MZ」など、ハイエンドプロポには、筐体の裏側にスライドレバーが用意されており、このスライドレバーがドローンの操縦に絶妙にマッチします。といっても、ドローンそのものの操縦ではなく、ドローンに搭載されたカメラジンバルの操作に使えるのです。
空撮をおこなう際、オペレーターは理想の画角で撮影するために、カメラジンバルの左右の向き(パン)や上下の傾き(チルト)を調整します。この際に便利なのがスライドレバーです。筐体の裏側になるのでちょうど人差し指で操作できる位置にあり、微妙な操作を直感的におこなえるため、理想の位置にカメラジンバルを持っていくことができます。スライドレバーにこの機能を割り当てている人も多く、前面上部のツマミレバーより背面のスライドレバーがオススメです。
③オプションのショートスティック
フライヤーとプロポをつなぐアイテムとしてスティックが挙げられます。フライヤーの微妙なスティックワークを再現してドローンに伝えるスティックは実は非常に重要なアイテムのひとつです。
そんなスティックですが、日本人にとっては若干長めに感じることはないでしょうか?欧米人にも合うように設計されているのか分かりませんが、若干長めなので指が届きにくい、と感じる人も多いようです。ての小さい人が長いスティックを無理やり使うと、スティックを十分に倒しきれなくなる可能性もあり、特に瞬間的な操作が求められるレーシングドローンなどでは、それは大きなハンデとなってしまいます。
そこでオススメなのが、メーカーから発売されているオプションのショートスティックです。スティックの長さを短くすることができるので、手の小さい人でもコントロールしやすくなり、十分にスティックを倒しやすくなるだけでなく、長さが短いためより細かいコントロールができるようになります。
また、フライヤーによっては、スティック先端の切り込みが、標準よりもさらに鋭利なものを好む人もいます。オプションスティックの中には、押さえているだけで痛そうな尖ったスティックも発売されており、こういったスティックを装着している人も多いです。指先で微妙なコントロールをするのに、尖ったタイプが良いらしく、このあたりは好みで付け替えるのがいいでしょう。
④テレメトリーセンサー
これはプロポだけでなく、受信機やセンサーも関連したものですが、機体にさまざまなセンサーを搭載することで、上空の機体の状況をリアルタイムに把握することができるようになります。
例えば、上空でのスピードや高度、バッテリー容量といったデータです。このようなデータが上空からプロポに送られてきて、数値で見ることができるようになります。これにより地上から見て判断していたのを、数値で判断できるようになりますので、より安全に飛ばすことができるようになることでしょう。
なお、テレメトリーセンサーは、そのシステムに対応しているプロポのみで使えるものとなります。購入時にプロポと受信機でテレメトリーセンサーが使えるものを選ぶようにしてください。
⑤まとめ
今回はこれまであまり紹介してこなかったプロポ周りの便利な機能を紹介してきました。現代のプロポは非常に高性能かつ多機能なものとなっており、そのすべてを使いこなすのは難しいですが、いくつか便利な機能を知っているだけでフライトがグッと楽しくなります。ぜひ試してみてください!