DJI最新空撮ドローン「DJI Mavic3」と「DJI AIR 2S」「DJI MINI2」を比べてみた!

昨年4月に当ブログで公開した「最新機「DJI AIR 2S」と「Mavic2 Pro」「DJI MINI2」を徹底比較してみた!」は、非常に好評頂き、現在でも多くの方に読んでいただいている記事になりました。

あれから約9ヶ月。その間にDJIは新たに「DJI Mavic3」をリリース。そのニュースは瞬く間に世界に拡散されました。

そこで今回は現在のDJI空撮ドローン3兄弟とも言える、「DJI Mavic3」と「DJI AIR 2S」「DJI MINI2」を徹底的に比べていきたいと思います。非常に多機能なDJIのドローンですが、比較することでその機体の良さが見えてくるはずです。それでは早速見ていきましょう。



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①機体サイズと重量の違い

まず、3機の機体サイズと重量の違いから見ていきましょう。Mavicシリーズですので、アームを折りたたみできますが、今回は3機ともアームを広げた状態でのサイズで比較していきたいと思います。

【機体サイズ、展開時(プロペラ含まず)】

DJI Mavic3:347.5×283×107.7 mm
DJI AIR 2S:183×253×77 mm
DJI MINI2:159×202×55 mm
(長さ×幅×高さ)

機体サイズは上記のようになっています。最新の「DJI Mavic3」は、前作「Mavic2」からもさらに大きくなっています。一方でこのように比較してみると「DJI MINI2」のコンパクトさが良くわかります。そのちょうど中間が「DJI AIR 2S」といったところになりますね。

【離陸重量】

DJI Mavic3:895g(Cine Modelは899g)
DJI AIR 2S:595g
DJI MINI2:199g

離陸重量は機体サイズによって大きく異なっていることが分かります。「DJI Mavic3」は895gと、前作「Mavic2」より若干軽くなっています。注目すべきはやはり「DJI MINI2」で航空法対象外(※2022年1月現在)となる199gは見事なもの。持ってみると、片手で軽々と運べてしまうほどで、どこへ持っていくのも非常に便利です。

②カメラスペックの違い

続いて空撮ドローンで非常に重要なカメラのスペックを比較していきます。

【カメラセンサー】

DJI Mavic3:4/3インチCMOSセンサー(有効画素数20MP/Hasselbladカメラ)
DJI AIR 2S:1インチCMOSセンサー(有効画素数20MP)
DJI MINI2:1/2.3インチCMOSセンサー(有効画素数12MP)

前回の比較では「DJI AIR 2S」が「Mavic2」と同じサイズのセンサーを搭載しており、ミドル機ながらハイエンド機と変わらぬスペックを有している点が注目と書きましたが、新型機「DJI Mavic3」では、さらに大きい4/3インチCMOSセンサーを搭載。さらにビジュアルカメラと望遠カメラをひとつのユニットに格納し、双方使い分けながら撮影ができるようになりました。カメラだけでも非常に進化を感じさせる「DJI Mavic3」です。

【動画解像度】

DJI Mavic3:5.1K50fps、DCI4K60fps
DJI AIR 2S:5.4K30fps、4K60fps
DJI MINI2:4K30fps、2.7K60fps

次に動画解像度ですが、最新の「DJI Mavic3」では5.1K50fpsでの動画撮影が可能です。さらに「DJI Mavic3 Cine」モデルでは、Apple ProRes 422 HQコーデックに対応し、群を抜いた細部まで美しい映像を撮影することが可能です。一方で「DJI AIR 2S」は、30fpsながら5.4Kでの動画撮影が可能となっており、こちらもミドルクラスドローンながら優れたスペックを誇ります。また、「DJI MINI2」は小型機と言いながら4Kでの撮影が可能なことも見逃せないポイントです。

【絞り】

DJI Mavic3:F2.8~F11
DJI AIR 2S:F2.8
DJI MINI2:F2.8

カメラスペックの中で気になるのが「絞り」です。ここは前回と変わらず上位機種である「DJI Mavic3」が幅広い絞りが調整可能となっています。一方、他の2機種は固定となっています。

③飛行性能の違い

ここからは機体の飛行性能について比較していきたいと思います。

【リポバッテリースペック】

DJI Mavic3:4セル5000mAh
DJI AIR 2S:3セル3500mAh
DJI MINI2:2セル1065mAh

「DJI Mavic3」のリポバッテリーは前作からさらに容量が増えています。それでも機体重量は減っていますので、他の部分で軽量化を図っていることになります。「DJI MINI2」に関しては、199gという重量を維持するために、バッテリーの容量を削っているようで、ここはどうしてもトレードオフになってしまうだけに仕方ない部分です。むしろ、それよりも航空法対象外にするほうを優先としたのでしょう。

【無風時の最大飛行時間】

DJI Mavic3:46分
DJI AIR 2S:31分
DJI MINI2:18分

続いて無風時の最大飛行時間の比較です。「DJI Mavic3」は前作の31分から大幅に長くなり、46分となっています。バッテリーの大容量化とモーターなどの効率性が向上した結果と言えます。「DJI AIR 2S」も優秀で決して大きくない機体ながら、30分以上の飛行時間を確保しています。

【障害物検知】

DJI Mavic3:前方、後方、側面、上方、下方全方向
DJI AIR 2S:前方、後方、上方、下方
DJI MINI2:下方

次に障害物検知性能です。「DJI Mavic3」には前作同様全方向の障害物検知システムが搭載されています。また、アドバンスドRTHやAPSA5.0など、自動帰還や自動での障害物回避の機能がパワーアップしているのが特徴です。

【動画伝送システム】

DJI Mavic3:最大8km(日本仕様)の1080p動画伝送
DJI AIR 2S:最大8km(日本仕様)の1080p動画伝送
DJI MINI2:最大6km(日本仕様)の1080p動画伝送

最新機である「DJI Mavic3」には「O3+」映像伝送システムが搭載され、1080p/60fpsの高画質で最大8km(日本仕様)の映像伝送が可能です。また、「DJI AIR 2S」も「O3」映像伝送システムが搭載されており、ほぼ同様のスペックを有しています。

④まとめ

今回はDJIの最新空撮ドローン3機を比較してきましたが、いかがでしたでしょうか?昨年発売された「DJI Mavic3」は、あらゆる面で前作「Mavic2」や、他の2機を上回るスペックを持っています。

ただ、他の2機についても、価格面を考えると十分すぎるほど優秀なスペックとなっています。後は個人のスキルやフライトシーン、そして活用の仕方によって最適な機体を選ぶことが大切です。ぜひその参考にして頂ければ幸いです。



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