リポバッテリーの安全な取り扱いと充電について

2020年6月11日

ドローンが世界中の空を飛ぶようになって数年が経過しますが、現在飛んでいるドローンのそのほとんどは動力源としてリポバッテリーを使用していることは皆さんもご存知のことでしょう。

RC飛行機やRCヘリの世界では15年前ほどから使われ始めたリポバッテリーですが、最初は高価な割に品質もイマイチだったものの、数年でリーズナブルで高性能なものが登場するようになり、一気に大型機でもリポバッテリーを使った電動機として飛ばすことができるようになりました。

そんなリポバッテリーですが、非常に便利な反面、一度でも取り扱いを間違えると発火の危険性があるなど、正しい知識を持って使用しないと危険な状況に陥る可能性もあります。

そこで今回はリポバッテリーの安全な使い方と充電の仕方について、ひとつずつ紹介していきたいと思います。この先数年、リポバッテリーがドローンの動力源として君臨することは間違いなく、ここで正しい知識を覚えてしまうと便利でしょう。



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①リポバッテリーの特徴は?

リポバッテリーはなぜRCやドローンの世界で重宝されるのでしょうか。ひとつは非常にパンチ力がある点です。高い放電能力をもつリポバッテリーは、パワーが必要なドローンに最適。最近は高容量なものが安価で手に入るようになり、取り扱いさえ間違えなければ非常に便利で使い勝手の良いバッテリーとして認知されるようになりました。

リポバッテリーは薄い層をいくつも組み合わせた構造となっており、その層の数によって、1セル、2セル・・・と呼んでいます。1セルは3.7Vですので、2セルで7.4V、3セルで11.1Vとなります。中型のドローンですと4セル〜6セルで飛ばすものが多く、手のひらサイズのトイドローンですと、1セルの100〜300mAhくらいの容量のリポバッテリーを使用することが多いです。

②リポバッテリーの取り扱いで注意すべき点は?

リポバッテリーはその使用を間違えると、バッテリー自体がお餅のように膨らんできます。そうなると、バッテリー内部で不具合が起こっていることになりますので、使用はすぐに中止しましょう。もし、そのまま使用したりすると、バッテリーが発火する恐れがあります。わずかでも膨らみ始めたら即使用を中止することが大切です。

また、リポバッテリーは衝撃にも弱いとされます。そのため、落として衝撃を与えたりしないようにしましょう。また、バッテリーそのものに鋭利なものを刺したりしないこと。こういった行為も発火の原因となります。

リポバッテリーは普段は耐火性の入れ物に入れて、直射日光が当たらないような場所で保管することをオススメします。その際は、他のリポバッテリーのコネクターと当たってショートしないように、コネクターキャップを被せておくようにしましょう。また、耐火性と同時に防水性も必要です。入れ物には、内側にパッキンなどで防水加工された専用のケースを使用すると良いでしょう。

なお、バッテリーが膨らむ理由のひとつに、バッテリーの容量を使いすぎて、スッカラカンになった状態でフライトを止める人がいます。しかし、これはリポバッテリーを壊す原因となりますので、必ず残量を20〜25%程度残してフライトを終了し、最後まで使い切ることのないようにするのが大切です。バッテリーの残量は、最近はドローンを操縦するアプリに表示されるものが多いですが、表示されない場合は最初に1フライトしてどのくらいの時間でどのくらい消費するか測定し、あとはフライト時間から割り出しておおよその時間で機体を降ろすようにしましょう。

③リポバッテリーの充電時の注意点

リポバッテリーは専用の充電器で充電します。最近の充電器はリポバッテリー以外にもニッケル水素バッテリーやニッカドバッテリー、リチウムイオンバッテリーなどさざまなバッテリーを充電することができます。ですので、充電時は必ず「リポバッテリーモード」を選択してから充電するようにしましょう。

充電時は、充電をしたまま外出などは絶対にしないようにして、何かリポバッテリーに異常が見受けられた場合はすぐに充電を中止できるようにしましょう。実際に、リポバッテリーにまつわる事故で一番多いのは充電時の事故との情報もあり、十分に注意しながらおこなうようにしてください。

また、充電時は必ず1C充電を心がけるようにしましょう。充電を早く終わらせたいがために、急速充電をおこなう人もいますが、あまりに早い急速充電は非常に危険です。例えばリポバッテリーが1200mAhの場合、1.2Aの電流で充電するようにすることが大切。多少時間はかかっても、安全に充電をおこなうことが大切です。

他ではリポバッテリーの保管する際の電圧も注意したいポイントです。満充電のまま保管するのは非常に危険ですので、必ず充電器のストレージモードで充放電し、容量を60%程度に落とした上で保管するのがベスト。安全に保管するためにも、必ず放電をおこなって適切な電圧で保管するようにしましょう。

④リポバッテリーの破棄について

さて、膨らんでしまって使えなくなったリポバッテリーはどのように破棄すればいいでしょうか。まずは塩水に浸けてリポバッテリーから泡が出なくなるまで放っておきます。次に泡が出なくなったら、各自治体の規定に従ってリポバッテリーを破棄します。このあたりは特に資料などに載っていないので、自治体に直接聞いてみるのが良いでしょう。決して勝手に燃えないゴミなどに出してしまってはいけません。

⑤まとめ

いかがでしたでしょうか。リポバッテリーは便利な分、やや取り扱いの難しいところもありますが、現在のところドローンを飛ばすのに一番ベストな選択肢です。ここで覚えた正しい知識による取り扱いをおこなうことで、安全で楽しいドローンライフが満喫できるはずです。



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