ここが変わった!「DJI Mini2」と「Mavic Mini」徹底比較!
11月5日に発表された「DJI Mini2」は多くの期待を集めている新型ドローンです。誰でも扱いやすく、しかも高性能かつ多機能な機体は、これからドローンで空撮を始めたい人やベテランフライヤーのセカンド機としても使えそうで、今後多くの機体が日本の空で飛ぶことになるでしょう。
そんな「DJI Mini2」ですが、前作「Mavic Mini」とどこがどう変わったのか。今回は両機を比較しながらその魅力について迫っていきたいと思います。
①機体サイズ
まず、両機のサイズについてみていきましょう。「Mavic Mini」はプロペラを装着した状態で245×289×55mmとなっています。一方、「DJI Mini2」は245×289×56mmとなっており、そのサイズはほぼ同じなことが分かります。
次に機体の重量です。これはともに飛行重量は日本モデルで199gとなっています。この199gというのはもちろん日本の航空法の規制対象外なる200g未満に該当するように設定された数値であることは間違いありません。
②飛行時間とバッテリー
次にアウトドアに持っていく際に気になるのが飛行時間です。せっかく空撮をしたいシーンに出くわしても、ドローンが飛ばないのでは撮影もできません。前作「Mavic Mini」では日本モデルはバッテリーの容量は2セルの1100mAhで18分でした。一方、「DJI MIni2」では2セル1065mAhでやはり18分となっており、ここはスペック的に大きく変わってはいないようです。
③カメラ
次はカメラとジンバルを見ていきます。「Mavic Mini」に搭載されているカメラは、1/2.3インチCMOSセンサー搭載で有効画素数は12MPのもの。静止画は4:3で4000×3000、16:9で4000×2250、動画の解像度は2.7Kで2720×1530、25/30fps、フルHDで1920×1080、25/30/50/60fps、最大ビットレートは40Mbpsというものでした。
これが「DJI Mini2」になると、1/2.3インチCMOSセンサー搭載で有効画素数は12MPは同じながら、動画が4K対応しており、4Kで3840×2160、24/25/30fpsでの撮影が可能となっています。また最大動画ビットレートも100Mbpsとなっており、動画の撮影機能が大幅に強化されているのが分かります。
また、「DJI Mini2」では4Kで2倍、2.7Kで3倍、フルHDで4倍のズーム撮影ができるようになっているのも特徴で、被写体を遠くからでもしっかりと捉えることができるため、近づきにくい被写体でも理想の画角で撮影できるのではないでしょうか。
④映像の最大伝送距離
機体が捉えている映像を手元で見るためには映像を伝送させなければなりません。この技術はDJIが早くから開発に取り組んでいるポイントで、最近では「OcuSync」という名称で新しいテクノロジーが投入され、長い距離でもHD動画伝送ができるようになってきています。
前作「Mavic Mini」では、日本モデルでは2.4GHzで2kmでしたが、「DJI Mini2」では、「OcuSync2.0」が搭載され、動画伝送距離は6kmまで延長されています。しかも優れた耐干渉性も備えているため、遠くまで飛ばしてもクリアで美しい映像を手元で確認することができます。
⑤クイックショット機能
DJIが誇るクイックショット機能は、初心者でも手軽にプロのような映像を撮影できる機能として人気があるものです。「Mavic Mini」ではドローニー、サークル、ヘリックス、ロケットという4種類のモードが搭載されていました。一方、「DJI Mini2」では、その4種類にさらにブーメランが追加されています。このブーメランというクイックショットは、その名の通り、操縦者からいったん離れていき、ブーメランのように返ってくるモードで大きく弧を描くような撮影ができます。これまでにない独特の動きでオリジナリティ溢れる動画に仕上げることができそうです。
⑥まとめ
今回は上記5点のポイントで「Mavic Mini」と「DJI Mini2」を比較してきましたがいかがでしたでしょうか?今回の「DJI Mini2」は見た目は大きく変わっていませんが、搭載されている各部デバイスはそれぞれ大幅にパワーアップしており、より使いやすく、より理想の撮影を実現できるようになっていると思います。これからドローンを使った空撮にチャレンジしてみたい方にぜひオススメしたい「DJI Mini2」。この機体でドローンの世界に入門してみてはいかがでしょうか?