ここまで進んできた!農業におけるドローンの活用

ドローンの活躍するシーンが続々と出てきている昨今、特に注目を集めている分野に農業が挙げられます。これまで当ブログでも農業用ドローンの紹介などをしてきましたが、今回はさらに進化した農業におけるドローンの活用事例を紹介していきたいと思います。そこにはデジタル農業ともいうべき、新しいカタチでの農業の世界があります。

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①ドローン農薬散布

まず考えられるのは、やはりドローンを使った農薬散布でしょう。これまで、大型の無人ヘリや人間自身の手でおこなってきた農薬散布ですが、これをドローンに置き換えることでさまざまなメリットが出てきます。

まずは、従来の大型無人ヘリより静かなため、早朝の風のない時間帯に散布しても、周囲に迷惑になりません。さらに、ドローンの方がこれまでの無人大型ヘリよりも低空を安定感良く飛ぶことができるので、農薬が周囲に拡散することなく、必要な場所にだけ散布することができるでしょう。

ただし、まだまだドローンの飛行時間が短いため、広い圃場の場合、一気に散布を完了することは難しいでしょう。また、機体も通常のドローンではなく、耐塵耐水の専用の許可を得た機体を使う必要があります。

現在の機体はおおよそ5~10Lの農薬を搭載することが可能です。これで1~3枚分の圃場の散布ができるとのことですので、やはり飛行時間の延長はこれからの課題として残っていくことでしょうが、テクノロジーの進化によって解決できるのではないでしょうか。

②ドローン精密農業

デジタル農業と言われるほど進化を続ける農業器具。その中でも、ドローンを活用した精密農業は非常に注目されている分野です。例えば、ドローンで上空から圃場を撮影し、クライドサービスを介して画像分析をすることで、葉色解析をし、生育診断をおこなったり、稲の状態を確認することで、必要な場所に必要なだけ追肥をして、品質を一定に保つようなことも可能になっています。

このようにICTテクノロジーとドローンを組み合わせて、圃場全体をデジタル管理することで、これまで人間のカンや経験則でやってきた農業が、圃場全体が数字で見える化され、適切な処置を適切な分だけおこなうことで効率化されるようになってきました。この場合のドローンは、ビッグデータ収集のためのソリューションとして見ることができ、すべてのプロレスの一番最初の重要な役割を担うことになります。

こうした精密農業をおこなうには、正確なデータを正しく活用することが大切です。そういった意味で、正確なデータの収集が期待できるドローンは、まさに精密農業のデータ収集に最適なソリューションといえるでしょう。

③ドローンAI活用農業

こちらも②の事例に近いものですが、搭載されたAIを活用して、圃場全体を撮影した画像を解析し、葉っぱの色や稲穂の数などを把握した上で、AIがその場所に最適な肥料を散布するというものです。これまでのように人間のカンに頼るのではなく、AIを使って精算効率を高め、均一な品質を保つのに最適で、多くの企業から注目を集めている分野のひとつです。

AI活用によって、お米の生産コストを最大で1/4まで下げることができるとの発表もあり、生産効率の観点から見ても優秀なもの。今後はさまざま野菜や品種にチャレンジすることで、さらに活躍のシーンが広がることでしょう。

このように、これまでのような農業のイメージからはかけ離れた、圃場全体をデジタルで一元管理し、品質と効率性の向上を図る取り組みは、大区画化が進む農業においては必須です。そのベースとなるデータの取得を担うドローンは、次世代農業における大きな役割を担っており、今後の発展を注視していきたいと思います。

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