愛機を救え!万が一の時に心強いドローン機体保険

ドローンを飛行させる際、必ず加入しておきたいのが対人対物などの損害保険である。万が一、墜落させてしまった場合に、人や物を破損させてしまう危険性はどんなベテランフライヤーにでもあること。こういった場合に備えて、保険に加入しておくことは、ドローンを飛ばす人にはもはや常識となっている。

一方で、ドローンを使ったビジネスをしている人にとって、ドローンは商売道具でもある。その大切な商売道具が、何かの拍子に故障してしまった時、修理に費用と時間がかかってしまうリスクはできれば減らしておきたいところ。そこで今回はドローン機体保険について、話題のDJI CARE REFRESHを含めて紹介していきたいと思います。

DJI CARE REFRESHについて

※DJI Webサイトより抜粋

「Mavic 2」の発表時に注目されたDJIの「DJI CARE REFRESH」。これは、自分の愛機であるDJI製品の保証プログラムで、加入しておくと、衝突や墜落、水没などでの故障時に適用され、僅かな追加料金で2回まで機体の修理がすぐにできるというものです。対象の製品は最新の「Mavic 2」から「INSPIRE 2」まで、産業用以外のほとんどのDJIドローンに適用されるようになっているほか、カメラも対象となっているのが嬉しいところではないでしょうか。

この「DJI CARE REFRESH」に加入しておくと、問題が発生したらオンラインの修理受付サービスへ連絡し、機体を発送。リフレッシュ交換費用を払うと、部品が交換され、すぐに製品が手元に戻ってきます。この際のメリットは、何と言っても不具合のおこった部品を「修理」ではなく「交換」してくれるところでしょう。それだけ迅速におこなわれるので、大きな時間をかけず商売道具が戻ってくるのは大きなメリットです。

「DJI CARE REFRESH」については有効期限は12ヶ月。機体によって申込み費用が異なるが、新作「Mavic 2」で17,000円+交換費用。「Phantom 4 Pro Ver2.0」で、25,000円+交換費用となっています。また、DJIにはもともと「DJI製品保証」がついていますが、これと「DJI CARE REFRESH」の違いは、「DJI製品保証」が品質問題発生時に適用される保証サービスなのに対し、「DJI CARE REFRESH」は、製品の正常使用における事故での製品故障時に適用されるサービス、と覚えておくといいでしょう。

「DJI CARE REFRESH」の申込みはドローンステーションから!

 

エアロエントリーのDJI機体保険について

※エアロエントリーWebサイトより抜粋

さて、一方で民間の会社がドローンの機体保険を提供している例もあります。株式会社エアロエントリーが提供している「DJI機体保険」は、DJIの機体を使っているオペレーター向けに、愛機の万が一の事態に備えて用意された便利な保険となっており、機体自体の損傷だけでなく、機体の修理費や再取得費用、捜索や回収費用なども補償してくれます。加入者ごとの保険期間は補償開始日から1年間となっており、さらにオプションで代替機のレンタル費用や他人に機体を貸し出した際の補償、海外に一次持出した際の補償も選択できます。

この「DJI機体保険」の良いところは、このように保険適用の幅が広いところと、「DJI CARE REFRESH」よりリーズナブルな価格で済む場合があることでしょう。一方、あくまで機体は修理となるので、機体が戻ってくるまでの時間は「DJI CARE REFRESH」より長くなる場合がありますが、これはケースバイケースですので、その時の状況や修理箇所によってくるものになります。

また、DJI CAMPのスペシャリスト以上の技能資格保有者は10%の割引が適用されたり、別プランで有償ながらドローンを貸与してもらえるプランも用意されているので、そのあたりはぜひ個別に相談してもらうといいでしょう。

エアロエントリー「DJI機体保険」の申込みはこちらから!

 

主な機体の料金比較について

それでは最後に今回紹介した「DJI CARE REFRESH」とエアロエントリー「DJI機体保険」について、主な機体の料金を比較していきたいと思います。故障箇所によって、料金は変わってきますので、その点はあらかじめご了承いただき、あくまで目安としてご参照ください。

愛機の万が一のことを考えて、機体保険にもぜひ入っておきたいところです。DJI製品を使っているオペレーターはぜひ、こういった機体保険への加入を検討いただければと思います。