買うならどっちがオススメ!? 「Mavic 2」と「Mavic Air」の選び方
ついに発送が開始され、そろそろ飛ばし始める人も出てきているDJI「Mavic2」。ドローン業界は早くもこの最新機の話題で持ちきりですが、ふと冷静に振り返ってみると、実は「Mavic Air」が発売されたのも今年のこと。それだけDJIの開発スピードの速さに驚かされるところですが、この兄弟機ともいえる2機、果たしてどちらを購入するのがいいのか、迷う人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は目的やスキル、フライトスタイルに応じた両機の使い分けを見ていきたいと思います。
①機体サイズ


両機の機体サイズを比較すると表のようになっています。「Mavic 2」も「Mavic Air」も4本のアームを折りたたむことができ、コンパクトな状態にして持ち歩きができますが、サイズ的には「Mavic Air」の方が小さくなっています。また、重量も「mavic 2 Pro」で907g、「Mavic 2 Zoom」で905gなのに対し、「Mavic Air」は430gと非常に軽量な造りとなっているのが特徴です。持ち運びという部分では、「Mavic Air」に一日の長がありそうです。
| Mavic 2 | Mavic Air | |
| 対角寸法 | 354mm | 213mm |
| サイズ(折りたたみ) | 214✕91✕84mm | 168✕83✕49mm |
| サイズ(広げた状態) | 322✕242✕84mm | 168✕184✕64mm |
| 離陸重量 | 907g(Pro)905g(Zoom) | 430g |
②飛行時間


次に両機の飛行時間を比較してみましょう。「Mavic 2」は無風時に25km/hの一定速度で飛行した際に31分の飛行が可能です。一方、「Mavic Air」は無風時に25km/hの一定速度で飛行した際に21分の飛行時間を確保しています。この違いは、両者のリポバッテリーにあります。
「Mavic 2」が4セル3850mAhのリポバッテリーを搭載しているのに対し、「Mavic Air」は3セル2375mAhとなっています。この電圧と容量の違いにより、パワーと飛行時間が決まってきます。ただ、容量が大きい分、重量も「Mavic 2」のリポバッテリーは297g、「Mavic Air」のリポバッテリーは140gと150gほどの差が出てきます。単純に飛行時間だけで比較するなら、「Mavic 2」の方が優れているといえるでしょう。
③障害物検知


続いては飛行の安全性につながる障害物検知について見てみましょう。「Mavic Air」は前方、下方、そして後方の3方向の障害物を検知できます。前方、下方、後方にデュアルビジョンセンサーを搭載し、周囲の障害物を検知。APAS高度操縦支援システムにより、自動で障害物を回避する適切な飛行経路を計画して飛んでいきます。
一方、「Mavic 2」ではさらに進化しており、ついにDJI初の全方位障害物検知システムが搭載されました。これは前方、下方、後方だけでなく、左右と上方の障害物も検知できるようになったことで、あらゆる方向の障害物を、APAS技術により自動で回避しながら飛行することができます。全方位障害物検知システムがあることから、ここでも「Mavic 2」が優れていると言わざるをえないでしょう。
④カメラとジンバル

DJIの空撮用ドローンの凄さは、搭載されているカメラの高性能さにあると言っても過言ではありません。両機とも小型のドローンながら、カメラの性能によって、非常に美しい空撮を実現しています。最新の「Mavic 2」には、カメラの種類によって分けられた2機種がラインナップされています。
ひとつが「Mavic 2 Pro」で、こちらはハッセルブラッドと開発した2000万画素1インチCMOSセンサーを搭載したカメラを用意。絞り値もF2.8~F11で調整でき、10-bit Dlog-Mカラープロファイルに対応。もうひとつのラインナップである「Mavic 2 Zoom」は、1200万画素光学2倍ズームに対応したカメラを搭載。ズーム機能により、被写体に近づかなくても撮影できるのは、撮影シーンによっては非常に便利なものではないだろうか。
また、「Mavic 2 Zoom」で初めて採用されたドリーズーム機能は、画面が歪んでいくような不思議な視覚効果で見せることができるもの。機体がバックしながら撮影すると、被写体の周辺の映像が歪みながら変化していく、一風変わった撮影が可能です。
これに対して「Mavic Air」は、小型機ながら1200万画素1/2.3インチCMOSセンサーを搭載したカメラが取り付けられています。絞りがf2.8の明るいレンズを搭載し、動画では4KUltraHD撮影を、静止画では4:3で4056✕3040の撮影が可能。

このようにカメラのスペックだけ見ると「Mavic 2 Pro」が飛び抜けて凄いですが、「Mavic 2 Zoom」のように、ズーム機能を使った撮影が必要な人や、小型で持ち運びが容易な機体がいいという人にとっては、「Mavic Air」のカメラも、決して悪いというわけではないでしょう。
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⑤フライトモード

DJIのドローンには、さまざまなフライトモードが搭載されており、これらを活用することで、美しい空撮を簡単におこなうことができる。
「Mavic 2」で一番の注目は「アクティブトラック2.0」でしょう。進化したアクティブトラックは、被写体の追尾性が強化されており、例えば物陰に被写体が隠れてしまっても、動きを予測して撮影することができる。動く被写体の撮影が多い人には、非常に心強い機能ではないだろうか。
一方、「Mavic Air」で忘れてはならないのが、「スマートキャプチャー」だろう。手のジェスチャーだけでドローンを起動させることができ、手の動きで操作して、セルフィーや動画を、いとも簡単に撮影することができるます。小型でどこへでも持っていける「Mavic Air」だけに、外出先で仲間と記念撮影…なんてことにも使えそうですね。
⑥価格
高性能な「Mavic 2 Pro」は175,000円。ズーム付きカメラを搭載した「Mavic 2 Zoom」は、162,000円となっている中、「Mavic Air」は、104,000円と非常にリーズナブル。本格的な空撮に入る前に、心置きなく、この機体で飛行や撮影をおこなってみるのも良いのではないでしょうか。
⑦まとめ


ともに高性能な「Mavic 2」と「Mavic Air」。初めてドローンを飛ばして空撮をおこなってみたいという人には、まずは「Mavic Air」だろう。コンパクトなサイズながら本格的な飛びができるこの機体は、持ち運びも便利で、アウトドアでの突然の出会いにも、いとも簡単に空撮をおこなうことができるでしょう。
一方、空撮をもっと極めるべく、ハイエンドに近いスペックを求めるなら、間違いなく「Mavic 2」を選ぶべき。その実力は「Phantom4」と遜色なく、あらゆるシーンでその実力をいかんなく発揮してくれるはずだ。
似ているようで似ていない両機。その違いをしっかりと理解して、自分に最適な機体を購入してもらいたい。

















