ドローンを飛ばす際に注意したい飛行前と飛行後のチェックポイント！
愛機を持ってアウトドアへ行き、いざ空撮をおこなおうとした時、機体の不具合や準備不足で飛行ができず、涙を呑んで帰宅した…なんて経験はないでしょうか。せっかくの空撮日和なのに、チェック不足により飛行できないなんて事態は絶対避けたいところ。そこで今回は、飛行前と飛行後のチェックポイントについて紹介していきたいと思います。
飛行前チェック①：リポバッテリーの充電はされているか？
ドローンを飛ばす際に使うリポバッテリー。このバッテリーが充電されていないと、ドローンを飛ばすことはできません。また、充電したと思っても十分にされておらず、飛行時間が短くなってしまう、なんてこともありえます。充電は前日夜や当日にしっかりとフル充電をおこない、正しく充電されているか確認してから出発するようにしましょう。
飛行前チェック②：飛行場所は安全が確保されているか？
いざドローンを飛ばそうと思った場所の周囲の安全は十分に確保されているか、しっかりとチェックする必要があります。特に200g以上の機体の場合、航空法で禁止されているエリアではないかどうか、さらに建物や人から十分に距離が離れているかなど、自分が飛行させようとしている場所の状況をしっかりと把握しておくようにしましょう。
飛行前チェック③プロペラは欠けていないか？
最近のドローンはワンパッケージになっているものが多く、機体の部品ひとつひとつを見る機会は少ないと思いますが、外部から見てその異常が良く分かるパーツがプロペラです。このプロペラは、ハードランディングや取り扱いの不注意で欠けてしまうことがあります。欠けたままのプロペラを使用するのは非常に危険ですので、絶対にしないようにしましょう。プロペラは消耗品ですので、予備を常に持っておくようにして、欠けていたら必ず取り替えるようにしましょう。
飛行前チェック④プロポのバッテリーは十分か？
①で機体のリポバッテリーはチェックしたものの、プロポのバッテリーはどうでしょうか。こちらのバッテリーも十分に充電されていないと、ドローンを飛ばすことはできません。最近のドローンはプロポからの電波が途絶えると、フェールセーフが効いて自動で帰還したりしますが、それでも途中でプロポの電源が切れるのは非常に危険なこと。必ず飛行前にこちらのバッテリーも充電しておくようにしましょう。
飛行前チェック⑤カメラとジンバルは正常に動作するか？
飛行前にカメラとジンバルの動作チェックは必ずおこないましょう。正しく動作しないと、理想の空撮がおこなえないだけでなく、機体からの映像を見ることができないので、遠くへ機体をもっていった際にとても危険な状況となります。もちろん、機体からの映像がしっかりと伝送されてくるかも、飛行前にチェックしておくようにしましょう。さらに、ジンバルの動きがスムーズか、無理な負荷がかかったりしていないか、なども見ておくと良いでしょう。
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飛行後のチェック①機体の破損や汚れはないか？
普通に飛行してきただけならば、なかなか破損することはないドローンですが、飛行後は念の為、機体各部をよくチェックして、破損や汚れがないかチェックしておきましょう。特に着陸場所によっては汚れが付着したりします。精密機器であるドローンは、汚れなどにも弱いので、しっかりと拭き取ってあげるようにしましょう。また、飛行前のチェックリストにも入っているプロペラの破損なども、このタイミングで見ておくと良いでしょう。
飛行後のチェック②カメラに汚れは付着していないか？
こちらも特に着陸時にあるのですが、カメラのレンズに汚れが付着してしまうことがあります。そのまま放置しておくのは良くありませんので、専用のレンズ拭きなどを使って、きれいに拭き取っておくようにしましょう。ドローンのカメラも、一般的な一眼レフカメラのレンズと同じです。常にきれいにして、ベストな状態で空撮をおこなうことができるようにしておきましょう。
飛行後のチェック③リポバッテリーの放電について
飛行後にリポバッテリーがまだかなり余っている場合、もう飛ばさないならば放電をしてストレージ電圧まで下げて持ち帰るようにしましょう。充電がパンパンの状態で管理、保管するのは危険です。充電器の放電モードで電圧を落としてから、保管するクセを付けることが大切です。
飛行後のチェック④飛行エリアの状況をいま一度チェック
フライトが終了したら、もう一度ドローンを飛ばしたエリアの状況を確認しておこう。何かドローンからパーツが落ちたりしていないか、上空の機体から見たら、実は近くに気づいていなかった建築物や道路があった、といったこともありえます。正しいルールと法令遵守で、快適な飛行が引き続きできるように、ひとりひとりのフライヤーが安全にドローンを運用することが大切です。