速報!DJIが新作「Mavic 2 Pro」と「Mavic 2 Zoom」を発表!

2018年8月29日

DJIは8月23日、新作ドローン「Mavic 2 Pro」と「Mavic 2 Zoom」の発表をおこないました。以前よりウワサになっていた両機ですが、実際にどのような機体になっているのか、早速見ていくことにしたいと思います。

①搭載されているカメラの違い

DJI「Mavic 2 Pro」の詳細はコチラから!

「Mavic 2 Pro」の最大の特徴は、昨年買収した老舗カメラメーカーであるハッセルブラッド社の開発したカメラを搭載していることでしょう。この「L1D-20C」は、ハッセルブラッド社が開発したハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション技術を搭載し、細部までクリアな20MPの空撮映像を撮影することができます。また、カメラには1インチCMOSセンサーを搭載。前作と比べてCMOSセンサーの有効検知範囲が4倍となっており、より多くの光を取り組むことができます。

また、ISO感度の設定範囲も広がっており、ISO上限値は3200から12800へ、一気に引き上げられています。さらに、F2.8~F11の間で、調整できる絞りを内蔵。これにより、光量不足のところでも素晴らしい画質を出すことを可能にしております。

DJI「Mavic 2 Zoom」の詳細はコチラから!

一方、「Mavic 2 Zoom」は、24〜48mm光学2倍ズームレンズを搭載。デジタルズームと合わせて最大4倍までのズームに対応する、1/2.3インチ12MPセンサーが用意されており、広角から中望遠の撮影において、ズーム機能がその真価を発揮することでしょう。例えば、フルHD動画での撮影時に、ロスレス4倍ズーム(光学2倍ズームを含む)によって、遠距離からでも被写体を確実に捉え、近寄ることなく自分好みの構図で撮影に臨むことができます。

両機とも「ハイパーラプス」を搭載しているのも見逃せません。ボタンをタップするだけで、機体が撮影した画像を自動処理。プロレベルのタイムラプスを作成することができます。

さらに拡張HDR写真にも対応。「Mavic 2 Pro」は4K 10-bit HDR(ハイダイナミックレンジ)を可能とし、写真を合成する際に出現するゴーストを除去して、美しい空撮映像に仕上げる事が可能です。

②機体スペックと安全性

一方、機体の方は、最大飛行時間が31分とさらに長くなり、長時間の撮影が可能に。さらに、FOC正弦波ドライブESCと低ノイズプロペラによって、非常に静かな飛行を実現しています。

また、今回の「Mavic2」からは、全方向障害物検知システムを搭載。これはDJIのドローン史上初のこととなります。

まず、前方はデュアルビジョンシステムで、速度50.4km/hまでの飛行であれば、障害物を検知し、適時停止します。同様に下向きにもデュアルビジョンシステムと赤外線検知システムを搭載。機体の底部には補助ライトが追加されており、暗い条件のところでも、下方センサーがしっかりと飛行をサポートしてくれます。側面はシングルビジョンシステムを搭載。28.8km/hまでの飛行で、障害物の検知が可能です。

後方には、前方同様、デュアルビジョンシステムを搭載。上方にも赤外線検知システムが取り付けられています。これによって、周囲いずれの角度も安全に飛ばすことができます。また、これらのセンサーを活用して、障害物を避けるための適切な飛行経路を自動で計画するAPASも搭載されています。

③豊富なフライトモードと動画伝送

「Mavic 2」の高性能カメラを、簡単に、そして美しい空撮が楽しむために使いたいのが「インテリジェント機能」です。「アクティブトラック2.0」「クイックショット」「パノラマ」などを活用することで、まるでプロのような美しい空撮映像を撮影することができます。さらに、パノラマでは「スフィア」「180度」「水平方向」「垂直方向」の4種類のモードを使うことが可能。さらに、撮影された映像は、刷新されたOcuSync2.0によって、1080p動画を最大で8km(日本では5km)先まで伝送することができます。

④価格

気になる価格ですが、「Mavic 2 Pro」が175,000円、「Mavic 2 Zoom」が150,000円と設定されています。詳しくはドローンステーションの製品詳細ページをご覧ください。

いかがでしたでしょうか。携帯性の高い、コンパクトなドローンながら、その実力はプロの現場でも活躍できるほどの高いスペックを誇る「Mavic 2」。今後のこの機体の活躍が楽しみですね。

DJI「Mavic 2 Zoom」の詳細はコチラから!

DJI「Mavic 2 Pro」の詳細はコチラから!