産業用ドローンは新時代へ!DJI「Mavic 2 Enterprise」の秘めたる実力!

2020年7月19日

ドローンを使った空撮すらまだあまり知られていなかった頃、誰がここまでドローンが生活だけでなくさまざまな産業領域に関わってくると思ったでしょうか?現在では空撮だけでなく、インフラ点検や農業、測量、災害救助、輸送など多くの分野でドローンが活躍するようになっています。

一方、これまでの産業用ドローンといいますと、大型で無骨な6〜8つのモーターを搭載した機体が中心でしたが、産業用ドローンの世界にも新しい時代の風が吹いてきています。そんな新時代を象徴する機体がDJI「Mavic 2 Enterprise」です。今回はこの画期的な産業用ドローンを細かく見ていくこととしたいと思います。



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「Mavic 2 Enterprise」と「Mavic 2 Enterprise Dual」

今回紹介する「Mavic 2 Enterprise」は一般用の空撮ドローン「Mavic 2」をベースにしたもので、ラインナップとしては「Mavic 2 Enterprise」と「Mavic 2 Enterprise Dual」の2種類があります。

このうち「Mavic 2 Enterprise」は、1/2.3インチCMOSセンサーを搭載したカメラが特徴の機体となっています。このカメラは12MP対応の高性能なものなのですが、さらに光学2倍ズームとデジタル3倍ズームのダイナミックズームを搭載しており、遠くからでも被写体をしっかりと捉えることが可能です。本来ならば被写体の近くでドローンを飛ばしたいところですが、それができない環境においても、この「Mavic 2 Enterprise」ならば遠くからでも近接したのと同じ状況で作業を遂行することが可能です。

一方、「Mavic 2 Enterprise Dual」は可視画像と熱画像の両方を捉えることができるカメラユニットを装備しているのが「Mavic 2 Enterprise」との違いとなります。FLIR社製の放射サーマルセンサーを内蔵し、可視画像と熱画像をリアルタイムで統合できるだけでなく、スポットメーター機能を使えば温度を観察し、測定することも可能です。

また、エリア測定機能を使えば特定のエリアの温度測定を監視することもできます。このように熱を発する現場において、可視画像と熱画像を双方からリアルタイムで捉えることができるのが「「Mavic 2 Enterprise Dual」の大きな特徴と言えます。

「Mavic 2 Enterprise」の優れた基本性能

さて、そんな「Mavic 2 Enterprise」と「Mavic 2 Enterprise Dual」ですが、カメラユニット以外は基本は共通の性能を持っています。機体は産業用に求められる高い安全性能と信頼性を兼ね備えており、さまざまな業務に対応できる汎用性も持った機体となっています。

まず「Mavic 2 Enterprise」のユニークなポイントとして紹介したいのが拡張ポート機能です。機体にさまざまなアクセサリーを付けることで多くの業務に対応できる機体に仕上げることができます。

具体的には暗い場所でも対象者に光を届けることができる「M2E スポットライト」や、ドローンを使って地上のチームとコミュニケーションを取りながら作業を進める際にぜひ活用したい「M2Eスピーカー」。そして、夜間などで離れた場所で別々の機体が飛行する際でも衝突を防止することができる「M2Eビーコン(白色閃光灯)」が用意されています。これらのアクセサリーは、機体の上部に簡単に装着することができますので、求められるミッションに応じて使い分けることで、現場でしっかりと自分の任務を遂行することが可能です。

 

また、この「Mavic 2 Enterprise」にはなんと8つもの高解像度ビジョンセンサーと2つの赤外線センサーが搭載されており、これらのセンサーを活用した障害物検知システムはDJIの機体でも初となる全方向障害物検知を実現しています。これにより複雑な地形の現場や屋外環境でも、安全にミッションを遂行することができます。

さらに、この障害物検知システムと連動して、APAS(高度操縦支援システム)を使用することで、機体が簡単に障害物を回避してくれます。このシステムの凄いところは、機体が自分で最適な回避の方法を判断してくれることです。狭い場所や機体の上空に障害物がある場合など、このAPASが重宝されることでしょう。

他にも、産業用として重宝しそうなのがGPSタイムスタンプではないでしょうか。これは映像が記録された時刻と場所などのデータを記録してくれるもので、データの信頼性をより高くしてくれる仕様となっています。

まとめ

このように産業用に特化した機能と、高い信頼性を持った「Mavic 2 Enterprise」。とても小型で折りたたんで持ち運びができる機体にこのような多くの機能が備わっていると誰が想像することでしょう。少なくとも一昔前では絶対に無理でしたでしょう。

今後、多くの産業領域においてドローンの活用はますます進んでいくことでしょう。その中で、この「Mavic 2 Enterprise」が担う役割というものは決して小さくなく、さまざまなシーンでその性能を活かして活躍するはずです。ますます盛り上がっていく産業用ドローンのマーケットにおいて、「Mavic 2 Enterprise」からも目が離せないことでしょう。



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