【それ教えます】なぜDJI「Mavic Mini」はこんなに注目されているの?

10月に発表されて以来、大きな話題となっているDJI「Mavic Mini」。日本だけでなく世界中で多くの注目を集めており、当ブログでも何度か紹介していますが、その度に多くのアクセスがあります。

しかし、ドローン初心者にとっては、なぜこんなに「Mavic Mini」が注目を集める存在なのか分からない人もいらっしゃることでしょう。

そこで今回はQ&A形式で、この「Mavic Mini」を解剖していきたいと思います。

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Q1:「Mavic Mini」の一番の注目点は?

A1:いろいろな点で注目なのですが、最注目のポイントととしてはDJIの歴史の中で始めて「日本仕様」のリリースしてきたことでしょう。海外仕様が250gなのに対して、日本仕様の「Mavic Mini」は199gとなっています。これは日本の航空法の対象が200g以上となっており、その対象外とすることで飛行のハードルがグッと下がるためです(もちろん、安全には十分に配慮して、モラルとマナーを守って飛ばさなくてはいけません)。具体的には、リポバッテリーの容量を削ることで全備重量を199gに抑えています。飛行時間は海外仕様と比べて短くなっていますが(最大飛行時間18分)、それ以上の自由を得たことがフライヤーにとって大きいのではないでしょうか。

Q2:小型のドローンだけどきれいな空撮が楽しめるの?

A2:この「Mavic Mini」の凄いところは、手のひらサイズの機体ながら本格的なカメラとジンバルを搭載している点です。まず、カメラは1/2.3インチCMOSセンサーを搭載し、2.7K動画と12MPの静止画まで撮影できる超高性能なカメラとなっています。実際に見てみると本当に小さいカメラなのですが、その性能は従来のドローンに搭載されていたものと遜色ないものです。さらに、「Mavic Mini」の3軸ジンバルも見逃せません。従来のこのサイズの機体ですと、機体にカメラを内蔵しているか、良くて2軸のジンバルでした。しかし、この「Mavic Mini」ではついに3軸ジンバルを搭載。機体が傾いてもカメラは安定して水平を保っており、ブレのない美しい空撮映像を撮影することができるようになりました。

Q3:小型のドローンだけど安定して飛べるの?

A3:一般的にドローンは小型になればなるほど安定感がなくなると言われています。屋外で飛ばす際は、小型で重量がないほど風に弱くなるからです。この弱点を克服するために「Mavic Mini」にはGPSによる機体安定だけでなく、下向きにビジョンセンサーを搭載し、非常に安定したホバリングを実現しています。この安定感は特にドローン初心者にとっては非常にありがたく、安心して飛ばすことができるでしょう(もちろん、最初は機体に慣れている方についてもらい、一緒に練習するようにしてください)。

Q4:クリエイティブな映像を撮影できるの?

A4:このサイズの機体ですと、これまでの機体はただ飛ばして撮影するだけでした。しかも、ジンバルがないので機体が揺れると映像も揺れてしまい、ある意味臨場感はあるものの、何度も見ようと思うような映像を撮影することは難しいものでした。しかし、この「Mavic Mini」ではDJIがこれまでのドローンで培ってきたクイックショットと呼ばれる機能が搭載されており、簡単にオリジナリティ溢れる映像を撮影することができるようになっています。具体的には撮影者から斜め上に離れていく「ドローニー」、機体がどんどん真上に上がっていく「ロケット」、機体が撮影者の周囲をグルグル回る「サークル」、機体が撮影者を周回しながら離れていく「ヘリックス」が用意されており、アプリのボタンひとつで撮影が可能です。初心者の場合、自分の操縦ではなかなか安定した飛びができないかもしれませんが、この機能を使うことでクリエイティブな映像を撮影することができるでしょう。

Q5:「Mavic Mini」はどういった人にオススメ?

A5:まずはドローンで空撮を始めてみたい!と考えているドローン初心者にオススメです。小型で持ち運びに便利であり、しかもGPSとビジョンセンサーによって安定した飛行が楽しめます。また、非常に高画質の映像を撮影できるので、本来の目的である「空撮をしてみたい」という要望にも十二分に応えることができます。また、価格もこの性能の割にはリーズナブルですので、とっつきやすさもあるでしょう。初心者以外ですと、ベテランドローンフライヤーのセカンド機としても活用できるのではないでしょうか?いちいち大型のドローンを出すまでもない場面や、手軽にその季節の映像を残したい時、そして外出先で偶然出会ったシーンを撮影したい際に、「Mavic Mini」の携帯性がメリットとなることでしょう。次世代ドローンとして注目の「Mavic Mini」。まずはぜひその手で体験してみてはいかがでしょうか?

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