ドローンを始める第一歩はここから!自分に合ったドローンスクールの探し方

多くの人が「ドローン」という存在を知り、その有用性を理解し始めている昨今、ドローンを飛ばして空撮をしたい、というだけでなく、ドローンを使ってビジネスを始めたいという人や企業が次々と登場しています。現在、日本には150近くのドローンスクールがあると言われており、日本各地で今日もスクールに多くの人が通ってドローンを練習しています。

しかし、150校もあると、どこを選ぶのが良いのか分からなくなることもあるでしょう。そこで今回は良いドローンスクールの選び方を紹介していきたいと思います。自分に合ったドローンスクールを探して、しっかりと基礎を固めることで、スキルもどんどん向上していきます。最初の一歩でつまづかないように、今回の記事を参考に最適なドローンスクールを探してみてください。

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①そもそもドローンスクールとはどんなところ?

ドローンスクールの多くは、ドローンについての知識を学ぶ学科と、実際にドローンの操縦訓練をする実技の2つに分けてレクチャーをおこなっています。多くはドローンの基礎を学ぶコースを設置しており、3日間もしくは4日間といった短期間で、ドローンの構造や法律関連の知識、安全性に対するレクチャーを受け、次に実際にドローンを使って実技訓練をおこないます。

コースが終了すると、そのドローンスクールが認定している民間の資格が与えられることも多く、その資格名を活用してドローンを使った空撮ビジネスを立ち上げる人も増えています。

日本で最大のドローンスクールのアライアンスは、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が認定しているJUIDA認定スクールです。この認定スクールは、JUIDAが定めたカリキュラムに、スクールが独自のエッセンスを加えておこなわれており、北海道から九州まで日本各地にそのネットワークを拡大しています。

また、世界最大のドローンメーカーであるDJIは、日本各地でドローンのセミナーやドローン操縦士の資格試験を開催しており、こちらも毎回多くの受験者が参加しています。

②スクールで何を学びたいか明確にする

まずは、自分のスキルに合ったカリキュラムがあるスクールを選ぶようにすることです。ドローンを初めて飛ばす入門者ならば、基礎の基礎から教えてもらうのがベストでしょう。一方、基礎は既に習得しており、測量や農薬散布など、何かしらに特化したスキルを磨きたいのであれば、そういったカリキュラムを実施しているスクールを探す必要があります。Webサイトなどで内容をよく確認して、自分が学びたい内容のコースを開催しているかチェックしてみましょう。

最近は、ドローンスクールも世の中の需要やスクールの特色を出すために、特化したスキルを学ぶことができるコースを多く設置しているところが増えてきました。各ドローンスクールのWebサイトには、どういったことが学べるか細かく記載されていますので、それらを比較して、わからない場合は問い合わせるなどしてみると良いでしょう。ドローンスクールの受講は決して安いものではありませんので、この部分は徹底的に調べてみることをオススメします。

③実技の練習場所は?

スクールによっては3日間コースや4日間コースなどがあり、通うこともできればホテルなどを取って合宿形式で短期間で集中しておこなうのもあります。一般的に先に座学をおこない、その後実技訓練をおこないますが、スクールによっては座学と実技をおこなう場所が異なり、座学は都心、実技は郊外でおこなうパターンも多くあります。これらは座学時は通いが楽なところがメリットで、通うつもりならこの方がいいかもしれません。

一方、合宿となると、座学と実技が同じ場所でおこなえるところも多くあります。このメリットは学んだことをすぐに目の前のフィールドで練習できるところと、天候やカリキュラムの進行具合によって臨機応変に対応ができるところです。どちらが良い悪いではなく、自分のスタイルに応じて選び分けるのが良いでしょう。

④使用している機体を確認する

ドローンの世界は非常にその流れが早く、あっという間に新しいテクノロジーが登場したり、トレンドが変化していったりします。そういった中で、スクールで使用している機体が古いものですと、最新機には付いている機能がなく、実技の際にそういった最新機能を使った飛行を体験できないことになります。もちろん、一番大切なのはマニュアル操作で正しく安全に飛行ができるようになることですが、最新のドローンは安全性についても非常に考えられており、これらのテクノロジーを使いながら飛行することは、人間が単独で緊張しながら飛ばすよりも何倍も安全なことです。

ドローンスクールのWebサイトでは、使用している機体について書かれているところもあれば、そういった情報を記載していないことも多くあります。そういった場合は、電話やメールで問い合わせしてみると良いでしょう。

⑤受講後に取得できる資格について

ドローンスクールは、一定のコースを終了すると、それに応じた民間資格を取得することができます。取得できる資格はスクールによってさまざまですが、一定のスキルを習得したことを証明するためのものとして活用することができます。特に、ドローンを使った空撮ビジネスを考えている人は、こういった資格を有することで自分のスキルを証明できるチャンスでもありますので、うまく活用すると良いでしょう。

一方で本当に大切なのは、資格の取得ではなく、安全にドローンを飛ばすことができるスキルの習得です。せっかくドローンスクールに通うのですから、学べることはすべて学んで帰る気持ちが大切になってきます。

⑥受講後についても考える

ドローンスクールの4日間コースに通ったからといって、すぐにドローンが上手に飛ばせるようになったり、空撮のお仕事が受注できるわけではありません。スクールで覚えたことを、何度も繰り返し練習することで初めてスキルの向上が図れます。一方で、スクール以外の場所でドローンを飛ばすことができる場所を確保できる人が少ないのも事実です。有料のドローンフィールドもありますが、場合によっては場所が離れてしまっていたり、結構な出費になってしまうこともあるでしょう。

そういった中で、スクールによってはコース終了後もスキルアップのカリキュラムが組まれていたり、スクールのフィールドを活用した練習がおこなえたりするところもあります。また、困ったら講師に質問したり、相談したりすることもできるでしょう。コースが終了したら終わりではなく、「母校」と良い関係を築いて、活用するのもドローンの操縦を上達させるためのコツだと言えます。

いかがでしょうか?ドローンスクールは最近はどこも盛況で、人気のスクールはすぐに予約でいっぱいになってしまうそうです。思い立ったが吉日ではないですが、すぐに予約して、ドローンを安全に、そして正しく操縦できるようにがんばって勉強していきましょう。1人ひとりのドローンオペレーターのスキルが高くなればなるほど、ドローンの安全な活用が広がり、社会に受け入れられ、ドローンが活躍するシーンが増えていきます。そのためにも、まずはドローンの基礎をドローンスクールでしっかりと学ぶことをオススメします。

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