小型電動スケールヘリの決定版！G-FORCE「UH-60 INCR」が熱い！
空ものラジコンにおいて、根強い人気を誇るジャンルがスケール機です。実機を模した機体を、実機風に飛ばすことはマニアにとってたまらない魅力があり、飛行機、ヘリコプター問わず、高い人気を誇ります。特にRCヘリにおいて、実機をディテールまで忠実に再現したスケールヘリは誰もが憧れるものです。
そんなスケールヘリを小型電動機で再現したのが、今回紹介するG-FORCEの「UH-60 INCR」です。航空法の対象外となる98gの小型サイズながら、その重厚感と実機の再現性は素晴らしい出来で、初心者から上級者まで、一度は手に取ってもらいたい1機となっています。今回はこの「UH-60 INCR」について紹介していきたいと思います。
①スケール感たっぷりの「UH-60 INCR」
この「UH-60 INCR」のベースとなっている実機「UH-60」は、アメリカのシコルスキー社によって開発された多用途ヘリコプターで、「ブラックホーク」の愛称でも知られています。1970年代にアメリカ陸軍の老朽化したUH-1ヘリコプターの後継機として採用されました。「UH-60」は兵員輸送、医療搬送、物資輸送、指揮統制など多岐にわたる任務に対応できるのが特徴で、頑丈な構造と優れた飛行性能を持ち、戦闘地域でも高い生存性を発揮します。また、世界各国でも採用されており、日本では陸上自衛隊や海上自衛隊が独自の改良型を運用しています。信頼性と汎用性に優れたヘリコプターとして、現在も世界各地で活躍しています。
そんな「UH-60」を模した当機は、海上作戦仕様「シーホーク」を模したブルーグレー仕様となっており、ローターヘッドや機体各部のモールド、リベット、センサー類などをインジェクション成形で精密に再現されています。その質感は非常に高く、見ていてもまったく飽きがきません。そんなマニアの気持ちを知ってか、セットには専用のディスプレイスタンドが付属されており、インテリアとして飾っておくことも可能です。
そして、実機の特徴でもある4枚ローターブレードが忠実に再現されている点が見逃せません。そのシルエットの再現だけでも見事なものですが、同時にホバリングの安定性と操作性に優れ、小型ヘリとは思えない安定した飛行性能を実現しています。
また、初心者でも安心なのがセット内容です。完成済みの機体にモード1と2を切り替え可能な2.4GHz送信機、ヘリパッド、リポバッテリーと充電用のUSBケーブル、ブレードの予備、そして先ほど紹介したディスプレイスタンドが付属する充実のフルセットとなっており、リポバッテリーを充電して送信機の電池を入れればすぐに飛ばすことができます。
②スケールヘリなのに飛ばしやすい「UH-60」
さて、そんな「UH-60 INCR」ですが、飛行性能はどうでしょうか？スケールヘリや小型ヘリは安定性に欠け飛ばしづらいと思っている人も多いことでしょう。しかし、この「UH-60 INCR」は気圧センサーを搭載したことで自動高度維持機能が付いており、ホバリング時に自動で高度を保ってくれます。また、難しい離着陸もワンキー操作でできるので非常に安心です。
また、メインモーターに高出力高効率のブラシレスモーターを搭載。また、3.8Vハイボルテージリポバッテリーを採用していることもあり、クイックなレスポンスでフライヤーの意思を忠実に動きとして再現してくれます。また、実機さながらの可変ピッチを採用したことでひとつひとつの動きが非常にスムーズなものとなっており、スケール感溢れるフライトを再現することができるでしょう。
実際、今回は室内のある程度広い場所を使って飛ばしてみましたが、小型ヘリらしからぬ座りの良さがあり、安定したホバリングを楽しむことができました。さらに、動きも非常に爽快で、もっさりした感じもなく、高い応答性でストレスのない飛行が可能です。なお、屋外で飛ばすなら軽量な小型ヘリなこともあり、無風か微風を狙って、あまり遠くまで持っていかないように、慎重に飛ばすほうがいいでしょう。
③まとめ
今回はG-FORCEから発売されている小型電動スケールヘリ「UH- &0 INCR」について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？？
誰もが憧れるスケールヘリですが、なかなかハードルは高く、憧れのままで終わってしまっていた人も多いでしょう。しかし、この機体ならば小型機なだけに安心して取り扱えるだけでなく、スケール感も十分に味わうことができます。飛ばさない時は付属のディスプレイスタンドを使ってインテリアとして使うこともできるほど、そのスケール感は見事なものです。
RCヘリを十分に楽しんできたベテランフライヤーだけでなく、これから始める人にもオススメしたい「UH-60 INCR」。チェックして損のない機体ではないでしょうか。