最新360度カメラ徹底比較!「DJI Osmo360」vs「Insta360 X5」
360度カメラは、日常の思い出から本格的な映像制作まで幅広く活用されるデバイスとして人気が高まっています。中でも注目を集めているのが、DJIの「Osmo360」とInsta360のフラッグシップモデル「X5」です。本記事では、それぞれの特徴を紹介しつつ、両者をさまざまな観点から比較。どちらがあなたに適しているのかを徹底的に検証していきます。
①DJI Osmo360の特徴

ドローンやジンバルで高い評価を得ているDJIから登場した「Osmo360」は、360度カメラ市場においても同社の技術力の高さを証明するモデルです。
■ 主なスペックと特徴
8K動画撮影対応(30fps)
1インチCMOSセンサー搭載
高精度な手ブレ補正(DJI RockSteady 3.0)
革新的なAI編集機能と自動ハイライト生成
防水性能:IPX8(最大10m水深)
バッテリー駆動時間:約75分(8K撮影時)

特筆すべきは、1インチセンサーを搭載している点。これにより、暗所や逆光といった厳しい撮影環境下でも、ノイズが少なく高精細な映像を記録できます。また、Osmo Pocketシリーズで培われた手ブレ補正技術がそのまま活かされており、動きながらの撮影でも安定した映像が得られます。
さらに、スマホアプリとの連携もスムーズで、AIによる自動編集やSNSへのシェア機能が充実しており、撮影から公開までのワークフローが非常に効率的です。
②Insta360 X5の特徴

Insta360シリーズは360度カメラ界の先駆者とも言える存在で、最新モデル「X5」もその期待に応える完成度の高い製品となっています。
■ 主なスペックと特徴
11K動画撮影対応(30fps)
デュアル1/1.3インチセンサー
進化したFlowState手ブレ補正
360度ライブストリーミングに対応
防水性能:IPX7(本体のみ、専用ケース使用で強化可)
バッテリー駆動時間:約90分(11K撮影時)

「X5」の最大の魅力は、11Kという超高解像度の映像が撮影できる点。これにより、VR用途やプロフェッショナルな映像制作にも耐えうるクオリティが実現されています。また、センサーも大型化され、より広いダイナミックレンジと優れた色再現性を備えています。
さらに、Insta360のソフトウェアは非常に柔軟性が高く、アプリやPCソフトでの編集自由度は他社製品を大きくリード。特に「Invisible Selfie Stick」機能や「ドローン視点のようなフライスルー動画」など、他では味わえない表現力を誇ります。
③ 両カメラの比較

ここからは、実際に両機種をいくつかの視点で比較してみましょう。
| 比較項目 | DJI Osmo 360 | Insta360 X5 |
|---|---|---|
| 解像度 | 8K / 30fps | 11K / 30fps |
| センサー | 1インチCMOS | デュアル1/1.3インチ |
| 手ブレ補正 | RockSteady 3.0 | FlowState 3.0 |
| 編集機能 | AI自動編集、スマートハイライト | 高度なマニュアル編集、自由度高 |
| 防水性能 | IPX8(10m) | IPX7(ケースで拡張可) |
| バッテリー | 約75分 | 約90分 |
| 重量 | 約180g | 約210g |
■ 映像品質
Insta360「X5」は11Kという圧倒的な解像度により、ズームしてもディテールが潰れにくく、映像の精細さは群を抜いています。一方、DJI「Osmo360」も1インチセンサーにより、画質自体は非常に高く、特に夜間撮影や逆光シーンで真価を発揮します。
■ 操作性と編集
操作のシンプルさや、スマホだけで完結する編集環境を求めるなら「Osmo360」の方が初心者には扱いやすい設計です。一方で、Insta360「X5」は、プロが求める細かい編集や撮影の自由度があり、より「作品作り」にこだわりたいユーザー向けと言えます。
■ 価格面
価格帯は、DJI「Osmo360」がやや安価で手に入れやすく、コストパフォーマンスに優れています。一方、Insta360「X5」は高性能ゆえに価格は高めですが、それに見合う機能性があります。
④まとめ

どちらのカメラも非常に完成度が高く、「何を重視するか」によって選ぶべきモデルが変わってきます。
手軽さと撮影の安定性を求めるならDJI「Osmo360」
→スマホ連携も簡単で、初心者やVlog撮影に最適。コストパフォーマンスも高いです。
映像クオリティと編集の自由度を求めるならInsta360「X5」
→高解像度、強力な編集機能で、プロユースにも対応可能。作品作りやクリエイティブな用途におすすめです。

今後のアップデートや周辺機器の対応状況にもよりますが、どちらを選んでも360度撮影の楽しさを存分に味わえることは間違いありません。自分の用途やスキルレベルに応じて、最適な一台を選びましょう。
















