DJI「Osmo Nano」登場!軽量×高画質を両立した新アクションカメラ!
① はじめに

2025年9月22日、クリエイティブ映像機器で世界的に高い評価を得ているDJIが、新たな小型アクションカメラ「Osmo Nano」を発表しました。近年、SNSやVlogの普及により、スマートフォンよりも高品質で、なおかつ取り回しやすいカメラを求めるユーザーが増加しています。Osmo Nanoは、こうしたニーズに応えるために開発され、「より軽く、より自由に、よりプロフェッショナルな映像体験」を実現することを目指しています。
今回は、この「Osmo Nano」の主な特徴や性能について紹介し、どのような利用シーンに適しているかを考察しながら、その魅力を紹介していきたいと思います。
② DJI Osmo Nanoの特徴
「Osmo Nano」は、外観から内部構造、映像処理技術、アクセサリーに至るまで、多くの革新的な要素を取り入れています。以下にその主な特徴をまとめます。

高性能センサー
小型ながら1/1.3インチの大型センサーを搭載し、より明るく高精細な映像表現が可能です。最大13.5ストップのダイナミックレンジに対応しており、明暗差の大きい場面でも階調豊かに描写できます。
優れた動画性能
最大4K/60fpsの動画撮影が可能で、4K/120fpsのスローモーション撮影にも対応しています。また、10-bit記録やD-Log Mカラーモードを搭載しており、カラーグレーディングを前提とした編集作業にも耐えるプロフェッショナル仕様となっています。
超広角レンズ
約143度の視野角を持つ超広角レンズを搭載し、動きのある場面や狭い場所でも広範囲をしっかりと捉えることができます。自撮りやペット視点の撮影など、ユニークな映像作りに適しています。

コンパクト設計と軽量性
本体サイズは約57×29×28mm、重さはわずか52gと非常に軽量。ポケットに入るほど小さく、長時間持ち運んでも疲れにくい設計です。
磁気マウントシステム
本体の前面と背面にマグネットを内蔵しており、帽子、衣服、ペットの首輪、ヘルメットなど様々な場所に簡単に取り付けられます。専用アクセサリーとの組み合わせで自由度の高い撮影が可能です。

防水性能
本体のみで水深10mまでの防水に対応しており、海や川、雨天での撮影でも安心して使用できます。防水ケースを使わずに済むため、手軽さが向上しています。
アクセサリーの豊富さ
OLEDタッチスクリーン付きの「多機能ビジョンドック」や、磁気ハットクリップ、両方向マウントアダプターなど多彩なアクセサリーが用意されており、用途に応じてカスタマイズできます。
ストレージと価格
ストレージは64GBモデルと128GBモデルがあり、それぞれ価格も比較的手頃に設定されています。映像品質と機能性を考えると、コストパフォーマンスにも優れたモデルと言えるでしょう。
バッテリー持続時間
最大200分の連続撮影が可能とされており、1回の充電で長時間の使用が見込めます。ただし、撮影モードや使用アクセサリーによって実際の駆動時間は変動する点には注意が必要です。
③ 想定される利用シーン
「Osmo Nano」は、その小型・軽量・高性能という特徴から、多彩な利用シーンが想定されます。以下に代表的な使い方をいくつか紹介します。

1. アクションスポーツでの使用
自転車、スケートボード、登山、スノーボードなど、激しい動きを伴うアクティビティでの使用に最適です。ヘルメットや胸部、肩などへの装着が簡単にでき、両手がふさがった状態でも迫力ある映像を撮影できます。
2. Vlogや日常の記録
旅行や街歩き、カフェでのひとときなど、日常のさりげない瞬間を高画質で記録したいVloggerにも最適。ビジョンドックを併用することで、画面を見ながら撮影できるため、自撮りもスムーズに行えます。

3. ペットや子どもの視点映像
軽量で邪魔にならないため、ペットの首輪や子どもの服に取り付けて、彼らの目線で世界を記録するユニークな撮影が可能です。日常の新たな発見や、普段見逃しがちな瞬間を捉えることができます。
4. 自然やアウトドアでの撮影
キャンプ、ハイキング、釣りなどのアウトドア活動にも適しています。雨や水しぶきにも耐える防水性能、暗所でも粘り強い描写力により、自然の美しさをリアルに切り取ることができます。
5. プロの映像制作のサブカメラとして
メインカメラでは撮影が難しいアングルや、狭い場所での撮影において、補助的なカメラとして活躍します。10-bitやLog撮影が可能なため、本格的な編集作業にも組み込みやすいというメリットがあります。

6. SNSやライブ配信用途
小型で持ち運びやすく、すぐに撮影・投稿ができるため、SNSのショート動画制作にぴったりです。配信機能を備えたスマートアクセサリーとの組み合わせで、ライブストリーミング用途にも対応可能です。
④ まとめ

DJI「Osmo Nano」は、これまでのアクションカメラにはなかった「軽量」「高画質」「高い拡張性」を同時に実現した意欲作です。とにかく小さく軽いのに、プロ向けの映像制作にも対応可能なセンサー性能とログ撮影機能を備え、多彩な撮影スタイルに応える設計となっています。
一方で、構図確認用のディスプレイが本体にないため、ビジョンドックなどのアクセサリーを活用する必要がある点や、バッテリー駆動時間が使用条件によって変動する点などは注意が必要です。
それでも、日常の記録からプロフェッショナルな映像制作まで、幅広く活躍できるポテンシャルを持つ「Osmo Nano」は、アクションカメラ市場において新たなスタンダードとなる可能性を秘めています。これから映像制作を始めたい初心者はもちろん、すでに高品質な撮影環境を構築している上級者にとっても、サブカメラや持ち歩き用の常備機材として、非常に魅力的な選択肢と言えるのではないでしょうか。
















