100g未満の小型機で知るドローンの魅力!

2025年4月12日

世の中に多くのドローンが飛び、さまざまなシーンで活用され始めた昨今。そんな姿を見てドローンを飛ばしてみたいと思っても、なかなかその一歩を踏み出せない方もまだまだ多くいらっしゃるようです。

確かにまったく分からないままドローンを飛ばすのは怖い気がしますし、決して安い玩具でもありませんので、その気持ちはよくわかりますが正しく理解すればそのハードルは決して高くなく、気軽に始めることができる方法もあります。

そこで今回はドローンを気軽に始めつつ、しっかりとその魅力も知ることができる方法を紹介していきたいと思います。ぜひこの機会にドローンの世界に入門してみましょう!

①100g未満の小型ドローンで入門

ドローンを始めるのあたってまずオススメしたいのは100g未満の小型ドローンです。ある程度大きな、本格的な空撮ができるドローンももちろんいいのですが、価格が多少なりともする点と万が一墜落した際の金銭的、精神的なダメージ、航空法の理解が必要な点、そして飛ばしてみてもそんなにハマらなかった場合などを考えると、まずは小型ドローンから始めるのがいいでしょう。

その航空法ですが、ドローンは航空法の無人航空機と定義されています。この無人航空機は、「航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(100g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)」とあり、全備重量が100g未満の機体は航空法の対象外となっています。これにより、難しい飛行申請が不要で航空法の制限も関係なく楽しめる点が、入門機として推奨できるポイントとなります。

しかし、よく理解しておいて頂きたいのは、100g未満の機体で航空法の対象外だからといって、危険な飛ばし方や人や自動車などの多い場所で飛行させることは決してしてはいけないという点です。特に次項で説明しますが、外で飛ばす際は周囲の安全に十分に注意するようにしなくてはなりません。また、100g未満の機体を、空港等周辺で飛行させることや高高度で飛行させることは、「航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為」として、従前のとおり航空法第134条の3の規制を受け、飛行の許可等が必要となる可能性があることも覚えておきましょう。必ず安全第一で飛ばすようにしてください。

②飛行前の準備について

100g未満の小型ドローンは、その多くが送信機やバッテリーもセットになったフルセット仕様で販売されています。そのため、飛行させる前に特におおがかりな準備が必要になるわけではないですが、付属されているバッテリーの充電だけは注意が必要です。

小型ドローンで採用されているバッテリーはリチウムポリマーバッテリー(リポバッテリー)がそのほとんどですが、リポバッテリーは間違った充電の仕方をすると発火の危険性があります。説明書の手順で充電すればほぼ問題ないですが、万が一に備え、いつでもすぐに充電をストップすることができるようにしておきましょう。リポバッテリーを充電しながら外出するようなことがないようにしてください。

また、飛行前にドローンの機体をチェックして、プロペラがきちんと締まっているか確認し、プロペラに破損がないかどうか、外観だけでもチェックしておくようにしましょう。

③まずはインドアフライトから!

100g未満の小型機でしたら、少し広い空間ならば飛ばすことができますので、まずはインドアで操縦練習するようにしましょう。オススメは体育館のような広いスペースですが、利用する際はしっかりとドローンを飛ばす旨を言って利用申請するようにしてください。

インドアで飛ばすメリットとしては、風がないこと、周囲の安全が確保しやすいこと、夜でも飛行練習できることが挙げられます。一方でデメリットとしては広い場所を確保しづらいため、思い切った飛行ができないこと、自宅の場合、壁や家具を傷つける可能性があること、操縦練習はできても空撮は楽しめないことが挙げられます。

ドローンの最大の楽しみである空撮ができないのはインドアのデメリットでありますが、一方で風のない環境でしっかりと操縦練習に打ち込めるのは大きなメリットでもあります。ここで操縦スキルを身に着けることが、空撮を楽しむためのステップだと捉えてみてはいかがでしょうか?

インドアでは離着陸やピッチ(スロットル)、エレベーター、エルロン、ラダーの基本操縦を何度も練習して、自然と舵が打てるようになるまで練習を繰り返すようにしましょう。

インドアで飛行させる際に注意したいのはエアコンの風です。小さなドローンの場合、自宅のエアコンの風が外乱となって機体が暴れることがあります。エアコンには近づけないように注意が必要です。

④小型ドローンをアウトドアで飛ばす

さて、インドアで十分に練習を積んだらいよいよアウトドアで飛ばしてみましょう。前述の通り、周囲に人や自動車、建物のない広い空間を探して、周囲の安全をよく確かめてから飛ばすようにします。

アウトドアでは風が吹いています。ある程度の風速になると、小型ドローンだと機体がアオられてしまいどこかへ飛んでいったり、手元まで戻せなくなることがあります。なるべく無風か微風の中で飛ばすようにしましょう。

また、インドアと違ってあまり高く高度を上げてしまうと、小型な機体だけにどちらを向いているのかわからなくなる危険性があります。なるべく自分の近くで、機体がよく見える位置で飛ばすようにしましょう。

小型のドローンとはいえ、プロペラが高速で回転していることに違いはありません。安全第一で飛ばすようにしましょう。

⑤まとめ

今回は全備重量100g未満の小型ドローンについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?まずはこの小型ドローンで入門し、ドローンの魅力を知ってから本格的な空撮ドローンにステップアップするのがオススメです。最近の小型ドローンは非常に飛ばしやすく、簡単な空撮やスマホアプリを使ってFPVフライト(一人称視点飛行)ができる機体もあります。ぜひこれを機会に小型ドローンで、空撮と遠隔操縦の面白さを味わってみてはいかがでしょうか?



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