意外と簡単!?DIPS2.0を使ったドローンの機体譲渡の方法
①DIPS2.0でドローンの譲渡手続きをしてみよう
2022年6月から始まった無人航空機の機体登録制度。100g以上の機体については、ドローン、ラジコン飛行機、ラジコンヘリ問わず、すべての機体を国交省に申請し、発行される登録番号を機体に掲示する必要があります。それらの申請等をおこなう仕組みがDIPS2.0と呼ばれるドローン情報基盤システムです。
今回はこのDIPS2.0を使って機体の譲渡をおこなう手順を紹介していきたいと思います。飛ばさなくなったドローンを他の方に譲渡して活用してもらったり、中古品として売却する際に使う機能で、使い方は一度覚えてしまえば非常に簡単です。今後、長くドローンに関わっていけば、機体を譲渡したり、譲渡されたり、というシーンも多くなってくることでしょう。そういった際に今回の記事を通じて、スムーズに手続きをおこなうことができるようなれば幸いです。
②譲渡する側の手続きについて
1:まずDIPS2.0にログインし、「無人航空機の登録申請へ」をクリックします。
2:次に「その他の手続き」をクリックします。
3:次に「所有機体の譲渡」をクリックします。
4:譲渡する機体を選択してから「機体の譲渡」をクリックします。
5:譲渡する機体の確認画面になりますので、問題なければ「次へ進む」をクリックします。
6:次に機体を受取とる人(受取人)のログインID、氏名、メールアドレスを入力して「確認」をクリックします。
7:受取人の情報を確認して「移転申請」をクリックします。
8:これで機体を譲渡する側の手続きは終わりです。DIPS2.0に登録してあるメールアドレスに機体を譲渡する際に必要なパスワードが来ていますのでチェックしておきます。
③機体を受け取る側の手続きについて
9:続いて機体を受け取る側(受取人)の手続きを進めていきます。DIPS2.0にログインし、「無人航空機の登録申請へ」をクリックし、次に「その他の手続き」をクリックします。そのページある「機体の受取り」をクリックします。
10:まず譲渡する人のログインIDと氏名、そしてメールに来ていたパスワードを入力します。
11:すると譲渡する人が登録した譲渡する機体の情報が出てきますので「機体受取」をクリックします。
12:続いて本人確認をおこないます。gBizIDプライムを取得していると、これを使っての確認を選択します。なお、機体の譲渡について1台目の機体で900円、2台目以降は1台あたり890円が必要となります。
13:所有者の情報を入力します。最後に「使用者情報の入力」をクリックします。
14:さらに使用者の情報を入力します。今回は所有者=使用者ですので、同一人物について「はい」を選択し、最後に「入力した情報の確認」をクリックします。
15:所有者・機体・使用者情報の確認を聞かれますので、確認して問題がなければ「受取申請」をクリックします。
16:これで受取人側の手続きは完了です。自身の登録機体の中に新たに受け取った機体名があるかどうか確認しておきましょう。
④まとめ
今回はDIPS2.0を使った機体の譲渡の方法について見てきましたがいかがでしたでしょうか?ドローンを長く扱っているとだんだん使わなくなる機体もあるかもしれませんが、機体はまだまだ活躍できる、という時に他の人に機体を譲渡してまた活躍してもらうのもいいですよね。そういった際にぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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