DJI人気シリーズ「Mavic Pro」と「Mavic Air」徹底比較！
折りたたみのできる本格空撮ドローンとして大人気の「Mavic」シリーズ。2016年に登場した「Mavic Pro」に続き、今年の春には「Mavic Air」も登場。その高機能さと携帯性、そして手軽さによって多くのドローンフライヤーに支持されているこの2機ですが、いざ購入しようとした時に、どこが違うのか、自分に合った機体はどちらなのか、ドローン初心者には分からなくなってしまうはず。そこで今回は「Mavic Pro」と「Mavic Air」をいくつかのポイントから比較して紹介していきたいと思います。
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①機体サイズ
2機の機体のサイズはプロペラを折りたたんだ状態で「Mavic Pro」が83✕83✕198mm。一方で「Mavic Air」は49✕83✕168mmとなっている。これだけ見ても「Mavic Air」のほうが小型化されているのが分かります。さらに両機の重量は、「Mavic Pro」が離陸重量で734gg、「Mavic Air」は430g。機体の大きさの違いが重量にも大きな違いが出ているのが分かりますね。単純にスペックだけを比較すると「Mavic Air」が小さいのが分かりますが、実際に手に持ってみると重量はさておき、機体サイズはその違いはあまり気になるほどではなく、「Mavic Pro」でも十分に鞄に入れて持ち歩くことができるのではないでしょうか。
②飛行時間とバッテリー
次に飛行時間ですが、「Mavic Pro」は約27分、「Mavic Air」は約20分となっています。この飛行時間の違いは主にバッテリーの容量が影響しているようで、「Mavic Pro」は3830mAhなのに対して、「Mavic Air」は2375mAhです。機体が小型化したため、容量の大きなバッテリーを積めなくなった「Mavic Air」はどうしても飛行時間が短くなってしまっています。
③カメラ
機体に搭載されているカメラは「Mavic Pro」が1/2.3インチCMOSセンサーを搭載した、有効画素数1235万画素のもので、4K撮影に対応したものが3軸ジンバルに搭載されています。一方で「Mavic Air」は同じく1/2.3インチCMOSセンサー搭載で有効画素数1200万のもの。毎秒100Mbps、4KウルトラHD撮影に対応した高性能カメラがやはり3軸ジンバルに搭載されています。また、180度パノラマ撮影に対応しており、没入感たっぷりの撮影ができるはずです。このようにほぼ同じスペックながら、細かい部分での若干の仕様の違いがあり、カメラ性能に限って言えばやや新しい「Mavic Air」が有利かと思われるくらいです。
④障害物回避機能
両機はフライトオートノミーと呼ばれる障害物回避機能を持っており、「Mavic Pro」には5つのカメラとナビゲーションシステムが搭載されており、最大で15m先の障害物を認識し、回避するかその場に留まるかを選択します。一方で「Mavic Air」は「フライトオートノミー2.0」と題した強力なセンサーシステムを搭載。メインカメラや前方に配置されたデュアルビジョンセンサー、下向きの赤外線検知システムなどによって、機体の前方後方にある障害物を自分で能動的に回避できるようになっています。
⑤インテリジェントフライト機能
さまざまなフライトを簡単におこなえてしまうインテリジェントフライト機能。「Mavic Pro」には被写体を追いかけて撮影する「アクティブトラック」や画面上で行きたいところをタップするだけで機体が飛んで行く「タップフライ」、そして画像認識システムを使い、ジェスチャーをするだけで撮影ができる「ジェスチャーモード」など画期的なシステムが搭載されています。一方、最新機である「Mavic Air」には、「アクティブトラック」や「タップフライ」の他に、「クイックショット」と呼ばれる簡単に複雑な飛行での撮影が可能なフライトモードや、「スマートキャプチャー」と呼ばれる「Mavic Air」を自分の手で扱うことができる機能も搭載されています。この点だけを考えると、どうしても最新鋭である「Mavic Air」に分があるようです。
⑥まとめ
このように全体的なスペックや機能については最新鋭の「Mavic Air」に軍配が上がる点が多い傾向にあります。しかし、「Mavic Pro」もその上位機種である「Mavic Pro Platinum」をリリースするなど、いまだにその需要はあり、マニアから熱烈な支持を集めているようです。どこへでも持っていける便利さと本格的な装備が自慢の「Mavic 」シリーズ。ぜひ、アナタの旅のお供に持っていってはいかがでしょうか。