組み立てからプログラミングまで!DJIの教育用ロボット「ROBOMASTER S1」登場!

最近はドローンだけでなく、アクションカメラやハンドヘルドカメラなどさまざまなプロダクトをリリースしてきているDJI。そんなDJIから今度は地上走行するロボットが登場しました。

この「ROBOMASTER S1」は、単に地上を走行したり、走行シーンを撮影できるだけでなく、ScratchとPythonといったプログラミング言語に対応しており、AIのプログラムを入れることで、さまざまな認識をさせたり、行動パターンなどを入れることができます。つまり、この「ROBOMASTER S1」自体がプログラミングを学べる教育用ロボットなのです。

それでは注目の「ROBOMASTER S1」を早速見ていくことにしましょう。

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①最新のマシンビジョンテクノロジー

この「ROBOMASTER S1」には、最新のマシンビジョン技術が搭載されており、さまざまな物体を自動識別するだけでなく、音を認識することもできます。また、バトルの最中に対戦相手のユニットから信号を受診することもできます。

具体的には、「ラインフォロー」「ビジョンマーカー認識」「フォローモード」「拍手認識」「ジェスチャー認識」「ロボット認識」の6つの機能でさまざまな物体を認識することができます。

「ラインフォロー」は、線に沿って自動で走行してくれます。また、「ビジョンマーカー認識」は、数字、文字、および特殊文字を含む最大44個のビジョンマーカーを認識することができるため、コーディングとバトル、走行機能の可能性を広げることが可能です。

次に「フォローモード」は、画面内で選択した人物を識別して追尾することができ、「拍手認識」は、拍手認識モジュールが内蔵され、拍手の回数に基づく独自の反応動作をプログラムすることができます。

さらに、「ジェスチャー認識」では、DJIドローンの一部に搭載されているジェスチャー機能に対応し、手の動きに合わせたプログラムに実行が可能です。そして「ロボット機能」では、対戦相手の本体を認識し、プログラムに基づいて独自の動作を実行することが可能です。

②組み立ても楽しめるモジュラー設計

「ROBOMASTER S1」は、DJI製の部品で構成されたモジュール式となっており、6つのPWM(パルス幅変調)制御ポートを搭載しています。組み立てはネジとケーブルを使いながらセロから構築することができ、その組み立てだけでも楽しいもの。主砲のような「ブラスター」は、LEDライトでゲル弾や赤外線ビームの発射軌跡を描き、発射音や反動で、バトルシミュレーションに抜群の臨場感を演出してくれます。さらに、バトル時の安全性を確保するため、ブラスターで発射するゲル弾は無毒性のものを使用し、発射の角度は制限され、発射の速度は変更できないようになっているなど、安全性に関してはかなりの基準を満たしている。

また、ドローンで培った技術を応用した2軸メカニカルジンバルは、ジンバルのヨーとピッチ回転範囲は540度×65度で、FPVカメラに広い視野を提供してくれます。内蔵された直接駆動ブラシレスモーターは、IMUおよび高度アルゴリズムと連携することにより、±0.02度の範囲での振動制御精度でジンバル動作を実現し、スムーズな映像伝送と精密制御を実現しています。

さらに、マシンの脚の部分である「メカナムホイール」は、各ホイールには全方向移動を可能にするローラーが12個付属。フロント軸サスペンションがあるので、どのような道でも快適に走行することができるようになっています。

バトルでは、敵のゲル弾や赤外線ビームの攻撃を検知するシステムとしてインテリジェント検知アーマーが装備されています。攻撃された場合、内蔵のレフリーシステムにより、即座に分析され、リアルタイムに画面で減ったHPを確認できるなど、ゲーム要素も高い機体となっています。

③FPV走行で臨場感溢れるシーンを楽しむ

機体にはカメラが搭載されており、このカメラからのFPV視点での映像を見ながら実際に運転席に乗っているかのようなドライブが楽しめます。これまでのドローンとはまた違ったFPV視点での走行は、抜群の爽快感が味わえるようになっています。

また、自分で作ったトラック上で、他の人とレースを楽しむことも可能です。前述したビジョンマーカーを認識させることで、スピード感溢れる「超速」や相手に「めまい」といった特殊効果を与えることで、レースを優位に進めることができるでしょう。

④世界中のライバルと白熱のバトル

「ROMOMASTER S1」は、もともとDJIが主催する国際ロボット大会「Robomaster」で活躍する地上走行ロボットから着想を得て開発されているため、競技性の高い機体となっています。1人で走行する「ソロモード」では、ビジョンマーカーをスキャンすることで、ターゲット演習とターゲットレースの2モードで遊ぶことができます。さらに、複数の人と遊ぶ際は、レースモードと対戦モードを用意。レースモードは、番号が表示されたビジョンマーカーを正しい順にスキャンして、そのスピードを競うもの。そして、対戦モードではゲル弾や赤外線ビームを使って相手と白熱のバトルができます。戦車を意識したマシンだけに、対戦モードは大いに盛り上がることでしょう。

⑤まとめ

いかがでしたでしょうか。「ROBOMASTER S1」は、マシンの組み立てからAIテクノロジーを認識させるためのプログラミングまで、無限の可能性を持ったマシンとなっており、自分の思うままに仕上げていくことができます。これまでのドローンとはまた一味違った新しい体験が楽しめる教育型ロボット「ROBOMASTER S1」は、今後も目が離せない注目の製品になりそうです。

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