DJI空撮ドローンのフラッグシップ！「DJI Mavic3」のここに注目！
2021年12月に発表されたDJIの最新空撮ドローン「DJI Mavic3」。発表と同時に世界的な話題となっているこの最新ドローンですが、これまでのドローンとどこが異なり、どういった特徴があるのか、そのポイントが多すぎてこの「DJI Mavic3」の良さを十分に理解し切れないという方も多いようです。
そこで今回は「DJI Mavic3」の特徴を、それぞれの機能ごとに見ていきたいと思います。最新ドローンの魅力について、ぜひ知って頂ければと思います！
①「DJI Mavic3」のラインナップ
まず、「DJI Mavic3」のラインナップを紹介していきたいと思います。今回は3ラインナップとなっており、機体のみの「スタンダード」、バッテリーや充電ハブ、キャリーバッグなども付いた「Fly More Combo」、そしてApple ProRes 422 HQ動画撮影に対応し、1TB SSD内蔵、DJI RC Pro送信機が付いた「Cine Premium Combo」になります。そのスペックだけを見ても「Cine Premium Combo」はプロレベルの映像制作にしっかりと対応可能な装備となっており、価格は上がるものの、利用シーンに応じてはこちのパッケージを選ぶ方も多いのではないでしょうか？
②「DJI Mavic3」のカメラ
この機体の最大の特徴は、機首に搭載されたカメラでしょう。搭載されているカメラは、ハッセルブラッド製の「L2D-20c」というカメラとなっています。このカメラは、通常のカメラと望遠カメラがひとつのユニットに一緒になっており、それぞれの特徴を生かしてさまざまな撮影をおこなうことができます。
まず通常のカメラですが、4/3インチCMOSセンサー搭載の高性能カメラとなっています。静止画は最大で5280×3956となっており、20MP対応、f/2.8〜f/11の間で絞りを調整可能となっており、VDAFというビジョン検知オートフォーカス技術が採用されています。
さらに動画モードでは、5.1K動画撮影に対応しており、4Kでは120fpsで撮影が可能です。さらに10-bit D-Logカラープロファイルで最大10億種類の色を記録してくれますので、細部まで色情報を詳細に保持することが可能です。さらに先述の通り、Cineモデルでは、Apple ProRes422HQコーディングに対応し、最大ビットレート3772Mbpsを実現しています。
一方の望遠カメラは、1/2インチCMOSセンサー搭載で、28倍ハイブリッドズームに対応しているカメラとなります。こちらのカメラを活用した「探索モード」では、遠くの被写体をズームで確認でき、構図を調整しながら飛行するという新しい使い方が可能です。もちろん、ズームカメラの良さである、被写体を遠くから捉えることが可能なこともあり、安全な場所から撮影できるというメリットも見逃せません。
③「DJI Mavic3」の飛行性能
DJIのドローンについて、新しい機体が出るたびに飛行性能が大きく進化している点も特徴ではないでしょうか？今回の「DJI Mavic3」についても注目すべきポイントがあります。
まず、安全性の担保してくれる全方向障害物検知機能です。これは前作にも搭載されていましたが、前方、後方、側面、上方、下方のすべての方向に障害物検知のセンサーが搭載されており、飛行中の安全を守ってくれています。さらに障害物があった際に機体が自分で判断して障害物を回避する「APAS5.0」にも対応。さらに安全性や信頼性の高い機体に仕上がっています。
さらにRTH（Return To Home）機能も進化し、新たにアドバンスドRTHとなりました。これは飛行ミッションが終了し帰還する際に、ホームポイントまでの最適な飛行ルートを自動で決定してすぐに帰還してくれるものです。これはユーザーが起動した際にだけでなく、信号ロストによりアドバンスドRTHが起動した際も有効となっています。
そして気になる飛行時間ですが、最大で46分と非常に長いものとなっています。また、1080p/60fpsのフルHDフレームレートライブ映像に対応。映像の伝送距離も最大で8km（国内）となっております。
また、アクティブトラック5.0やマスターショットといった便利な撮影モードも搭載されており、これらにより、高速で動く被写体やオリジナリティ溢れる映像をいとも簡単に撮影することが可能となっています。
④魅力たっぷりな「DJI Mavic3」
今回は「DJI Mavic3」の魅力について詳細してきましたがいかがでしたでしょうか？その機能は、ハイアマチュアからプロまでもカバーしたものとなっており、この機体で撮影された美しい空撮映像がこれから次々と世界に配信されていくことでしょう。
DJIがこれまで培ってきたノウハウを注ぎ込んだ感さえある「DJI Mavic3」。ぜひその実力を実感してみてはいかがでしょうか？