初心者でも安心の機能と価格!DJI「SPARK」で入門するドローン空撮

これからドローンで空撮を始めてみたいと思っている人へ、DJIのドローンをオススメするならば何がいいだろうか、と迷う時があります。手軽に遊べる「Tello」もいいし、本格的な空撮ドローンならば「Mavic Air」や「Mavic2」といった機体で本格的な空撮の楽しさを味わっていくのもいいでしょう。

しかし、「Mavic2」といった本格的な機体はそれだけ価格も高く、決して気楽に始められるものでもありません。だが、空撮に関して言えばやはりそれなりのカメラとジンバル性能、そして何よりも安全性に優れた機体であることが初心者にとって優先されることでもあります。

初心者でも安心して使え、そして本格的な空撮ができ、価格もリーズナブルなもの…となると、DJIのラインナップならば「SPARK」一択ではないでしょうか。小型ながら非常に豊富な機能を備え、美しい空撮映像を残すことができるこの機体は、登場以来高い支持を集めており、今なおその人気に陰りが見えることはありません。

そこで今回はこのDJI「SPARK」について振り返っていきたいと思います。

①小型機ながら高いカメラ&ジンバル性能

非常にコンパクトなサイズの「SPARK」ですが、機首部分に搭載されたカメラは1/2.3インチCMOSセンサーを搭載した高性能なもの。1080p30fpsの動画と、1200万画素の静止画の撮影が可能で、高い画素数による感度の高さによりそのままの色をしっかりと出すことができます。また、カメラはメカニカル2軸ジンバルに取り付けられており、撮影時のブレを大幅に軽減し、スムーズで美しい映像を残すことができるようになっています。

また、豊富な撮影モードを搭載しているのも、この「SPARK」の特徴。パノラマ撮影やシャローフォーカスといった撮影モードを駆使することで、オリジナリティ溢れる映像をいとも簡単に撮影することができるでしょう。

②ジェスチャーコントロール、クイックスタート&フライトモード

DJIのスパークには腕の動き=ジェスチャーで機体をコントロールできるユニークな機能が搭載されています。機体は自分を動かす対象を認識すると、その人の手の動きに沿って飛行し、シャッターを切るポーズをすると、それだけで簡単にセルフィーを撮影することができます。

また、クイックスタート機能も用意されており、この機能を使うことで機体は手のひらからすぐに離陸し、そのままフライトを開始することができます。こちらも「SPARK」に搭載された顔認証機能により実現している機能で、小型機ながらいかに最新のテクノロジーが搭載されているかが分かると思います。

そしてさまざまな飛ばし方が簡単におこなえるフライトモードも見逃せません。ダイナミックな動画を簡単に撮影できる「クイックショット」には、「ロケット」「ドローニー」「サークル」「螺旋」といった飛ばし方が用意されており、ボタンひとつで開始することができます。また、スマートフォンの画面をなぞることで、機体がそのままのルートをトレースして飛行するタップフライや、被写体を捉えて追いかけ続けるアクティブトラックといったフライトモードは、自分でマニュアルで飛行させるには難しいものの、プリセットされた機能ならば簡単に実現することができる。こういったあたりも、DJIのドローンが支持される要素のひとつではないでしょうか。

③高い安全性を実現

この「SPARK」には、小型ドローンとは思えない高い安全性が備わっている。そのひとつがフライトオートノミーと呼ばれる正確なホバリングと最大5m先の障害物を認識し衝突を防止するシステムで、メインのカメラや底部のビジョンポジショニングシステム、3次元認識システム、デュアルバンドGPS、高精度慣性測定システムなどを組み合わせ、機体を安定感良く飛ばすことができるようになっています。また、GPS信号によってホームポイントに自動で帰還させることができるリターントゥホームも、初心者にとっては安心して飛ばせる機能のひとつと言えます。

④アウトドアで魅力の高い携帯性

「SPARK」は、寸法が143×143×55mmと非常にコンパクトなサイズ。これならば、カバンの中に入れて持ち歩くことも容易で、しかも離陸重量が300gと軽量な出来だけにどこへでも携帯できるのも魅力のひとつだ。また、小型機なのでバッテリー容量も決して大きくないものの、最大飛行時間は16分と十分な飛行時間を確保できているので、アウトドアでも十分に活用できる機体なのではないでしょうか。

⑤まとめ

ここまでで、DJI「SPARK」の高性能さをご理解頂けたでしょうか?「SPARK」は我々に新しい可能性を示しており、この機体がキッカケでドローンの世界にドップリとハマる人も多くいます。これからドローンを使った空撮を始めてみようと考えている人は、ぜひDJI「SPARK」をチェックしてみてください。