いま注目の新しいソリューション!水中ドローンを深く知る!
ドローンステーションを運営するポラリスエクスポートにも、最近多くのお問い合わせを頂くようになった水中ドローン。11月に名古屋市内のプールをお借りして開催した「水中ドローン実演・体験会in名古屋」も多くの方にご参加頂き、活況を呈しました。
しかし、この新しいソリューションである水中ドローンは、まだまだどんなものなのか、そして何をすることができるのか、理解できていない人も多いではないしょうか?
そこで今回はいま大注目の水中ドローンを紹介していきたいと思います。みなさんもこれを機会にぜひ水中ドローンに注目してみてはいかがでしょうか!?
①水中ドローンとは!?
水中ドローンは別名ROV(Remotely Operated Vehicle)とも呼ばれる、水中の中を潜航しさまざまなミッションをこなすことができる無人潜航艇ともいうべき存在です。
操縦者は地上から水中ドローンの機体を操縦し、撮影や作業をおこないます。機体と操縦者の送信機はケーブルでつながっており、機体に搭載されたカメラの映像を手元で見ながら巧みに操っていきます。
そんな水中ドローン聞くと、一般的にはレジャー用として海中の撮影などを行うのがイメージされると思いますが、現在は恐るべき速度で日々進化しており、その技術革新が進むに連れて活用のシーンは次々と増えています。
最初に挙げられるのは水中の撮影です。単純に水中の様子を撮影するだけでなく、船体の底部や水中設備の水に入ってしまっていて見えない部分などの点検を人間に変わっておこなうことができます。空を飛ぶドローン同様、人間が近づきにくい部分に容易に近寄ることができるのが水中ドローンの大きなメリットとなっています。
撮影や点検だけでなく、漁業や水産業、エンターテイメント、災害救助や監視など、今後水中ドローンが活躍するシーンはどんどん増えていくことでしょう。
②水中ドローンの機体について
水中ドローンは国内外よりいくつかのメーカーから、用途別にさまざまなラインナップが登場しています。一般的なコンシューマ機から産業用の機体まで、機能や装備に違いがありますので、自分の利用シーンに応じた機体を選ぶようにしましょう。
価格ですが、リーズナブルなものだと20万円ほどから、産業用の機体となると数十万円から100万円オーバーの機体まで、さらにグレードが上がると500万円~1000万円といったような高価な機体まで存在します。
それぞれの機体は、潜航性能や操縦性能などが異なるだけでなく、撮影用のカメラの性能やライトの性能なども大きく変わってきます。さらにはロボットアームをオプションで取り付けることができるか、など選択肢の幅もどんどん広がっています。
水中ドローンは一般的には3~6時間ほど稼働させることが可能です。バッテリー容量や装備に応じて燃費は変わってきますが、このあたりは空中のドローンより稼働時間は長めと考えて良いでしょう。
ちなみに産業用の機体となると、深度300メートルの水圧に対応できるだけでなく、10,000lmものライトを搭載し、4K UHDで録画できたり、8時間の稼働が可能となっているなど、非常に高性能な機体となってきます。
③水中ドローンの操縦は難しい?
そんな水中ドローンですが、空を飛ぶドローンと比べると墜落の危険性はありません。ケーブルでつながっていますので、その点の安心感はあります。
ですが、いきなり自由自在に操縦できるかというと、そんなことはありません。まず機体に慣れるために周囲に人や船がいない安全な場所でしっかりと練習をおこなう必要はあります。最近の水中ドローンは運動性に優れた機体が多く、また多くの機能が搭載されていますので、まずはしっかりと操縦の練習をおこない、3次元の動きに慣れることが大切です。
動きは空中を飛ぶドローンと似ていますが、浮上と潜水、左右の水平移動、さらに上向き下向きの回転、時計回り反時計周りの回転で操縦することとなります。さらに機種によっては、姿勢維持や深度や角度のロックなどができ、ロックすることで機体を一定に保つ、いわゆるホバリングの機能がある機種も存在します。また、衝突防止や障害物との距離や高さを一定に保つ機能などもあり、技術の進歩とともに安全性も進化していっています。
そして水中ドローンの操縦で重要なのがケーブルさばきです。水中ドローンは地上と有線でつながっていますが、撮影時に補助者がいかに的確にケーブルさばきをおこなうかで、効率的で美しい撮影ができるか決まってきます。この点は空中のドローンとはまったく異なった部分でしょう。
④水中ドローンを操縦する際の資格や保険は?
ここからは水中ドローンを操縦するにあたり、いくつか気になる点をピックアップしていきたいと思います。
まず、水中ドローンで気になるのは、操縦するための資格や機体登録制度の有無ではないでしょうか?ドローンでは国家資格や機体登録制度が整備されていますが、現在のところ水中ドローンに関しては義務化された登録制度はなく、また、操縦に関しても免許は不要です。ただ、自身の操縦技量を証明することができる、民間の操縦士資格は存在します。
また、水中ドローンを操縦する場所ですが、空中のドローンは風があると操縦するのが難しいのと同様、潮流や河川の水流がある中での操縦や撮影にはある程度のスキルが必要です。最近の高性能な機種になると、前述した同じ場所に留まるポジショニング機能やマッピング(自動航行)機能もありますので、そういったシーンでは高性能なドローンのほうが効率よく、的確な撮影ができるでしょう。
そして、決して安くない水中ドローンですが、万が一に備え操縦する際は保険に加入しておくようにしましょう。保険に加入することで対人・対物賠償がカバーできますし、機体保険に加入すれば愛機に破損や水没などがあっても補償がききます。トラブルに備え、保険には必ず加入するようにしましょう。
⑤まとめ
今回は注目の新ソリューションである水中ドローンについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
水中ドローンはテクノロジーの進化とともに、利用シーンが多く広がっていっており、今後の活躍が大いに機体できるジャンルです。
ドローンステーションを運営するポラリスエクスポートでは、水中ドローンの機体販売だけでなく、機材の取り扱い、操作方法のレクチャー講習も行っております。、さらに、11月に好評を博した「水中ドローン実演・体験会」も引き続き開催していく予定です。
水中ドローンでお困りの方はぜひポラリスエクスポート、もしくは名古屋のドローンショップ「大須ドローンステーション」にご相談ください!
■大須ドローンステーション■
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