その実力は無限大!?DJI「P4 MULTISPECTRAL」に注目!

2020年2月29日

最新の小型空撮ドローン「Mavic Mini」が注目されるDJIのドローンですが、その前に発表された精密農業向けドローン「P4 MULTISPECTRAL」は、業界で大きな話題を呼んでいる機体です。今回はこの「P4 MULTISPECTRAL」にフォーカスしていきたいと思います。



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P4 MULTISPECTRL(GNSモバイルステーション 付属)

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①「P4 MULTISPECTRAL」のカメラに注目!

DJIの名機「PHANTOM4 Pro」をベースに開発された「P4 MULTISPECTRAL」ですが、この機体の最大の特徴は、機体の下部に搭載されたマルチスペクトルカメラでしょう。RGBカメラが1台、さらにブルー、グリーン、レッド、レッドエッジ、近赤外線の帯域の5台のマルチスペクトルカメラレイで情報を収集し、農業用の画像を簡単に集めることができるようになっています。2MPのカメラにはグローバルシャッターが搭載されており、さらにDJIが誇る3軸ジンバルで非常に安定した状態で撮影することが可能です。これにより、作物の育成状況を上空から把握することができ、そのデータを元に追肥の量やさまざまな施策をデータをベースにして考えることができます。

②機体に内蔵されたスペクトル日照センサー

また、もうひとつの特徴として機体の上部に備え付けられたスペクトル日照センサーがあります。このセンサーは太陽放射照度を捉えることによって、1日の異なる時間帯でのデータ収集の精度を向上させ、データに一貫性を持たせることが可能です。ここで得た情報を後処理データと組みあわせることで、正確なNDVI測定結果を作ることが可能となっています。

③リアルタイムに2つの映像を切り替え可能

精密農業をおこなうにあたって、上空からドローンの映像で作物の生育がどのような状態になっているのか映像で把握する必要があります。そういった際に使われるのが通常のRGB映像と、正規化差植生指数(NDVI)分析と呼ばれるものとなります。従来は、この2つの映像を見ようと思った時は、撮影している機体を一度降ろして、切り替えてから再度飛行して今度はNDVI測定映像を見る、といった手間がかかっていました。

しかし、この「P4 MULTISPECTRAL」ならば飛行中でも瞬時に2つの映像を切り替えることが可能で、気になる箇所を両方の映像で確認することができます。これにより、より正確に作物の生育状況を把握することができるようになっています。

④正確な位置情報をベースにしたデータ収集

広い圃場において、どこで撮影した映像なのかを分かるようにすることは非常に重要なことです。この「P4 MULTISPECTRAL」では、DJIが誇る「TimeSync」システム搭載しており、リアルタイムに正確な測位データを取得することができ、cmレベルでの非常に正確な測定値を得ることが可能となっています。

この「TimeSync」システムでは、機体に搭載されたフライトコントローラーとRGBカメラ、NBカメラ、RTKモジュールそれぞれが常に調整し合うことでそれぞれの画像1枚1枚に正確な位置情報をcmレベルで得ることができます。

⑤アプリで簡単に飛行プランニング

この「P4 MULTISPECTRAL」を使った飛行ミッションは、DJIが出しているGS PROを使用して飛行の計画を建てることができます。プランニングされたミッションは自動でドローンが飛行し、その飛行データもアプリで管理してくれます。

⑥まとめ

今回は精密農業曜ドローンDJI「P4 MULTISPECTRAL」を見てみましたがいかがでしたでしょうか?農業は担い手が少なくなる中、どんどん大区画化が進んでいき、その中で作物の質を高めていき、広い圃場からできるだけの量が収穫できるようにしていかなければなりません。そういった時に、この「P4 MULTISPECTRAL」の真価が発揮されるのではないでしょうか。



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