クリエイターに新しい可能性を!ワイヤレスマイク「DJI Mic Mini」登場!
ドローンやカメラのスタビライザーで世界を席巻するDJI。そんなDJIから新しくコンパクトで軽量かつスタイリッシュなワイヤレスマイク「DJI Mic Mini」が登場しました。コンテンツクリエイターが求める性能を詰め込んだ画期的なワイヤレスマイクを、今回は細部まで紹介していきたいと思います。
①気になる「DJI Mic Mini」の特徴
今回登場した「DJI Mic Mini」の最大の特徴は、その名前の通り非常に小さく軽量なそのサイズと、超小型マイクながら多くの機能を詰め込んだ多機能さではないでしょうか。
「DJI Mic Mini」には2段階のノイズキャンセリング機能が搭載されており、屋外での録音でも周囲の騒音をカットし、非常に美しいクリアな音質を確保してくれます。ノイズキャンセリングは2段階で設定でき、ベーシックレベルは静かなインドア環境での使用に適しており、強レベルは騒音環境や大人数の観客で埋まったホール、そして屋外イベントなどの環境で使用することができ、周囲のノイズを見事にカットしてくれます。さらに屋外では録音時に悩まされる風の音も、「DJI Mic Mini」に搭載されたウインドスクリーンによって大幅にカットすることに成功しています。
さらに自動リミッティング機能も搭載されています。これは、音声入力が大きすぎる場合に音量を下げることで、音声の歪みを引き起こしてしまうクリッピングを回避してくれるものです。また、レシーバーのダイヤルを使ってゲインを調整することで、5つのレベル切り替えによって収録したサウンドの入力を制限できる機能も搭載されています。
②細部までこだわりぬいた「DJI Mic Mini」
驚くほどコンパクトで、いかにも使い勝手の良さそうな「DJI Mic Mini」ですが、細部までこだわった造りも見事なものです。特に音質については妥協を許さないものとなっており、無指向性録音に対応しているだけでなく、レシーバーは一度にトランスミッター2台とペアリングが可能なため、複数の音源から集音することで細部の音を犠牲にすることなく、高品質な音声を収録可能です。
さらに、モノラルとステレオによるデュアルチャンネル録音によって、2台のトランスミッターからの音声を分離させたり、逆にひとつのトラックに統合させるなど、状況に応じてさまざまな編集と調整ができるようになっています。また、DJI Mimoアプリと連携することで、メイントラックより6db低い音量で集音できるセーフティトラック機能も装備。前述のクリッピングや歪みといった音声に関するトラブルを回避すべく、フェイルセーフ機能として、クリエイターに安心感を与えてくれます。
そんな「DJI Mic Mini」ですが、音声は最大で400mまで伝送が可能です。しかも、パワフルな耐干渉性能によって騒がしいアウトドアでも高品質な音声を収録することができる安定感は見事なものです。
そしてありがたいのが、長時間使用が可能な点です。ポッドキャストの配信やライブ配信などで長時間使用も想定されると思いますが、フル充電した「DJI Mic Mini」充電ケースならば最大48時間の使用が可能です。さらにすごいのが、5分間のクイック充電で1時間も「DJI Mic Mini」を使用することができる点。これは収録現場で非常に助かるのではないでしょうか。
③DJI製品とも簡単につながる「DJI Mic Mini」
この「DJI Mic Mini」トランスミッターは、レシーバーなしでDJIの人気アクションカメラ「Osmo Action 5 Pro」や「Osmo Action 4」、そして「Osmo Pocket 3」に直接接続できます。さらに、レシーバーを使わなくてもBluetooth経由でスマートフォンに接続することができ、インストールした撮影アプリで音声を収録できる点も見逃せません。
さらに、DJIが得意とするドローンにも活用できます。ドローンを飛ばすためのDJI FlyアプリをDJI NeoドローンとDJI Mic MiniにBluetoothで接続して音声を収録し、空撮映像にオーバーレイすることも可能です。この場合、アプリ側でプロペラの風切り音をキャンセルし、音声トラックを映像に取り込むことで、空撮でも高品質のサウンドを実現しています。
④まとめ
今回はDJIから新しく発売されたワイヤレスマイク「DJI Mic Mini」について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
クリエイターにとってマイクはなくてはならないアイテムですし、マイクひとつで動画の良し悪しが決まったり、出来上がりに大きな違いが出てくる可能性のある重要なアイテムとなります。
DJIがこれまでドローンやカメラで培ってきた技術が多く盛り込まれた「DJI Mic Mini」で、新しい作品の製作に取り掛かってみてはいかがでしょうか?