ラジコンヘリを飛ばすために必要なアイテムを確認しよう!
空ものラジコンでも特に憧れの的であるラジコンヘリ。このラジコンヘリを楽しみたいと思っても、最初に何を購入すればよいかわからない人も多いことでしょう。最近では各社からRTFキットと呼ばれるセットがラインナップされている。RTFとはReady To Flyの略で、機体はほぼ完成しており飛ばすまでに必要なものはほとんど揃っているセットになります。他には半完成の機体にモーターだけ付属したものやサーボが付属したセット、送受信機やリポバッテリーまで揃ったフルセットもラインナップされていることがあります。
そこで今回はラジコンヘリを始める上で必要なアイテムをひとつずつ見ていきたいと思います。
①ラジコンヘリの機体(エンジン/電動)
機体は組立キットから完成調整済みのセットまでさまざまな種類が用意されています。入門者ならばホバリング調整済みセットですぐに練習を開始するのがオススメです。
②送信機と受信機(エンジン/電動)
機体とフライヤーをつなぐ送信機(プロポ)と受信機。受信機は送信機とセットになっていることが多いです。将来を見越すと6ch~10chのミドルクラスプロポがコストパフォーマンスもよくオススメです。
③モーター(電動)
もし機体のみのキットの場合、電動ヘリならばパワーソースとしてモーターが必要になります。搭載できるサイズやパワーによって選ぶモーターが変わってきますので、推奨モーターをよく確認しましょう。
④アンプ(電動)
モーターをコントロールするアンプ(ESC)は流れる電流値によって10Aから100A以上のものまでさまざまです。こちらも自分の機体とモーター、バッテリーを確認して推奨される容量のアンプを購入しましょう。ブラシレスモーターにはブラシレスモーター用アンプのみ使用できます。
] ⑤バッテリー(エンジン/電動)
電動ヘリの動力源となるリポバッテリーは推奨のセル数や容量、放電能力を持つものを購入します。また、エンジン機の場合、受信機用のバッテリーが必要になります。こちらも忘れず用意しましょう。最近の電動ヘリは動力用バッテリーを受信機用の電源とすることができるのでほとんどの場合不要です。
⑥充電器(エンジン/電動)
電動ヘリの動力源となるリポバッテリーや、エンジンヘリの受信機用バッテリーを充電するための充電器。最近はリポだけでなくさまざまなタイプのバッテリーを充電ができるマルチタイプのものが多く出回っており、ボタン一つで開始でき、安全性にも配慮されているなど高性能なものが多く発売されています。
⑦ヘリ用エンジン(エンジン)
エンジンヘリの組立キットの場合、パワーソースとしてヘリ用エンジンが必要になります。ヘリ用エンジンは30、50、90クラスと機体が分かれており、それに応じたエンジンが用意されている。使用されるのはグロー燃料で動く2ストロークの模型用グローエンジンです。
⑧エンジンスターター(エンジン)
エンジンヘリを始動させる場合に必要なエンジンスターター。サイズによってトルクが異なり回せるエンジンに差が出てきます。スターターにはバッテリーが搭載されており、充電しておかないとエンジンを回せなくなるので注意が必要です。
⑨グロー燃料(エンジン)
エンジンを回すための燃料。4L缶がスタンダードで、パワーを出すためにオイルの中にニトロが混ざっています。燃料には飛行機用とヘリ用があり、ヘリ用では燃料に色が付いていることがあります。ラジコンヘリはタンクが露出していることが多いので、色が付いていると残量が見やすくなります。
⑩マフラー(エンジン)
エンジンから出る排気煙を外部に放出し、さらにエンジンにプレッシャーを与えてパワーを増す役割があるマフラー。その役割ゆえにブーストパイプなど呼ばれることもありますが、このマフラーもエンジン機では必要になります。まずはスタンダードタイプのものがあれば大丈夫でしょう。
⑪エンジン周辺アイテム(エンジン)
燃料を入れるタンクはキットに付属していることが多いです。また、エンジンとタンクをつなぐ燃料パイプは途中にゴミの進入を防ぐフィルターが装備されていることもあります。また、エンジン始動時にエンジンのプラグをヒートさせるプラグヒートも必要になります。
⑫ローター(エンジン/電動)
ラジコンヘリにはメインローターとテールローターの2つの種類があります。メインローターは最近ではその多くがカーボン製のものとなっており、適度にしなり、しかも剛性が高いものがほとんど。機体のサイズによって推奨されるメインローターとテールローターを用意しましょう。
⑬ジャイロ(エンジン/電動)
ラジコンヘリの姿勢制御を担うジャイロ。フライバー機の場合はラダーのみに入っており、フライバーレス機の場合はエルロン、エレベーター、ラダーの3つの舵に入っています。最近はほとんどがフライバーレスヘリとなっているので、3軸ジャイロを揃える必要があります。
⑭サーボ(エンジン/電動)
ラジコンヘリのメインローターの傾きを担うスワッシュサーボとラダーの動きを担うラダーサーボ、さらにエンジン機の場合はエンジンの動きを担うスロットルサーボが必要になります。電動ヘリならば4サーボ、エンジンヘリならば5サーボが標準です。一般的にラダーサーボはスピードが求められ、専用のサーボが用意されています。
⑮ピッチゲージ(エンジン/電動)
ラジコンヘリの調整の際に、メインローターの角度をチェックするために必要なのがピッチゲージ。最近ではデジタルのものが主流で、写真のようにメインローターに挟んで使用するタイプが多くあります。物によって計測できる機体サイズに制限があるので自分の機体に合ったピッチゲージを使用するようにしましょう。