事前に理解してリスクを回避!空ものラジコンのヒヤリ・ハット集!

ラジコン飛行機やラジコンヘリを楽しむ上で、誰もが一度は経験するフライト時の
ちょっとした「ヒヤリ・ハット」。よく確認したり注意すれば何でもないようなことも、特に慣れてきたころにヒヤリ・ハットはやりやすく、それが事故につながってしまう可能性もあるから要注意です。そこで今回は、空ものラジコンを楽しむ上で注意したい、ヒヤリ・ハットのポイントをチェックしていきたいと思います!

①送信機のモデルは合っているか

最近のプロポは多くのモデルを登録できるようになっており、非常に便利ですが、飛ばす際には必ずこれから飛ばす機体のモデルデータになっているか確認する必要があります。もしモデルデータが合っていないと正常に動作しないことになり、そのまま飛ばしてしまっては非常に危険です。モデルデータが合っているか確認するためには、必ずモデルデータに機体名を入力しておく必要があります。これにより、モデル間違いを防ぐことができるので、モデルを新しく作る際は、必ずモデルネームを入力しておくようにしましょう。

②舵は正しく動作するか

プロポの電源を入れて機体の電源もオンにしたら、まずは舵が正しい方向に動くかきちんと確認しましょう。もし、正しい方向に動かなかったらプロポの「リバース」機能を使って反対に動くようにする必要があります。よくあるのはエルロンの動く方向が逆のパターン。逆のまま離陸してしまうと第一旋回で反対側に傾いてしまい、そのまま墜落なんてことにもなりかねません。また、舵だけでなく、フラップやエンジン機ならばスロットルリンケージがスムーズに動くかも確認しましょう。渋いようならば上空で不具合を起こす可能性があるので、問題を解決してから飛ばすようにしてください。

③風向きを確認する

ラジコン飛行場には必ず「吹き流し」と呼ばれるものがあります。これを見て風がどちらから吹いているか、そしてどの程度強いのかを確認してから飛ばすようにしましょう。ラジコン飛行機は風上に向けて離陸し、着陸も風下から風上に向かっておこないます。上空でも風上に向かうのと風下に向かうのではまったく機速が違うので、操縦に注意する必要があります。なお、飛行中に吹き流しを見る余裕のない初心者は、必ずクラブの先輩に付いてもらい、風向きが変化したら都度教えてもらうようにしましょう。飛行中に風向きが変化することはよくあります。また、ラジコンヘリも初心者がホバリング練習する際は機首を風上に向けておこないます。ラジコンヘリは機首を風上に向けたがる(風見鶏効果)ので、最初から風上に向けることで安定して練習することができるはずです。

④動力用バッテリーは充電されているか?

電動機の動力源となるリポバッテリーは、気にいると同じものを何本か揃えるようになることも多いです。そんな時に起こるのが「充電した」という思い込みです。ところが機体に搭載したリポバッテリーは充電していないスカスカのもので、離陸後すぐにパワーがなくなり…という事態は避けたいところです。これを防ぐためには、フライト前に必ずバッテリーの残量をチェックする習慣をつけるしかありません。バッテリーチェッカーでフル充電になっているか確認し、しっかりと充電されているバッテリーを使用するようにします。「そんなバカな」と思う読者もいるかと思いますが、チェックせず飛ばし、上空でバッテリーを間違えたことに気づくフライヤーはこれまで何人も見てきたので、ぜひ注意いただきたいと思います。

⑤受信機用バッテリーは充電されているか?

エンジン機や大型の電動機の場合、受信機用電源を積むが、これが充電されておらずノーコンになってしまうことほど恐ろしいことはない。しかし、動力用のリポバッテリーは気にするが、受信機用バッテリーの残量はあまり気にしない人は意外なほど多い。こちらもフライト前にしっかりとチェックして、残量が少ないほうならば必ず充電してから使用するようにしたい。

⑥重心位置は適正か?

ラジコン飛行機のフライト前にチェックで何より大切なのは「重心」の確認です。バッテリー、もしくは燃料を入れた状態で、飛行機の重心が説明書に記載された位置となっているか、しっかりと確認することが大切。もし、重心位置がズレているならば、電動機ならばバッテリーの位置で調整し、エンジン機の場合はオモリなどを付けて調整しましょう。重心位置が合っていない飛行機は非常に飛ばしづらいだけでなく、墜落の危険性もあるので、飛行前に必ず所定の位置に重心が合っているか確認するようにしましょう。

⑦燃料チューブは正しく配管されているか?

ラジコン飛行機、ラジコンヘリどちらに限らず、エンジン機の場合、燃料タンクとエンジン、そしてマフラーの配管が正しく配管されているか確認する必要があります。これが間違っていると、きちんと燃料がエンジンに供給されず、いくらスターターで回してもエンジンがかからないことがあります。また、配管はあっていても、飛行して燃料がなくなってきた時に、タンクの端まで燃料チューブが届かず燃料がエンジンに供給されないことによってエンストしてしまうこともあります。きちんと燃料チューブがタンクの端まで届くような長さを確保し、さらにウェイトを先端に付けて飛行機がどのような姿勢になっても燃料が安定供給されるようにしておくことが大切です。

⑧リポバッテリーの保管方法について

リポバッテリーはパンチがありしかも安価なので、現在では電動機の動力用バッテリーとして広く使用されているバッテリーです。しかし、取り扱いをひとつ間違えると爆発して火を吹く可能性があります。こういったバッテリーを家庭内でどのように保管するか、悩ましいところでありますが、市販されている耐火性のアルミ製ボックスなどに入れて保管するのが好ましいでしょう。特に蓋の部分にパッキンなどが付いていて防水性になっていればなお良く、安心して保管することができるでしょう。なお、保管時はフル充電ではなく、放電をおこない60%程度の容量で保管するのが望ましいです。充電器によってはストレージモードがあり、適切な容量で保管することができるのでこちらを活用するのもいいでしょう。また、保管時はプラスとマイナスのコネクターが接触してショートしないように絶縁キャップをつけておくことをオススメします。

⑨エンジンの固定について

エンジン機で一番振動を受けるのはやはりエンジン周辺です。特にエンジンを固定しているマウント部分は直接振動を受けるので、しっかりと固定しておく必要があります。実際に上空で機体の調子が悪くなり、降ろして見てみたところエンジンがマウントから外れかけていた、という事例もあり、エンジンマウントのビスの緩みは飛行前に必ずチェックして、もう一度締め上げておくことをオススメします。また、エンジンと比較して振動が少ないと思われる電動機ですが、モーター周辺はやはりそれなりの振動が発生するもの。こちらも飛行前にビスが緩んでいないか、チェックしておくことで上空でのヒヤリ・ハットを防ぐことができるはずです。

⑩メカはきちんと固定されているか?

機体に搭載されているラジコンメカがきちんと固定されているか、飛行前に必ずチェックするようにしましょう。飛行中、機体にはエンジンやモーターからの振動が常に伝わっています。これによりビスが緩んだり、経年劣化により両面テープが剥がれやすくなっていたりします。もし、飛行中にメカの固定が外れたら、すぐに機体は不具合を起こすことになってしまいます。受信機やサーボはきちんと固定されているか確認し、もしビスが緩んでいるようならば、必ずきちんと締め上げておく必要があります。また、両面テープも時間が経つと粘着が弱くなり剥がれやすくなってしまいます。定期的に新しいものに変更する必要があるのです。意外と見落としがちなのがリポバッテリーなどを止めるのに使うベルクロ。緩んでいてリポバッテリーが動いてしまうと、重心位置が上空で狂ってしまいます。リポバッテリーが所定の位置で固定されているかも確認しておいた方が良いでしょう。

⑪プロペラやメインローターはきちんと固定されているか?

ラジコン飛行機のプロペラやラジコンヘリのメインローターは非常に高速で回転するため、しっかりとエンジンやモーター、もしくはローターグリップに取り付けていないととても危険です。当然、振動や負荷が強くかかっている部分でもあるので、定期的に締め上げておくことが大切です。一昔前はラジコンヘリのメインローターは少し緩い程度に締めておくというのが一般的であったが、現在では主流が電動ヘリとなり、回転数も非常に高くなっているので、しっかりとローターグリップに取り付けておくことが大切である。また、プロペラやメインローターは少しでも欠けてしまったら、必ず新しいものと交換すること。ちょっとした破損でも、決してそのまま使用したりしないようにしよう。

⑫舵角は適正か?

ラジコン飛行機を飛行する前に確認したいのが舵角です。スティックを目一杯倒した際に、動翼がどこまで動くか見て、説明書の適切な舵角と照らし合わせて判断します。もし、舵角が付きすぎているようならば減らし、足りないようならば逆に舵角を足していく。初心者ならば、プロポのデュアルレート機能を使って、舵角を減らした設定と通常の舵角を入れておき、上空で舵角を切り替えながら飛ばすのが良いでしょう。また、初心者の場合、どうしても慣れるまでは深打ちになってしまうことがあります。それを防ぐために、エクスポネンシャル機能を使って、舵の打ち始めであるスティックのニュートラル付近を鈍感にすることで、機体が急激な挙動を起こさないように設定しておくのも有効です。

⑬スロットルスティックは最スローになっているか?

ラジコン飛行機やラジコンヘリに限らず、エンジンを始動したり、動力用のバッテリーをアンプにつなげる際は、必ずプロポのスロットルスティックが最スローになっているか確認するようにしましょう。スティックが上がっている場合、プロペラやメインローターが急に回転を始めることになるので、充分注意が必要です。特に電動機はエンジン機と異なり、いつ急にモーターが回転を始めるか分からないので、バッテリーを接続する際はしっかり確認することが重要です。また、反対にエンジンやモーターを止めるための「スロットルカット」も必ず設定しておくこと。機体を回収する際や何か万が一の状況になった際に、スロットルカットを設定しておくだけに安全度がグンと上がる。面倒臭がらず、設定しておくようにしよう。

⑭リポバッテリーのショート防止

リポバッテリーはパンチがあり非常に便利なバッテリーである反面、取り扱いを間違えると爆発する危険があり、使用時だけでなく、充電時や保管時にも細心の注意を払って使うようにしなければなりませn。特にリポバッテリーを取り扱う際、コネクター同士が触れてショートを起こさないように注意する必要があります。保管時は必ず絶縁キャップをつけて狭いケースの中に入れておいてもコネクターが触れないようにしておくようにしましょう。また、充電時も充電器とリポバッテリーをつなぐコネクター同士が触れないように注意が必要です。

⑮まとめ

今回はラジコン飛行機やラジコンヘリを飛ばすうえで覚えておきたい、ヒヤリ・ハットの原因を紹介してきました。どの事例もシンプルなものですが、同じようなヒヤリ・ハットを味わったことがある方もいらっしゃるのではないしょうか?これらをよくアタマに入れておいて頂き、事故を起こさず安心安全にラジコン飛行機やラジコンヘリのフライトを頼むようにしましょう。