注目の製品が多く出品!第61回全日本模型ホビーショーレポート!
さる、2023年9月30日~10月1日、東京ビッグサイトにて第61回全日本模型ホビーショーが開催されました。毎年さまざまな新製品が発表、展示され注目を集めるホビーショーの様子を、空ものラジコンを中心に紹介していきたいと思います。
①Futabaブース
T32MZ+920MHzセット
Futabaブースには、空ものラジコン空用プロポのフラッグシップモデルである「32MZ」に、920MHzモジュール「TM-18」と920MHzに対応した受信機「R9001SB」を同梱したセットが展示されていました。「32MZ」に「TM-18」モジュールを取り付けるだけで、簡単に920MHzによるバックアップの通信環境が構築できるセットになります。
T16IZS+920MHzセット
こちらも「32MZ」同様、ミドルクラスの「16IZ Super」に、920MHzモジュール「TM-18」と920MHzに対応した受信機「R9001SB」がセットになったものです。ミドルクラスの「16IZ Super」でも920MHz帯の感ょうが整えられるのは嬉しいですね。
HPS-H701 / HSP-HC701 / HPS-HT700
高性能ハイパフォーマンスサーボシリーズ「HPBLS」のラインナップ拡充が進むFutaba。大型ヘリ用の「HPS-H701」、F3Cスワッシュ用の「HPS-HC701」はBEC対応のロープロ(背が低いタイプのサーボ)モデル、ヘリのラダー用となる「HPS-HT700」もロープロモデルとなっています。
HSP-AA702 / HPS-A703
こちらも、Futabaの高性能ハイパフォーマンスサーボシリーズ「HPBLS」の空用のサーボとなります。大型飛行機のエルロン用として開発された「HPS-AA702」と、大型飛行機用のブラシレスサーボとなる「HPS-A703」がラインナップされています。
S-A501
こちらはスタンダードな飛行機用デジタルサーボで、主に30ccクラス飛行機に最適な製品です。仕様としては、ダブルベアリングやアルミミドルケース、アルミ終段ギヤ、金属ギヤ(2-3段)を採用。コストパフォーマンスに優れたサーボです。
HPS-A704(参考出品)
参考出品ですが、Futabaの高性能ハイパフォーマンスサーボシリーズ「HPBLS」に待望のF3A用のサーボが登場しました。Futabaが誇るトップフライヤーがテストを重ねているだけに、信頼性の高いサーボとなりそうです。
BLS-A600 / S-A300(参考出品)
こちらも参考出品ですが、飛行機用のサーボが2種類登場です。飛行機用小型ブラシレスサーボの「BLS-A600」と、飛行機用デジタルサーボの「S-A300」で、いろいろな機体に搭載して便利使いできそうです。
S-A301 / S-A400(参考出品)
こちらも参考出品として展示されていたもので、飛行機用のサーボになります。飛行機用のデジタルサーボ「S-A301」と、飛行機用の薄型サーボ「S-A400」で今後の展開が気になるところです。
T10PX フルオプション仕様
Futabaブースでは、ラジコンカー用プロポのフラッグシップモデルである「T10PX」のフルオプション仕様が展示されていました。この仕様は、人気の「T10PX」のオプションである新型カーボンハンドル、非接触充電器LF-01/02、APA、APAアングルスペーサー、グリップラバー、ホイールスプリングを装備したもので、ドライバーの憧れである「T10PX」のフル装備を具現化した注目のモデルとなります。
HPS-CB701 / HPS-CT702 / HPS-CD700
こちらは、Futabaのカー用ハイパフォーマンスサーボ「HPBLS」シリーズの最新作です。左から「HPS-CB701」はバギー用、「HPS-CT702」はツーリング用、「HPS-CD700」はドリフト用で、すべてロープロサーボ(背が低いタイプ)となります。
S-U305
このサーボは、ラジコンカー用スタンダードサーボとなっており、エントリーモデルのバギー用としてだけでなく、ビッグタイヤ系のにも最適なスタンダードデジタルサーボです。ダブルベアリング、アルミ終段ギヤ、金属ギヤ(2-3段)など装備はなかなかのものとなっており、扱いやすく使い勝手の良いサーボと言えそうです。
BLS-CM600 / S-C400 / S-C400(参考出品)
こちらのサーボ群は参考出品として出されていたもので、すべてラジコンカー用のサーボとなります。1/12電動カー用ブラシレスサーボの「BLS-CM600」、ドリフトやツーリングカー用のロープロタイプサーボの「S-C400」、ラジコンカー全般に使用できるデジタルサーボの「S-C300」が展示されていました。
②O.S.(小川精機)ブース
MAX-12TG Ver.V
O.S.が誇るMAXシリーズの最新作で、ラジコンカー用エンジンの入門者向けとして人気の5代目となる「MAX-12TG Ver.V」です。前作からの改良点として、アウターヘッド下側にさらに1枚フィンを追加し冷却機能を向上。さらに、軽量穴を増やすことで重量増を軽減しつつ、新規レーザーデザインを施し、エンジン全体が美しい仕上がりとなっています。また、エンジン性能としても、昨今のトレンドに合わせアイドリング性能と中速域のトルクアップを実現しています。
O.S.SPEED R2105
ことらはO.S.SPEEDのフラッグシップモデル「R2105」です。このエンジンは2023年度に日本で開催されてる1/8オンロード世界選手権連覇を目指して開発されたもので、新たに設計し直したクランクケースや新設計の9ポートシリンダーライナーを採用するなど、パワーとフィーリング、扱いやすさを重視したブラッシュアップが施されています。バフ仕上げによる光沢の美しいシルバーヘッドが美しいですね。
O.S.SPEED B21 RONDA DRAKE EDITION2 & B21 ADAM DRAKE EDITION3
ピンクとブルーの美しいエンジンは、O.S.SPEEDが誇るトップレーサーAdam Drake氏仕様の「B21 ADAM DRAKE EDITION3と、Adam氏の夫人であるRonda Drakeさんがプロデュースした「B21 RONDA DRAKE EDITION2」になります。ふたりのこだわりが細部まで行き渡っているスペシャル仕様のエンジンとなります。
O.S.SPEED T1204
O.S.SPEED T1204は2022年1/10 IC Touring Car世界選手権において見事優勝を果たしたチャンピオンモデルで、佐橋忠彦選手による見事なドライビングと、T1204の高いパフォーマンスによって世界を制しました。T1204は中低速におけるトルク感が向上を図り、前作「T1203」よりもさらに扱いやすい仕上がりになっています。また、 新設計クランクシャフトを採用し、中速付近のパフォーマンス向上を実現するなど世界で戦えるエンジンとして誕生し、見事に栄冠を勝ち取りました。
O.S.SPEED R21 SHIMO EDITION2
O.S.SPEEDのサポートドライバーである下高章氏のノウハウを凝縮した特別仕様のB21です。アウターヘッドにはシャンパンゴールドが配色され非常に美しい仕上がりとなっており、さらに新設計クランクシャフトや、7ポートベースで焼き付きを軽減できる新たな加工を施したシリンダーライナーを採用するなど意欲的な特別仕様のエンジンとなっています。
NITRO-X25 IFMAR 2023 1/8W.C. SPEC.
O.S.の人気グロー燃料NITRO-X(ナイトロックス)の特別仕様です。2023年10月に三重県で開催される1/8GPレーシングカー選手権のコントロール燃料として採用されたもので、従来品と比べてより扱いやすく、さらにトルク感が感じられるブレンドとなっています。
O.S.SPEED アパレル各種
力強さと美しいデザインで人気のO.S.SPEEDのアパレルに、新デザインのポロシャツとTシャツが登場。サーキットに行く際にぜひ着て行きたいものです。
③ハイテックブース
X4 AC PLUS 400
小型ながら4ポートを持つ新作高性能充電器が出品されました。AC200W、DC400Wのハイパワーを誇り、扱いやすくこれ1台でさまざまなバッテリーの充電が可能です。左が通常モデル、右はハイテック50周年記念モデルとなっています。
X1 NANO USB
手のひらサイズのコンパクトなサイズながら、Type-Cでの電力供給が可能な画期的な充電器です。かわいい外観と、DC200W、PD80Wというその姿からは想像もつかないハイパワーとなっており、持ち運びも含めて非常に使い勝手の良い充電器です。
1/28 4WD Mini Buggy SPEEDY
コンパクトながら力強い走りを見せる4WDバギーです。130クラスブラシレスモーターを搭載し、最高速度は30km/h。本格的な設計で加速やブレーキング、高速走行が楽しめます。また、LEDを標準装備しているため暗闇での走行も可能。爽快なバギー走行を手軽に愉しむことができます。
Explorer ブラシレスVer. 4WD Buggy
こちらは最高速度60km/hを誇る本格的な4WDバギーです。KV4300のハイパワーブラシレスモーターを搭載し、豪快な走行を愉しむことができます。前後デフ装備、センターシャフト式のフルタイム4WDでパワフルな走行は一度は体感してみたいものです。
Driving ブラシレスVer. Off-Road Car
高回転型のブラシレスモーターを搭載したコンパクトサイズのオフロードカーです。最高速度は75km/hと驚異的なものとなっており、前作のブラシモーター仕様より25%のスピードアップを果たしています。ブロックタイヤを採用しハイパワーをしっかりと路面に伝えるなど、爽快な走行を十分に愉しむことができるオフロードカーです。
④まとめ
今回は第61回全日本模型ホビーショーの様子をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?今回はラジコンカーについてかなり多くの新製品が登場し、来場者を楽しませてくれていました。多くの製品がこれから発売されていくものですが、どれもその動向から目が離せません。気になる製品はぜひ「ドローンステーション」でチェックしてみてください!