正しいステップで確実にゲット!ドローン操縦の国家資格「無人航空機操縦者技能証明」を取ろう!
2022年12月に施行された航空法の改正によって誕生したドローンの国家操縦資格である「無人航空機操縦者技能証明」。ドローンを操縦する際にそのスキルの証明となり、特殊な飛行の許可がおりやすくなったり、飛行申請の簡略化が認められるなど、多くのメリットがあります。
一方で、国家資格が誕生したからといって、これまであった民間資格がなくなるわけではなく、今後は目的や操縦スキルによって使い分けがされていき、共存されていくものと考えられています。
ドローンステーションを運営するポラリスエクスポートでは、これまでもポラリス・ドローンスクールにて多くのドローン操縦士の育成をおこない、DJIスペシャリストの資格を持った操縦士を多数輩出してきました。
さらに、2023年2月には国土交通省のドローン国家資格の登録講習機関として認定されました。これにより、ポラリス・ドローンスクールでドローン操縦ライセンスである「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」の講習が実施できるようになり、2023年6月から、まずは「二等無人航空機操縦士」の講習を実施していく予定です。
そこで今回は「無人航空機操縦者技能証明」の概要と、ポラリス・ドローンスクールがオススメする操縦資格のステップアップについて紹介していきたいと思います。
①無人航空機操縦者技能証明とは!?
2022年12月の法改正で誕生した国家資格「無人航空機操縦者技能証明」ですが、こちらは操縦技能を「証明」するためのもので、免許ではありません。よく「ドローンは免許がないと飛ばせないの?」という質問を受けますが、決して免許が必要なわけではありません。ただし、これから紹介する国家資格や民間資格を所有していることで、さまざまなメリットがあります。最終的に国家資格取得を目指して、操縦スキルを上げていくことは決して損ではありません。
無人航空機操縦者技能証明は、国土交通省のWebサイトに記載された文言をそのまま引用すると、「無人航空機を飛行させるのに必要な技能(知識及び能力)を有することを証明する資格制度です」となります。
※引用元
https://www.mlit.go.jp/koku/license.html
国家資格は前述のように一等と二等の区分に分かれています。資格の有効期限は3年で資格取得の対象年齢は16歳以上となります。一等と二等の大きな違いは、「立入管理措置をするかしないか」という点になります。一等は措置が不要(飛行申請は必要)、二等は必要となります。
さらに、一等を持っていると、従来は全面的に不可だったレベル4の飛行をすることができるようになりますが、その場合飛行申請は必要になります。
これをカテゴリーで区分すると以下のようになります。
・カテゴリーI:特定飛行に該当しない飛行。航空法上の飛行許可・承認手続きは不要。
・カテゴリーII:特定飛行のうち、無人航空機の飛行経路下において立入管理措置を講じたうえでおこなう飛行(=第三者の上空を飛行しない)。
・カテゴリーIII:特定飛行のうち、無人航空機の飛行経路下において立入管理措置を講じないでおこなう飛行(=第三者の上空で特定飛行を行う)。
前述したレベル4はカテゴリーIIIに含まれます。
ここまでをまとめると以下のようになります。
■一等
カテゴリーIIIで飛行が可能。ただし、一種機体認証を受けた機体に限る。また飛行申請が必要。
■二等
カテゴリーIIIの飛行は不可。
カテゴリーIIの一部で飛行申請が不要。ただし、二種機体認証を受けた機体に限る。
※国土交通省Webサイトより引用
②無人航空機操縦者技能証明の取得方法
さて、そんな国家資格ですが、取得するためには2種類の方法があります。ひとつは指定試験機関(日本海事協会)で直接学科試験及び実地試験、身体検査を受験し、合格する方法と、もうひとつは登録講習機関の講習を受講し修了審査を受けてから、指定試験機関で学科試験と身体検査を受験し合格するパターンです。後者の登録講習機関でのパターンですと実地試験は免除となります。
自動車の免許に似ていますが、いきなりぶっつけ本番で指定試験機関での試験にトライするのではなく、しっかりと知識や操縦スキルを磨くために、まずは登録講習機関にて、学科講習、実地講習、そして修了審査を受けて登録講習機関での試験に臨むことのがオススメです。
ポラリスエクスポートのポラリス・ドローンスクールでは、2023年6月より「二等無人航空機操縦士講習(経験者コース)」を実施予定で、既に多くの方々にお申し込みを頂いております。もうひとつの「無人航空機操縦士講習(初心者コース)」は現在準備中となります。
この、二等無人航空機操縦士講習(経験者コース)をお申し込み頂くためには、事前に民間資格の保有が条件となります。これは、受講者の経験・スキルを客観的に判断する手段として、民間資格を判断基準としているからです。また、講習を申し込む際に「技能証明申請者番号」というものが必要になります。こちらは、DIPS2.0から番号を取得する必要があります。
これを受けてポラリス・ドローンスクールでは、まだ民間資格を取得していない方が無人航空機操縦者技能証明を取得する際は下記のようなステップを推奨しています。
①DJI CAMPにてDJIスペシャリストを取得
↓
②DIPS2.0で「技能証明申請者番号」を取得
↓
③無人航空機操縦士講習(二等・経験者コース)を受講し修了する
↓
④指定試験機関での学科試験と身体検査を受験(実技試験は免除)
↓
⑤ライセンス取得
ポラリス・ドローンスクールでは定期的にDJI CAMPスペシャリスト検定を実施していますので、まずはこちらで日程を確認してお申し込みください。
※ポラリス・ドローンスクール DJI CAMPスペシャリスト検定
https://www.polaris-export.com/event_post?class_select=dji-camp
ポラリス・ドローンスクールでは「DJIスペシャリスト資格」と「二等無人航空機航空機操縦士講習(経験者コース)」をそれぞれ順番にお申し込み頂くことで、民間資格と国家資格両方の取得をスムーズにめざすことが可能です。
※「DJIスペシャリスト資格」と「二等無人航空機航空機操縦士講習(経験者コース)」
https://www.polaris-export.com/event_pages/japan-national-licence#course
こちらで一気に国家資格まで取得してしまうのも非常に有効です。」
③ポラリス・ドローンスクールで資格を取ろう!
これからドローンの飛行に挑戦してみたり、ドローンでビジネスをおこなおうとする場合、民間資格や国家資格での操縦スキルの証明や申請の免除などは必須となってくるでしょう。
ポラリス・ドローンスクールは、2015年よりパイロット育成を目的とした定期的なセミナーを開催しており、経験豊富な講師と天候に関係なく飛行できる屋内練習場が特徴のスクールとなっています。
これまで多くの方が当スクールでパイロットになっていきましたが、国家資格の誕生でますます注目される職業となっていくであろうドローンパイロット。ぜひ、ポラリス・ドローンスクールでチャレンジしてみませんか?
※ポラリス・ドローンスクールWebサイト
https://www.polaris-export.com/event_pages