最新テクノロジーが満載!「第7回国際ドローン展」リポート!
さる11月24日〜26日に、東京の東京ビッグサイトにて第7回国際ドローン展が開催されました。昨今のテクノロジーの進化により、さまざまなドローンが登場する中、国際ドローン展でも注目すべき機体やデバイス、サービスが登場しています。今回はその中から特に気になった製品をピックアップして紹介していきたいと思います。
①GLOW.H+TDOT3 GREEN/AMUSE ONESELF
AMUSE ONESELFブースに展示されていたのが、ドローンLIDARシステム「TDOT3」を搭載した「GLOW.H」です。この機体にはO.S.の「GT33REU レンジエクステンダー」が搭載されたハイブリッドドローンとなっており、ドローン単体でのフライトで6時間以上、TDOT3 GREENを搭載しても2時間以上のフライト時間を実現。TDOT3ドローンレーザースキャナシステムは、3次元データを簡単に取得できる画期的なシステムとなっています。
②GT60REUレンジエクステンダー/O.S.Professional
模型用エンジンで有名なO.S.こと小川精機。このO.S.が産業用ドローン向けに開発したのが「GT60REUレンジエクステンダー」です。この製品はセルスターター付きのドローン搭載型発電機となっており、「GT60REUレンジエクステンダー」では2.0kWの定格出力を確保(予定)。これによってドローン搭載機材にさらなる余裕と多様性をもたらせてくれるはずです。こちらは現在開発中となっており、製品としては2022年3月に発売予定となっています。
③Atlas PRO/WINGGATE
この「Atras PRO」は、珍しいトライコプターとなっており、防災や警備分野で特に活躍が期待される1機となっています。トライコプターの特徴はなんと言ってもその飛行効率の良さ。通常4つ(クワッドコプター)や6つ(ヘキサコプター)なところ、3つの回転翼で飛行するため、燃費が良くなり、長時間の飛行が可能となっています。また、1台のGCSで複数の機体を同時に制御したり、ドローンの情報を複数のデバイスにリアルタイムで共有したりすることも可能です。
④YellowScan Mapper+Zoe/Ace-1
Zoeはオランダの産業用ドローンメーカーAcecore Technologiesの機体で、非常に堅牢な作りとなっています。そのZoeにYellowScanのLiDARを搭載したのがこのパッケージで、高精度な計測や森林部での地表面の計測、高密度点群データの取得などを簡単におこなうことができます。
⑤AS-VT01/AeroSense
エアロセンスブースに展示されていたのが、全自動垂直離着陸型固定翼ドローン「AS-VT01」です。この機体は最高時速100km、最大飛行距離50kmを誇るものとなっています。VTOL機だけに通常のマルチコプターのように滑走路は不要ながら、飛行距離はマルチコプターのように制限を気にすることなく広範囲での運用が可能。測量や点検、物流などでの活躍が期待される1機です。
⑥まとめ
今回は国際ドローン展の中から気になった製品を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?この国際ドローン展では、DJIやPRODRONEといった機体メーカーではなく、その機体を使ってさまざまなサービスや実証実験をおこなっている企業が多く出展していました。コロナ禍においてもますます盛り上がるドローン業界。常に最新情報やトレンドはチェックしておいたほうが良さそうです。