大好評!ポラリスエクスポート「産業用ドローン実演個別相談会」レポート!
ドローンステーションを運営するポラリスエクスポートは、さる2022年7月29日に、名古屋市内にて「産業用ドローン実演個別相談会」を開催しました。今回は好評頂きましたこのイベントの模様をお伝えしたいと思います。
①注目の最新産業用ドローンを実演フライト!
今回のイベントは、今後業務にドローンを導入しようと検討している企業様を中心に、15社27名もの方々にご参加頂きました。参加頂いた企業様の一部を紹介しますと、インフラ関係や測量会社、土地家屋調査士法人、住宅リフォーム関係、消防関係など、幅広い業種のお客様に参加頂きました。
イベントで使用した機体は、「Matrice300 RTK(以下、M300RTK)+L1」「Matrice300RTK+H20T」「Matrice30T(以下、M30)」という3つのラインナップで進行し、実演フライトもおこないました。
当日のプログラムとしては一部と二部にわかれており、第一部会場となった体育館では、
・M300RTK、H20T/P1/L1の基本性能紹介
・M300RTK+H20Tによるタイル壁浮きの点検シミュレーションの紹介
・M300RTK+P1によるコンクリ壁クラック調査シミュレーションの紹介
・M300RTK+P1による土地測量精度検証事例の紹介
・M300RTK+L1による地形測量事例の紹介
といった内容で、ドローンの運用に関して豊富な経験を持つポラリスエクスポートから事例を多くご紹介。そしてグラウンドに出てからの第二部では「M300RTK+L1」「M300RTK+H20T」「M30T」の順番で、DJIの産業用ドローンの実演フライトをおこないました。
さらに、実演フライト後に個別相談会も開催。ここでは、機材の選定や購入前の導入イメージに対するアドバイスなどをポラリスエクスポートのスタッフが各社様の質問に対しお答えする形で進行。企業様と実際にお話できる貴重な機会とさせて頂きました。
ポラリスエクスポートでは、豊富な経験と確かな知識やテクニックを持ったスタッフが多く在籍しており、このようなイベントを通じて企業様の課題の解決を図っています。
今回は、参加された各社様どなたとも非常に熱心にお話を聞いて頂き、さらにさまざまなご意見やご質問も頂戴しました。そういった意味で、非常に熱気溢れた有意義な実演会となったのではないでしょうか。
②実演フライトの機体を紹介!
今回、イベントで実演フライトおこなった最新のDJI産業用ドローンについても、少し触れていきたいと思います。
今回のイベントの実演フライトでは、「M300RTK+L1」「M300RTK+H20T」「M30T」という3つのラインナップの飛行を見て頂きました。
「M300RTK」は、DJIの産業用ドローンのフラッグシップ的な存在の機体となっており、産業用ドローンの新しいスタンダードになる存在として登場したモデルです。
この機体は最大飛行時間55分、最先端のAI性能、そして6方向検知&測位技術といった最新のテクノロジーを満載した機体となっており、非常に高いスペックとパフォーマンスを発揮してくれる機体となっています。また、産業用ドローンらしい高い信頼性と、フレキシブルにペイロードを変更できる汎用性の高さが挙げられます。
「M300RTK」は、マルチペイロード設計となっており、ミッションごとに最適な装備を取り付けて課題に対して対応できる機体に仕上げることができます。機体の下部にひとつのペイロードを取り付けて飛行するシングル下方ジンバル、そして機体上方と下方にペイロードをひとつずつ取り付けるタイプ、そして機体の下部にふたつのペイロードを取り付けるパターンにわけて活用することができます。
それ以外でも最大65,535個のウェイポイントや機体の向きなどを記録しておきライブミッション記録、対象物をしっかりと追いかけていくスマートトラックなど、現場で欲しい機能が多く活用されています。
一方、「M30」は「M300RTK」よりも一回り以上小さな機体となっており、その携帯性は抜群。どこへでも容易に持ち運びが可能な産業用ドローンとなっているだけでなく、コンパクトな機体ながらパワフルな飛行性能を持っているのも特徴のひとつです。
最大飛行時間は41分を確保。さらに、この機体はデュアルビジョンセンサーとToFセンサーを、機体の6側面全てに搭載し、ミッション中の安全性を確保します。また、他の有人航空機が付近を飛行している場合、内蔵のADS-Bレシーバーが速やかに警告を発してくれるのも高い安全性や信頼性につながるのではないでしょうか。
③シーンに応じて使い分ける!最新搭載ツールにも注目!
今回の実演フライトでドローンに搭載したカメラユニットについても触れておきたいと思います。
今回は「Zenmuse P1」「Zenmuse L1」そして「Zenmuse H20T」の3種類を紹介しました。まず「P1」は、フルサイズの航空測量カメラです。45MPフルサイズセンサーカメラと交換可能な単焦点レンズを3軸ジンバルスタビライザーに搭載。高い精度と効率性の良さを武器に、多くの方に支持されているカメラユニットとなります。
また、メカニカルシャッターを搭載し、そのシャッタースピードは1/2000秒という高性能を誇ります。フルサイズセンサーとメカニカルシャッターによってノイズが出づらく、歪みが出にくいのが特徴です。そして、マイクロ秒レベルでモジュール間の時間を同期する刷新されたTimeSync 2.0システムを装備し、リアルタイムの位置と方向を補正する技術と組み合わせて、cmレベルの精度のデータを取得可能なため、写真に記録される位置情報の紐付けも高精度かつ容易にできます。
次に「L1」ですが、これはLivox製LiDARモジュール、高精度IMU、および3軸安定化ジンバルに1インチCMOSセンサーを備えたカメラが一体化されたモデルとなります。M300RTKとDJI Terraを併用すると、L1はリアルタイムに3Dデータを取得することができます。
また、IMU装置およびRGBカメラ一体型なため、データ取得後の後処理がスピーディなだけでなく、RGBカメラはP4RTKと同様のスペックを持つため、点群にリアルタイムカラーリング、写真測量も対応可能なハイスペックソリューションとなっています。
最後に「H20T」です。こちらは広角カメラとズームカメラを搭載したハイブリッドカメラとなっています。広角カメラは1/2.3インチセンサーで12MP対応となっており、2Dオルソ画像構築などに活用できます。一方、ズームカメラは1/1.7インチセンサー搭載で20MP、4K30fps対応となっており、光学23倍ズームを含む最大200倍ズームまで対応しており、構造物点検や人命救助に活用できます。さらに、「H20T」では、640×512 px 放射分析のサーマルカメラも搭載。温度分解能が≤ 50mk@f1.0 (NEDT)という高性能なもので、上空から普通の可視光では見えない情報も可視化することができます。
このようにDJIでは利用シーンに応じたソリューションをラインナップしていますので、機体と搭載するツールを正しく使い分けることが重要です。
④まとめ
今回は7月29日にポラリスエクスポート主催で開催された「産業用ドローン実演個別相談会」について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
今後もポラリスエクスポートではこういったイベントやセミナーを多く開催していく予定です。ぜひご興味のある方は予約フォームからお申し込みくださいませ。
さまざまなシーンで活用が進むようになった産業用ドローン。今後も最新の機体やトレンド、そしてテクノロジーを多く紹介していきたいと思います。
また、ポラリスエクスポートではこれまでドローンの販売・運営サポートをしてきた経験と、東海地区で唯一DJI Enterpriseの代理店として営業をしている特性を活かし、お客様の業務をお受けする「業務委託プログラム」を展開しております。ドローンで作業をしたい企業様やテストフライトなどもお受けしております。お気軽にお問合せください。