注目の機体をチェック!国際ドローン展レポート!

さまざまなシーンで活用が進むドローン。空撮だけでなく、点検や測量、農業、災害対策、物資の運搬まで、幅広い分野でその活躍が期待されています。

そんな中、7月23日~25日にかけて、東京ビッグサイトで国際ドローン展が開催されました。今回も注目の機体やサービスが多く展示されていましたので、ドローンステーションブログ編集部が独自にピックアップして紹介していきたいと思います。
①DJI Matrice 400 / DJI Enterprise

DJI Enterpriseの一番目立つ場所に展示されていたのが、最新フラッグシップモデルである「DJI Matrice400」です。さまざまなシーンに対応できる産業用ドローンのプラットフォームとなる機体ですが、今回はペイロードを3つ吊り下げた状態で展示されていました。

このように3つもペイロードを装備することができるので、一度のフライトで多くの情報を収集したり、撮影を可能としています。より効率的にミッションをこなすことができる機体として、今後の活躍が楽しみですね。
②DJI Matrice4T・4E / DJI Enterprise

同じくDJI Enterpriseブースに展示されていたのが、DJI Matrice 4Tと4Eです。小型の機体ながら驚くほど高性能な産業用ドローンで、4Tは赤外線サーマルカメラを装備、4Eは4/3インチCMOSを搭載したカメラを装備しており、Matrice 4Tは、電力、救命救助、公共安全、森林保全など、幅広い業界に適して、Matrice 4Eは、測量、マッピング、土木建設、採掘などの空間計測用途向けに設計されています。
③ROV-500 / 広和

広和ブースに展示されていた迫力ある水中ドローンが、この「ROV-500」です。他の水中ドローンと異なり、非常に大きく、非常に堅牢な作りになっていることが見た瞬間にわかります。この水中ドローンは最大使用水深は500mを誇り、独自開発の油漬け均圧式ブラシレスモーターを搭載したスラスタで安定した走航を可能にしています。
④FF Virtual / FINDi

FINDiブースに展示されていたのは、水中ドローンシミュレーター「FF Virtual」です。水中ドローン独自の動きを忠実に再現しているだけでなく、濁水や水の流れ、テザーケーブルや音響ソナーまで再現。実際にブースで操作させてもらいましたが、動きが実にリアルで実践的に学ぶことができるツールだと実感させられました。
⑤ELIOS3 / ブルーイノベーション

ブルーイノベーションブースに展示されていたのは、あらゆる場所へのアクセスを可能にし、施設・設備情報を高精度かつリアルタイムにデータ化する点検・測量ドローン「ELIOS 3」です。点検業務の安全確保に加え、施設の運用・管理の効率化や予兆保全、そしてDX の実現に貢献してくれる小型ドローンです。この機体の特徴は、LiDARセンサーによりスキャンされた空間情報を高精度3Dマップとしてリアルタイムに表示され、点検・測量ドローン「ELIOS 3」の位置情報と周辺環境を瞬時に把握できます。また、SLAMエンジンが生み出す、この安定飛行アルゴリズムにより、パイロットは最小限のトレーニングで複雑なミッションを達成することができる機体として注目を集めています。
⑥PF4 / ACSL

ACSLブースで存在感を発揮していた機体が「PF4」です。この機体は物流をメインに、測量および巡視・点検などマルチユースに対応可能なドローンで、最大積載重量は5.5kg、最大航続距離40kmの飛行性能を持ち、最大対気速度25m/sという高い耐風性能を実現しています。
まとめ

今回は国際ドローン展で展示された注目のドローンを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ますます広がる産業用ドローンの世界。ドローンが活躍するシーンが多くなればなるほど、オリジナリティ溢れる機体が登場してきて、展示会を彩ってくれています。今後もドローンステーションブログでは、ドローンの展示会にお邪魔して、最新の機体やサービスを紹介していきたいと思います。


















