RCフライヤー必見!静岡ホビーショー新製品レポート【後編】
さる5月10日から13日にかけて、毎年恒例の静岡ホビーショーが静岡市にあるツインメッセ静岡で開催されました。今年も日本各地から熱心なマニアが集結し、会場は熱気の渦に巻き込まれたような騒ぎに。注目の新製品も多く出品され、来場者にとってはとても楽しい1日になったのではないでしょうか。前編ではFutabaやO.S.の新製品を中心に紹介していきましたが、今回はその他のメーカーの新製品を見ていきたいと思います!
①ハイテックマルチプレックスジャパン「Lite」
ハイテックから発表された新しい小型ドローンは、手のモーションで機体を操作できる「ハンドトラッキング」機能を装備しているコンパクトサイズのドローンです。ドローン下方の手のひらを認識して、手のひらでそのままホバリング位置まで移動できるだけでなく、下視カメラによるオプティカルフローシステムで正確なポジショニングを実現しています。スマホの画面エリアに指で飛行ルートを描くだけで、そのルートに沿って自動フライトをする機能も搭載。新感覚の小型ドローンとなっています。価格:8,900円。
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②ハイテックマルチプレックスジャパン「X2ハイパワー/X2ハイパワーACプラス」
高性能でコストパフォーマンスに優れた製品として人気のあるハイテックの充電器。そのハイテック充電器シリーズに、新たに「X2ハイパワー」がラインナップに加わりました。こちら2本のバッテリーを同時に充電可能なデュアルスマートチャージャーとなっており、充電電流はACで200W、DCで両ポート使用で合計650Wというハイパワーを誇ります。操作性も良く、非常に使いやすそうな「X2ハイパワー」。こちら、今回は参考出品ながら、今から製品化が楽しみな1品ではないでしょうか。
③ハイテックマルチプレックスジャパン「X1ハイパワーNANO」
こちらも人気のハイテック充電器の新作で、非常に小型ながら320Wのハイパワーを誇るDC充電器となっています。筐体は手のひらサイズながら、屋外でも見やすい反転型LCDパネルを搭載。タッチパネルは操作性も良く、ストレスのない充電ができそうです。リポも1~6セル対応となっており、ほとんどの充電器に対応可能なだけに、これ1台あればあらゆる場面で活躍してくれそうです。価格:9,900円。
④プロドローン「PD8X」
産業用ドローンを中心に事業を展開するプロドローンは、アメリカの展示会「Xponencial」で発表した「PD8X」を展示しました。この機体は中型のダブルロータープラットフォームとなっており、産業用ドローンに必要なセンサーを標準装備。ローターアームを折りたたみすることができ、とてもコンパクトなサイズにすることができるドローンとなっています。また、4つのパラシュートを標準装備したり、正面方向にはステレオカメラとソナーによる衝突防止・回避機能や、ビジョンポジショニング(自己位置検出)もできるようになっています。幅広い用途に対応できる汎用機として、今後どんどん活躍の場が広がっていくのではないでしょうか。
⑤プロドローン「PDH-02C」
F3Cモデルとして発表されていたプロドローンの「PDH-02C」がいよいよ登場。同社のドローン開発で培ったノウハウを元に、接着剤を多く使ったことでの軽量化や、機体前部を短くすることでの直進安定性の向上など、F3Cに必要な要素がすべて詰まったハイスペック機となっています。発売後は模型店などでも購入可能ということで、非常に楽しみな1機ですね。価格:未定。
⑥ヒロボー「Gigas 550E」
老舗のヒロボーが満を持して放った電動ヘリ「ギガス550E」。抜群の飛びと、最新のトレンドを採用した機体設計で、あっという間にRCヘリフライヤーを虜にしています。ホビーショーでは鮮やかなカラーリングのFRPキャビンも展示。RCヘリフライヤー必見の1機と言えるでしょう。価格:128,000円。
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⑦京商「ドローンレーサー」
新生銀行系ファンドの傘下で再建されることが発表された京商。空ものでは、やはりドローンレーサーが広い転移スペースを確保して注目を集めていました。色鮮やかなボディを身に纏った機体は、どれを飛ばそうか目移りしてしまうもの。多くの仲間と同時フライトでレースを楽しむことができるドローンレーサーをまだ飛ばしたことがない人はぜひその面白さをチェックしてみてください。
いかがでしたでしょうか?空ものラジコンのカテゴリーでも多くの新製品が集まった今回の静岡ホビーショー。実際に展示された製品が発売されるのが、今から楽しみですね。