電動機を飛ばすなら知っておきたい!モーター・ESC・リポバッテリーの基礎

現在ではすっかりラジコン飛行機やラジコンヘリの主流となった電動機。ブラシレスモーターとリポバッテリーに多機能なESC(アンプ)の組み合わせで、小型機だけでなく、F3AやF3Cのような大型機も電動で飛ばす時代になっています。

そこで今回はそんな電動機をこれから楽しむ人向けに、電動関連の基礎知識をご紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。



FT-035630

FMA-5048 KV515

希望小売価格 ¥13,500(税込: ¥14,850)

販売価格 ¥12,240(税込: ¥13,464)

詳しくはこちら



FT-035968

FMA-3546 KV720

希望小売価格 ¥6,500(税込: ¥7,150)

販売価格 ¥5,525(税込: ¥6,077)

詳しくはこちら



FT-036910

MC-9100 F3A

希望小売価格 ¥49,000(税込: ¥53,900)

販売価格 ¥41,650(税込: ¥45,815)

詳しくはこちら



FT-035975

MC965A

希望小売価格 ¥6,000(税込: ¥6,600)

販売価格 ¥5,100(税込: ¥5,610)

詳しくはこちら

①モーター&ESCの選び方

最近の電動キットにはモーターやESCが付いていることが多く、そういった場合は付属のものを使えばまず間違いないです。しかし、機体のみのキットの場合、自分でモーターとアンプを選ぶ必要があります。

まず、モーターですが、最近のものはサイズ表記などがあまり統一されていなく、以前の
「400クラス」のような区別がしにくくなっている。よって、スペックからどの程度のパワーが出るモーターなのか判別する必要があります。

基本的に市販されているモーターはプロペラサイズ、静止推力、最大電流値が出ていますので、それと自分が搭載しようとしている機体の全備重量を比較して、同じかやや上の推力が出るようなモーターを選ぶのが良いでしょう。

また、ブラシレスモーターにはKV値が書かれており、1Vあたりの回転数(1KV)が分かるので、それによって高回転型かトルク型かも判別できます。アクロ機などはトルク型、EDF機のような機体は高回転型を搭載するのがセオリーです。

一方、モーター出力を制御し、回転をコントロールするESCはモーターと使用する動力用バッテリーを考え、モーターに流れる電流値から許容容量のスペックを持つESCを選ぶ必要があります。例えばモーターに流れる最大電流が30Aとするならば、30AのESCでは危険なので、40Aや50Aといった製品を選ぶようにします。容量がギリギリでは瞬間的に流れた際に危ないので、やや上のスペックを持つESCを選ぶと良いでしょう。また、ESCには動力用バッテリーから受信機へ電源を供給できるBEC機能の付いたものと、機能がないものがある。ない場合は、別に受信機バッテリーを搭載しなくてはいけないので注意したいところです。

②リポバッテリーの取り扱い方

電動飛行機がここまで主流になったのはひとえにバッテリーがよくなったからと言っても過言ではありません。10数年前より、それまでのニッカドバッテリーやニッケル水素バッテリーに代わって登場したリチウムポリマーバッテリー(リポバッテリー)は、高容量でパンチ力(放電能力)があり、しかもこれまでのバッテリーと比べて軽量ということで、電動飛行機にはもってこいのバッテリーとなっており、空ものRCで使われるようになって以来、価格も下がり、さまざまな種類のバッテリーがリリースされるようになりました。

リポバッテリーはこのように非常に便利なバッテリーなのですが、その取り扱いを間違えると発火や爆発する危険があるので、取り扱いには充分注意する必要があります。ここではリポバッテリーそのものの取り扱いについて紹介していきたいと思います。

まず、リポバッテリーは衝撃そのものに弱いことを理解しましょう。高いところから落としたり、表面に傷がつくような取り扱い方は絶対にしないようにしましょう。また、リポバッテリーは層ごとに分かれており、それが何層にも重なってひとつのバッテリーとなっている。これがセルと呼ばれるものですが、その構造を無理に引き剥がしたりは絶対しないようにしましょう。

また、リポバッテリーを保管する際は、耐火性のケースに入れて厳重に保管します。その際、コネクター同士が接触してショートを起こさないようにコネクターにキャップを被せるようにします。さらに、保管時は放電機能の付いた充電器やディスチャージャーでストレージ電圧まで放電してから保管します。次に使うからといって満充電で保管しておくのは非常に危険です。

次に、リポバッテリーを使って飛ばす際は、飛行前に必ず電圧を確認し、満充電になっているか確認します。また、飛行はバッテリーの容量がゼロになるまで使い切ってはいけません。これはリポバッテリーが壊れる原因となるので20~25%程度でフライトを終えるようにしましょう。あらかじめフライトして燃費を確認しておくか、テレメトリーセンサーでリアルタイムにバッテリー電圧を確認できるようにしておきましょう。

最後に、リポバッテリーを使っているとバッテリーが膨らんできてしまうことがあります。これは内部で不具合が起こっており、バッテリーが壊れている証拠です。こうなってしまったバッテリーは絶対に使わないようにしましょう。廃棄方法は、まずリポバッテリーを塩水に漬けて、泡が出なくなるまで出し切り、その後は各自治体が定めている廃棄方法に従って廃棄すること。決して、勝手に廃棄したりしてはいけません。



New-2270.3S.30C

2270mAh 3cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥4,300(税込: ¥4,730)

販売価格 ¥4,300(税込: ¥4,730)

詳しくはこちら



New-5070.5S.30C

5070mAh 5cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥15,500(税込: ¥17,050)

販売価格 ¥15,500(税込: ¥17,050)

詳しくはこちら



New-5070.6S.30C

5070mAh 6cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥18,200(税込: ¥20,020)

販売価格 ¥18,200(税込: ¥20,020)

詳しくはこちら

③安全なバッテリー充電の方法

前項で述べたとおり、リポバッテリーは取り扱い方を間違えると発火や爆発の危険がありますが、これらが最も発生する可能性があるのが充電時です。リポバッテリーに関する事故は充電時のものが多く、充電をおこなう際は充分に注意する必要があります。

さて、最近の充電器はいわゆるマルチタイプと呼ばれるものがほとんどです。これはリポバッテリーだけでなくニッケル水素やニッカドなどいろいろなバッテリーを充電できるもので、このタイプの充電器でリポバッテリーを充電する際は、バッテリータイプを間違えないようにする必要があります。必ず「Li-Po」といったリポバッテリーを示す表示になっていることを確認してから充電を開始するようにしましょう。

次に充電する電流値に注意する必要があります。リポバッテリーを充電する際は1C充電が基本となる。1C(キャパシティ)充電とはバッテリーの放電能力と同じ電流で1時間で充電するということです。例えば1300mAhのリポバッテリーを充電するならば、充電電流は1.3Aに設定する。高い電流値で早く充電を済ませようとせず、必ず1C充電でおこなうようにしましょう。

また、充電する際は何か不測の事態になった時に対応できるように、すぐに充電を止められるようにしておくことが大切です。ずっと注視して見る必要はないですが、充電したまま出かけたりしないようにして、異常時はすぐに充電をストップできるようにしましょう。



HT-44325

マルチチャージャー X2 ACプラス V1000

希望小売価格 ¥39,800(税込: ¥43,780)

販売価格 ¥35,820(税込: ¥39,402)

詳しくはこちら



HT-44322

マルチチャージャー X4 ACプラス バーティカル

希望小売価格 ¥39,800(税込: ¥43,780)

販売価格 ¥35,820(税込: ¥39,402)

詳しくはこちら



HT-44306-B

ACバランス充・放電器 X1 ポケット Ⅱ

希望小売価格 ¥7,900(税込: ¥8,690)

販売価格 ¥6,320(税込: ¥6,952)

詳しくはこちら

④まとめ

今回は電動機を飛ばす上で必要なモーター、ESC、バッテリーの基礎について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

電動関連のアイテムは手軽に使えるものが多い反面、取り扱いや選択に知識が必要なところがあります。ぜひ今回の記事を参考に、電動機を快適に飛ばせるようにしてみてください。