知れば知るほど面白い!ラジコン用サーボの魅力!

ラジコン飛行機やヘリ、ラジコンカーに必ず必要となるアイテム「サーボ」。機体や車体の各部を可動させたり、何か機体の中でアクションを起こさせるのに使用するなど、その用途は幅広く、それだけにさまざまなタイプのサーボが発売されています。

今回はそんなラジコン用サーボについて紹介していきたいと思います。

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①サーボとは?

サーボは、正式にはサーボモーターといい、受信機から出される電気信号で、モーターを使って機械的に回転運動に変えるものです。大小さまざまな種類の製品があり、小さい物は重量2gぐらいのものから、大きいものになると出力トルクが40キロというものまであります。

一般的にラジコン飛行機ですと4個から多いと8個や10個搭載することもあります。ラジコンヘリでは4〜5個、ラジコンカーでは1〜2個を使用します。機体や車体が増えてくるとそれだけサーボの数も多くなってきますので、費用もそれなりにかかってきます。

現在、サーボは国産のサーボだけでなく、海外製のものも多く輸入されています。海外製の中には非常にリーズナブルな価格のものもあり、決して安かろう悪かろうではなくなっていますが、それでも製品の信頼性について考えると国産サーボの使用をオススメします。また、可能ならば送信機、受信機、サーボについては同一のメーカーで揃えたほうがいいでしょう。

サーボの中は、数段のギヤが搭載されており、これらによって回転運動が発生します。サーボに使用されるギヤの種類は「コアレスモーター」や「ブラシレスモーター」、「ギヤードモーター」などがあり、用途や性能、価格によって使用されているモーターが異なります。一般的にブラシレスモーターを使用したサーボは保持力が強く、しかも消費電力が少ないとされていますが高価になりがちなので、安価に抑えることができるコアレスモーターのサーボも多く出回っています。

②サーボの基本的な種類

数多く出揃っているサーボの中から適切な製品を選ぶにはどうすれば良いのでしょうか?まずはサーボの種類から把握しておくようにしましょう。

まずはサーボのサイズですが、一般的に大型機に使われるサーボほど大きくパワーのあるものとなります。機体の取扱説明書に「◯gサーボ」のような表記がありますので、適したサイズのサーボを選ぶようにしましょう。

また、サイズだけでなく形状も重要です。例えばラジコン飛行機ではエルロンに使用する薄型のウイング用サーボや、ハンドランチグライダーに使用する軽量で小さなサーボもあります。薄い羽や小さなハンドランチグライダーに搭載できるサーボはその形状によっても選ぶ必要があります。

そして、最近ではデジタルサーボがサーボの主流になってきました。デジタルサーボはニュートラルの精度が高く、きっちりとニュートラルが出るだけでなく、保持力も高く、ひとつひとつの動きも俊敏かつ精度の高いものとなる反面、価格が高くなりがちです。それでも最近ではアナログサーボはあまり見なくなり、デジタルサーボを多く見かけるようになりました。

③ラジコン飛行機用サーボの種類

ラジコン飛行機ではエルロン、エレベーター、ラダー、フラップ、スポイラーなどを動かす際にサーボが使用されます。また、エンジン機の場合はエンジンスロットルにもサーボを使用します。

一般的にはスピードタイプとトルクタイプに分かれます。スピードを重視する場合、あまり大きな舵を動かすことはできませんが、トルクタイプでは大きな舵を動かすことはできても、今度は素早く舵を動かすことができません。その機体の形状やフライトスタイル、サイズ等によって適切なサーボを用意することが大切です。

④ラジコンヘリ用サーボの種類

ラジコンヘリでは、サーボはスワッシュプレートを動かすため、そしてラダーを動かすために使われます。また、ラジコン飛行機同様にエンジン機ならばスロットル用にもサーボが使用されます。

ラジコンヘリのサーボの特徴はスワッシュ用とラダー用にはっきりと分かれていることです。スワッシュは一般的な機体では3個で1つのスワッシュプレートを動かすことが基本ですので、3個とも同じ種類のサーボを使用することが大切です。

ラダーサーボはジャイロと組み合わせて使うことが多く、使用できるジャイロが限られていることもあるのであらかじめ使えるジャイロをチェックしておくようにしましょう。

ヘリは、激しい動きをする3Dフライトなどでサーボの耐久性やスピードが求められます。できる限り高性能かつ信頼性の高いものを使って、安心で快適なフライトができるようにしましょう。

⑤ラジコンカー用サーボの種類

ラジコンカーではステアリング操作をおこなうためにサーボを使用します。また、エンジンカーの場合は、やはりスロットル操作にもサーボを使うようになっています。

ラジコンカーでは保持力や動き出しの速さなどが求められます。オフロードやオンロード、電動やエンジンにより選ぶサーボが変わってきますし、オンロードならスピードタイプ、オフロードならトルクタイプを使用するのが一般的です。

⑥まとめ

このように豊富なラインナップを誇るサーボは、最初は選ぶのも難しいと思いますが、慣れてくると最適なサーボを簡単に選ぶことができるようになります。最近ではプログラマブルサーボも登場し、自分でパラメーターをイジって味付けを変更することも可能です。

機体の動きを司るサーボは、ラジコンにとってなくてはならないアイテムです。ぜひ自分の機体や車体にあったサーボを見つけてみてください。

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