傑作ハンディスタビライザーDJI「Osmo」シリーズが面白い!

DJIと聞くとドローンのイメージが強いですが、ドローンのジンバルから派生したカメラスタビライザーの技術もトップクラスであり、多くのクリエイターに使用されています。そんなDJIがハンディスタビライザーとして発売しているのが「Osmo」シリーズである。初代「Osmo」の発売以降、着々とラインナップを拡充させている同シリーズの中から、注目の製品を3点紹介していきたいと思います。

①Osmo Mobile 2

その名の通り、スマートフォンを取り付けて使うことができるハンディスタビライザー。この「Osmo Mobile2」を使うことで、驚くほど手ブレのない美しい映像を撮影することができます。

実際に持ってみると分かりますが、本体は驚くほど軽量な仕上がりとなっており、長時間持っていても疲れることはありません。

内部には内蔵センサーとブラシレスモーターが搭載されており、アクティブに動くような撮影でも、姿勢や角度の変更を認識して常に姿勢を保ち、ブレのない滑らかな映像を撮影することが可能です。

また、この「Osmo Bobile 2」にはさまざまな撮影モードが搭載されており、スマートフォンで撮影したものとは思えないほどオリジナリティ溢れる映像を撮ることができます。

「タイムラプス」はある一点を長時間撮影し、時の流れを滑らかで美しく、そしてダイナミックに再現します。また、カメラを動かしながら撮影したいなら「モーションラプス」を使うことで、タイムラプスを動きながら撮影することも可能です。

さらに、「ズームコントロール」も見逃せない機能のひとつです。ズームはさまざまな場面で使いたくなる機能ですが、スマートフォンのカメラでも滑らかにズームできるよう、「Osmo Mobile 2」にはズームスライダーが内蔵されています。これを操作することで、スムーズにズームコントロールをおこなうことができるようになりました。

一方、軽量でコンパクトなのでどこへでも持っていける「Osmo Mobile 2」ですので、旅先でダイナミックな風景に出会うこともあるでしょう。そんな時は高解像度のパノラマ撮影でその風景を収めておきたいところ。「Osmo Mobile 2」にはパノラマ撮影機能が付いており、複数の映像を自動で撮影し、それを合成・編集することでシームレスなパノラマ画像を簡単に作ることができます。画面一杯に広がるパノラマ画像は見る人を魅了する素晴らしいものになることでしょう。

そして、被写体を追いかけ続ける「アクティブトラック」。これを使うことで、「Osmo Mobile 2」が自動で被写体を追いかけ続けるため、撮影者は撮影が非常に楽になることでしょう。

スマートフォンで手軽に、しかも高画質かつブレのない美しい映像を撮影することができる「Osmo Mobile 2」は、シリーズの中でも最も気軽に扱える製品。まずは、この「Osmo Mobile 2」でハンディスタビライザーの凄さを体験するのも良いのではないでしょうか。

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②Osmo Pro

先ほどはスマートフォン用のハンディスタビライザーを紹介しましたが、こちらはプロが使用することを想定したハイエンドのハンディスタビライザーです。この「Osmo Pro」は、4Kビデオを4096×2160/24fpsと3840×2160/30fpsで撮影ができ、スローモーションビデオを1920×1080/60fpsで撮影することができます。

「Osmo Pro」に採用されているカメラは、DJIのドローン「INSPIRE」シリーズに搭載できる高性能カメラ+ジンバルとして有名な「ZENMUSE X5」を採用。カメラはハイパフォーマンスなマイクロフォーサーズセンサーを搭載し、低ノイズと色再現を最適化しています。これによりISO感度幅も非常に広く、100〜25600の範囲で設定が可能。低照度の環境下でもしっかりと撮影することができるのは、撮影者にとって何よりもありがたいことです。また、ダイナミックレンジも広く設定されているので、撮影した画像の暗い部分と明るい部分を鮮明に引き出すことができます。

また、ありがたいことにこの「Osmo Pro」のレンズマウントは交換可能となっており、DJIのMFTや、PanasonicのLUMIXレンズ、OLYMPUSのM.EDレンズなどを取り付けることが可能。撮影シーンにあった最適なレンズで快適に映像を撮影することができるようになっています。

さらに、見逃せないのが緻密な操作ができるフォーカスです。ハンドホイールを装備しているので、非常に緻密なフォーカス操作でも正確におこなうことができ、コンパクトで軽量ですのでどこへでも持っていけます。

このようにプロの現場でも十分に活用できるハンディスタビライザーである「Osmo Pro」は、ブレのない美しい映像を正確に撮影できるアイテムとして撮影者から絶大な支持を集めています。圧倒的な映像美をハンディレベルで残せるスタビライザーとして、これからも多くのクリエイターに愛されていくことでしょう。

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③Osmo Pocket

当ブログでも紹介した「Osmo」シリーズの最新作「Osmo Pocket」。「Osmo Pro」がその名と通りプロユースの製品だとしたら、こちらは対局にある手軽に使える製品の代名詞的存在です。

この「Osmo Pocket」の特徴はなんと言ってもそのサイズと軽量な点でしょう。これによりどこへでも手軽にもっていくことができ、出先で出逢ったシーンをすぐに映像として収めることができます。

DJI史上最も小さな3軸ジンバルを搭載したこのハンディスタビライザーは、アクティブに動き回るような撮影をおこなっても、ブレのないスムーズな映像を撮影することができます。3軸ジンバルと一体となったカメラは、1/2.3インチセンサーを採用したもので、80度の視野角とF2.0の絞りを搭載。100Mbpsの4K/60fps動画と1.55μmピクセルサイズの12MP静止画に対応しており、小型ながらパワフルな撮影をおこなうことができます。

また、オリジナルの映像を撮影するために、アクティブトラックやモーションラプス、3×3パノラマ画像などを簡単に撮影することができるモードが用意されているので、複雑な撮影もスマートにおこなうことができるでしょう。

さらに、専用のアプリ「DJI Mimo」が無料で提供されているので、これをスマートフォンにインストールしてスマートフォンごと「Osmo Pocket」に取り付けることで、シャッタースピードやISO感度調整などオプション設定を手軽に使うことができるようになるだけでなく、SNSなどにもすぐに投稿、シェアすることができます。

製品名の通り、ポケットに入れて持ち運ぶことができるほど小さい「Osmo Pockt」。価格もリーズナブルで使いやすいので、常に携帯しておきたい一品です。

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