しっかりと覚えておきたい!リポバッテリー取り扱い時の注意点

現在、世界各国で飛行しているドローンはそのほとんどがモーターとバッテリーの組み合わせで飛んでいる、いわゆる電動の機体ばかりです。そんなドローンは、リチウムポリマーバッテリー(以下、リポバッテリー)と呼ばれる種類のバッテリーが使われており、ドローンのモーターを回す動力源として、リポバッテリーはなくてはならないものとなっています。

また、ラジコンの世界でもエンジンから電動へトレンドが移っており、大型の機体も電動で飛ばす時代が来ています。

そんなリポバッテリーですが、意外とその特徴や注意点を理解せずに使用している人が多い印象があります。リポバッテリーは、最近ではパワフルな飛行をさせるために非常に高い放電能力を持っていたり、長時間飛行を実現するために高容量のものが出現していますが、リポバッテリーは取り扱い方を間違えると発火などの危険性を持っています。そこで今回は、そんなリポバッテリーを取り扱いについて、充電時、使用時、保管時それぞれの注意点を紹介していきたいと思います。



New-2270.3S.30C

2270mAh 3cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥3,000(税別)

¥3,000(税別)

詳しくはこちら



New-5070.5S.30C

5070mAh 5cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥10,500(税別)

¥10,500(税別)

詳しくはこちら



New-5770.6S.30C

5770mAh 6cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥13,500(税別)

¥13,500(税別)

詳しくはこちら



HT-44300-SALE

マルチチャージャー X2 AC プラス 260

希望小売価格 ¥22,000(税別)

¥15,400(税別)

詳しくはこちら



HT-44297

ACバランスチャージャー X2 バーティカル コンパクト

希望小売価格 ¥9,800(税別)

¥7,840(税別)

詳しくはこちら



HT-44291

マルチチャージャー X1 AC プラス Ⅲ

希望小売価格 ¥9,500(税別)

¥7,600(税別)

詳しくはこちら

①リポバッテリー充電時の注意点について

リポバッテリー関連の事故で一番多いタイミングが充電時とも言われてます。普段からスマートフォンなどで「充電」という行為自体は慣れているかもしれませんが、リポバッテリーの充電はいくつか覚えておくべき注意点があります。

まず、リポバッテリーを充電する際は、万が一不具合が起こった際に充電をすぐに中止できるよう、充電器やリポバッテリーの側から離れないようにしましょう。充電しながら外出したりして離れるのは非常に危険です。充電していて買い物に行き、帰宅したら火事になっていたという実際の事例も報告されています。不測の事態に備え、目が届くところに必ずいるようにしてください。

また、充電する際の電流値にも注意が必要です。最近では大容量のリポバッテリーが多くなっていますが、あまり高い電流値で急速に充電するのはリスクがあります。充電の基本は1C充電となっています。急速充電で早く充電したいところですが、急速充電はリポバッテリーを痛める原因にもなりますので、1C充電を守るようにしましょう。

さらに、最近の充電器はさまざまなバッテリーを充電できるマルチタイプのものがほとんどです。リポバッテリーだけでなく、リフェやニッカド、ニッケル水素など保管バッテリーも充電でき非常に便利なのですが、充電するバッテリータイプを間違えて、他のバッテリーの充電モードを選択してしまうと大変危険です。充電する際は必ずリポバッテリーモードになっているか確認して充電するようにしましょう。

②リポバッテリー使用時の注意点

実際にドローンやラジコンにリポバッテリーを搭載して飛ばす際に、気をつけたい点がいくつかあります。まずは、低音によるリポバッテリーの不活性化です。冬場の気温が低い環境下でリポバッテリーを使用する際に、バッテリー自体が冷え切ってしまっていると、バッテリーが活性化しないことで本来のパフォーマンスを発揮できず、上空でパワー不足になったり、飛行時間が短くなることがあります。事前に車内で温めたり、バッテリーウォーマーを使ったりして、人肌程度暖まった状態で使用するようにしましょう。実際に冷え切った状態で飛ばそうとすると、明らかにスロットルスティックに対して反応が鈍く、活性化されていないことがわかります。

次に、リポバッテリーを使用する際は、リポバッテリーの残容量を常に注意しておくことが大切です。リポバッテリーはゼロまで使い切ってはならず、残りが25~30%程度になったら早めに機体を降ろすクセを付けましょう。特にドローンでのFPVフライトをおこなう際は、離陸地点から遠くへ機体を持っていくことができますが、帰還するためのバッテリー容量も考慮して飛ばさなくてはいけません。機体を手元に戻した際に、バッテリー残量が25~30%程度残っているとリポバッテリーが壊れにくい傾向にあります。

そして、機体が無事帰還したらリポバッテリーの様子を確認するようにしましょう。もし、リポバッテリーが膨らんできていたら、バッテリー内部で不具合が起こっていることになります。今後、そのバッテリーは使わないようにして、処分してください。処分の仕方は次の保管時の注意点をご参照ください。

③リポバッテリー保管時の注意点

最後に、リポバッテリーを自宅で保管する際の注意点を見ていきたいと思います。まずはリポバッテリーを保管する場所ですが、直射日光の当たらない場所で、防水防火用の入れ物で保管することのがベストです。大切なのは保管時はコネクターの扱いです。コネクター同士が当たってしまうとショートしてしまいますので、必ずコネクターに別売りで販売されているキャップを付けて、保管時にショートしないように処理しておくことが重要です。

また、リポバッテリーを保管する際の電圧も重要なポイントです。保管時は電圧を60%程度まで下げて保管するようにします。最近の充電器には、保管時の適切な電圧まで上げ下げしてくれるストレージモードというものが付いていることがあります。これでリポバッテリーの電圧を適切な値まで上げ下げします。使用時にも書きましたが、リポバッテリーは容量がゼロになるまで使用してしまうと内部が壊れてしまう危険性があります。その一方で、100%充電されている状態での保管も危険です。保管時は適切な電圧まで上げ下げしておくようにしましょう。

そして、なんらかの不具合で膨らんでしまったり、バッテリーの形状が変化してしまったリポバッテリーは使用を中止して破棄する必要があります。不具合の起こったリポバッテリーは、塩水に浸けて泡が出来るまで置いておきます。泡が出なくなったら自分が住んでいる自治体で決められた方法で廃棄処分します。自治体によって処分の方法が異なっていますので、問い合わせするなりして処分方法を確認してみてください。

④まとめ

今回はリポバッテリーの充電時、使用時、保管時の注意点について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?リポバッテリーはドローンやラジコンを飛ばす上でなくてはならないものですが、取り扱いを間違えると非常に危険なものとなる可能性があります。しっかりとその特徴や注意点を覚えて、安全な運用を心がけるようにしましょう。



New-2270.3S.30C

2270mAh 3cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥3,000(税別)

¥3,000(税別)

詳しくはこちら



New-5070.5S.30C

5070mAh 5cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥10,500(税別)

¥10,500(税別)

詳しくはこちら



New-5770.6S.30C

5770mAh 6cell 30C Lipoバッテリー

希望小売価格 ¥13,500(税別)

¥13,500(税別)

詳しくはこちら



HT-44300-SALE

マルチチャージャー X2 AC プラス 260

希望小売価格 ¥22,000(税別)

¥15,400(税別)

詳しくはこちら



HT-44297

ACバランスチャージャー X2 バーティカル コンパクト

希望小売価格 ¥9,800(税別)

¥7,840(税別)

詳しくはこちら



HT-44291

マルチチャージャー X1 AC プラス Ⅲ

希望小売価格 ¥9,500(税別)

¥7,600(税別)

詳しくはこちら