DJI Pocket2のファームウェアをアップデートしよう!
2020年10月に発売されたDJI Pocket2。この画期的な小型ジンバルカメラのファームウェアが2021年1月に更新されて早1ヶ月。大きくパワーアップしたことで使い勝手も良くなり、多くのユーザーから称賛の声が届いています。
そこで今回は、このDJI Pocket2のファームウェア更新で何が変わったのかをご紹介していきたいと思います。
①新しいファームウェアの内容は!?
2021年1月に新しいファームウェア更新がおこなわれたDJI Pocket2。更新はDJIのアプリ「DJI Mimo」からダウンロードしておこなうことができます。
今回の更新で追加された内容で一番の注目はやはりHDR動画撮影機能が追加されたことでしょう。「HDR撮影機能」が追加され、ダイナミックレンジが向上したことで、より繊細で美しい映像を撮影することができるようになっています。HDR動画撮影機能は30p/25p/24pの撮影レートに対応。解像度は2.7Kもしくは1080pとなっています。
小型ながら美しい映像を撮影することができることで定評のあるDJI Pocket2だけに、この機能追加は非常に嬉しいところではないでしょうか?
また、本体タッチ画面にストーリーモードが追加されたことも見逃せません。オリジナリティ溢れるストーリー動画を簡単に選択することができるようなり、より手軽にストーリーモードを楽しむことができます。撮影した動画は「DJI Mimo」アプリに入れて、アプリの特徴であるAI編集を使用することで非常に簡単にストーリー動画を完成させることができるでしょう。
そして、ワイヤレスマイクからオーディオのインとアウトに対応するようになりました。これはワイヤレスマイクがDo-It-Allハンドルの3.5mmポートに接続され、動画の撮影モードが「Pro」になっている場合に、ワイヤレスマイクを使って録画中に、イヤフォン経由でワイヤレスオーディオを確認できるようになっています。これは非常に便利な機能ではないでしょうか?
②まだまだあるぞ!新機能!
さて、今回のアップデートでは、それ以外でも細かい部分で新しい機能が追加されています。
まず紹介したいのが、ミニ操作スティックを使用している際にジンバルをロックすることができる新機能です。これはミニ操作スティックの右ボタンを長押しすることでロックできるもので、もう一回長押しすると、今度はロックを解除することができます。
また、電源をオンにした際に、カメラの向きを選ぶことができる機能も追加となりました。具体的には、電源ボタンを長押ししてオンにすると、カメラはユーザーの方を向き(つまりセルフィーモード)、機能ボタンを長押しして電源をオンにすると、カメラは前方を向くようになっています。最初からセルフィーで撮影する場合に、カメラが自動で自分の方を向いて起動してくれるので、これはかなり便利な機能なのではないでしょうか?
さらに、電源をオフにした際のジンバルが一定位置で固定する時間が長くなっています。これにより、DJI Pocket2をカバーに収納しやすくなるなど、細かい部分についても、かなり考慮された形でアップデートされているのが印象的です。
それ以外でもトリムダウンロードが追加されたり、ワイヤレスマイクのソフトウェアと干渉防止機能が最適化されていたり、小さなバグの修正がおこなわれているなど、メジャーアップデートと呼ぶに相応しい内容となっています。
③まとめ
今回は2021年1月におこなわれた、DJI Pocket2のファームウェアの更新内容について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?バグの修正といった軽微なアップデートではなく、さまざまな新機能を追加した大幅な更新だっただけに、ユーザーの間では好意的な意見とともに驚きの声も上がった今回のファームウェア更新。DJI Pocket2の実力をさらに伸ばしてくれそうな機能追加も多く、さらに魅力的な小型ジンバルカメラになったのではないでしょうか?
これからもDJI Pocket2の活躍に期待したいところですね。