RCヘリフライヤー必見!Futaba新型ヘリ用3軸ジャイロ「CGY755」登場!
RCヘリを飛ばす際に必ず必要になるジャイロ。以前はスタビバー付きの機体ばかりだったので、ラダーのみにジャイロが入っていましたが、時代は変わり現在はそのほとんどがフライバーレス機となったことで機体の姿勢を制御するジャイロも3軸ジャイロへと進化し、その性能によって飛びが変わるほど重要なデバイスとなっています。
そんなフライバーレスRCヘリに搭載するジャイロを開発しているFutabaから、新たに「CGY755」という3軸ジャイロが発表となりました。今回はこのジャイロについて紹介していきたいと思います。
「CGY760R」と「CGY755」の違い
Futabaからは今回紹介する「CGY755」とは別に、先に「CGY760R」という3軸ジャ入りが発売されています。この「CGY760R」は、3軸ジャイロと受信機が一体となったもので、これまでの3軸ジャイロの常識を覆すような画期的なアイテムでした。今回登場した「CGY755」はこの「CGY760R」の受信機レスバージョンとなっています。では、受信機がないこの「CGY755」のメリットはどういったところにあるのでしょうか?
まず、受信機機能がないことで、これまでの手持ちのFutaba製受信機を使うことができます。長年、RCフライヤーをやっている人は、既に多くの受信機を持っていることが多くあります。使い慣れた受信機をヘリに搭載したい時でも、既に受信機機能を有している「CGY760R」ではそれができません。
また、他のジャイロが搭載されている機体のジャイロを新型に置き換えたい時でも、「CGY760R」の場合は受信機まで外してしまわなくてはいけなくなります。しかし、「CGY755」では受信機と送信機の組み合わせはそのままに、3軸ジャイロだけを置き換えて機体をパワーアップさせることが可能です。そういった意味で、従来のフライヤーが「CGY760R」の性能を楽しみたい時に、この「CGY755」のおかげでそのハードルがグッと下がったと言えるのではないでしょうか。
新型ジャイロ「CGY755」の特徴
さて、この「CGY755」は「CGY760R」の受信機レスバージョンと説明しましたが、従来の3軸ジャイロとは一線を画した性能を持っている新型ジャイロとなります。
まず、やはり注目はワイヤレスチューニング機能を搭載していることでしょう。これは、Futaba「32MZ」との組み合わせで可能となっており、その名の通りワイヤレスでチューニングできるため、飛行させながらジャイロの設定を変更していくことができます。これまでですと、テスト飛行をして、一度機体を降ろして設定し直し、もう一度飛ばしてその具合を見る、といったことが必要でしたが、この「CGY755」と「32MZ」を組み合わせることで、飛行させながら設定を変更し、機体の挙動を見ていくことができるようになりました。これは飛ばし比べながら設定を施すことができる点で非常に便利な機能です。
また、ジャイロとガバナーが一体となっているため、電動ヘリのモーターの回転数をガバナーで一定に保つことが「CGY755」で可能となっています。最近のF3Cの演技では、モーターの回転数は常にガバナーで一定にしてしまっているフライヤーも多く、そういった背景も踏まえると、ガバナーとジャイロが一体となっているのは非常に便利なのではないでしょうか。
まとめ
「CGY755」の筐体そのものはオールアルミケースを採用し、軽量かつ剛性の高いものに仕上がっており、その質感も素晴らしいもの。重量も20gしかなく、搭載する機体を選ばないのも嬉しいところです。
さらに、Futabaから発売されている「GPB-1」ジャイロプログラムボックスを使えば、ジャイロの設定が容易となるだけでなく、設定の見える化が可能なため、こちらも積極的に使っていきたいところです。
RCヘリフライヤー必見の新型3軸ジャイロ「CGY755」。ぜひ、アナタの愛機に搭載して、その性能をスティックから感じ取ってみてはいかがでしょうか?