ドローンユーザー必見!「DIPS2.0」で「操縦者の基本基準/追加基準への適合性」を入力する方法
はじめに
さる2025年3月25日、国土交通省はドローン情報基盤システム(以下、DIPS2.0)の利便性を向上させるべくシステム改修をおこないました。今回のシステム改修の大きな目的のひとつとして、無人航空機の飛行に関する許可・承認手続き期間の1日化が挙げられています。当該許可・承認の申請手続き内容の簡素化と審査の迅速化を実現することで、無人航空機のさらなる活用を目指す目的です。
これまでは飛行申請をおこなう都度、対象となる操縦者それぞれに操縦者の追加基準適合性を入力する必要がありましたが、今回の改修によって操縦者の追加基準適合性を操縦者を事前登録する段階で一括入力する仕様となり、一度入力してしまえば飛行申請時に毎回入力する必要がなくなり、申請手続きが簡単になります。
そのためには、事前にDIPS2.0のメニューから「操縦者の基準への適合性」と「操縦者の追加基準への適合性」の入力をしておく必要があります。これらの追加入力はDIPS2.0を使って飛行許可・承認手続きをおこなうすべてのユーザーの対応が必須となっていますので、以下を参考に情報の入力をしっかり対応しておきましょう。
「DIPS2.0」での情報入力の手順
①DIPS2.0にログインし「飛行許可・承認申請メインメニュー」へアクセスします
②「操縦者情報の登録・変更」ボタンをクリックします
③登録している操縦者の「編集」ボタンをクリックします
※飛行申請をおこなう予定のあるすべての操縦者に同じ操作をおこないます
④画面を下にスクロールし「III.操縦者の基準の適合性について」回答していきます
⑤さらに下にスクロールし「IV.機体の種別毎」に回答していきます
※回転翼航空機、飛行機、滑空機、飛行船のすべての項目を入力します
⑥情報の入力が終わったら最後に「登録ボタン」をクリックして終了です
※画面キャプチャ引用元:国土交通省資料より
https://www.mlit.go.jp/common/001867779.pdf
さいごに
上記の入力を終了すると、今後の申請手続きでの操縦者の追加基準適合性の入力は不要となります。なお、追加基準への適合性を変更したい場合には、同様に申請前の「操縦者情報の登録・変更画面」から変更します。
なお、このようなDIPS2.0を使った飛行申請が難しいと感じる方向けに、ドローンステーションを運営するポラリスエクスポートでは「国土交通省 登録・申請セミナー」を随時開催しています。ぜひそちらもご利用ください!