あなたに最適な機体はどれ?DJI空撮ドローンコレクション!
世界の空撮ドローンで圧倒的なシェアを誇っているDJI。初期のドローンからさまざまな進化を遂げ、現在ではその豊富なラインナップは他社を圧倒するものがあります。
しかし、そんなDJIドローンですが、入門者や初心者の方にはどんな違いがあるのか、よくわからないという声も聞きます。
そこで今回は現在のDJI空撮ドローンのラインナップを徹底比較し、自分に合った最適なドローンを見つけられるように、分かりやすく紹介していきたいと思います。
①DJI Neo
最初に紹介するのはDJI空撮ドローンの中でも最新作となる「DJI Neo」です。この機体はDJIの空撮ドローンの中でも一番コンパクトな機体となっており、この記事を執筆している時点で一番新しい機体でもあります。
この「DJI Neo」の特徴は、135gという非常に軽量かつ小さなサイズながら、4K動画を撮影することができるだけでなく、送信機なしでも手のひらから離陸させて狙った動画を簡単に撮影することができるVlogドローンとして活躍できる点です。希望の撮影モードを選べば後は手のひらから離陸させるだけ。アウトドアでのアクティビティを美しい画質で撮影して、VlogとしてSNS等で簡単にシェアすることができます。
撮影モードは6つ用意されており、ドローン初心者でもまるでベテランフライヤーが撮影したようにブレのないオリジナリティ溢れる動画を撮影することができます。また、その操縦方法も、コントローラーなしで空撮をサポートするだけでなく、DJI Flyアプリ、送信機、RC Motion、DJI Gogglesなどと組み合わせて、より柔軟に飛行とカメラを制御することができるのも見逃せません。
【こんな人にオススメ!】
自分のアクティビティをドローンで撮影し、Vlogとして記録・シェアしていきたい方
②DJI MIni4 Pro
DJIの人気シリーズである「Mini」は、その名の通り小型の空撮ドローンながら、ミドルクラスかと思えるような高性能さと信頼性で世界中で愛用されているドローンです。
その最新作である「DJI Mini4 Pro」は、シリーズでは初となる「Pro」仕様となっており、機体は小型ながらその存在感は非常に大きいものがあります。
「DJI Mini4 Pro」で驚かされるのはその基本性能の高さです。249g未満という小型機ながら4K/60fps HDRで撮影できる高性能カメラを搭載。さらにいま流行りの縦型動画撮影やデジタルズームにも対応するなど、シーンによってさまざまな撮影方法を使い分けることができます。
また、機体には小型機ながら4つの広角ビジョンセンサーと2つの下方ビジョンセンサーが搭載されており、これによって全方向から障害物を検知します。さらに、高度操縦支援システム (APAS)が、飛行中の自動ブレーキと障害物回避を可能にしており、非常に信頼度の高いドローンとなっています。
そして、小型機のネックと言えばコンパクトな機体だけに大きなバッテリーを搭載できないことによる短い飛行時間ですが、この機体では通常のバッテリーで34分、インテリジェントフライトバッテリーPlusで最大45分も飛ばすことができます。外出先で出会った風景を納得いくまでしっかりと撮影することができるのではないでしょうか?
【こんな人にオススメ!】
ドローンを使った空撮をこれから始めてみたい方
③DJI Avata2
今回紹介するラインナップの中では少し異色の機体となる「DJI Avata2」は、イメージング性能、安全性、バッテリー駆動時間が前作よりも大きく向上し、アドレナリン全開の没入感あふれる飛行が楽しめるFPVドローンです。さらに、同時に登場したDJI Goggles 3やDJI RC Motion3と一緒にAvata 2を使用すれば、他のドローンにはない面白さを味わうことができるでしょう。
この「DJI Avata2」は、DJI GogglesやDJI RC Motion3と同時に使用することで、急上昇、急降下、ロールといった息を呑む空中アクション映像が、たった一回の操作だけで行えます。DJI RC Motion3の優れた操作性と、DJI Gogglesの没入感の組み合わせは。我々ドローンユーザーに新しい風を吹かせてくれることでしょう。
カメラは4K動画撮影可能で、超広角4Kで迫力の飛行映像を撮影することができます。1.3インチCMOSセンサー搭載で細部までしっかりと色を再現することができ、没入型空撮という新しい体験を知ることができます。
また、安全面でもかなり手が加えられています。スタイリッシュな一体型プロペラガードはデザインを一新。前作よりもさらに軽量化され、さらに機敏な動きが可能になり、狭い空間でも自由に動き回ることができます 。RC Motion3のアクセルを離す、もしくはロックボタンを押すと、ドローンは停止するので、予期せぬ状況でも落ち着いて対処することができます。加えて、ドローンのバッテリー残量が低下した際や信号ロストが発生した際に、自動RTH (Return-to-Home) 機能が起動するなど、幾重もの安全対策が設けられています 。
このようにFPVという新しい体験を簡単に味わうことができる「DJI Avata2」。興味を持って頂いたら、ぜひ自身で「Avata2」を体験してみてください。
【こんな人にオススメ!】
ドローンで没入感溢れるFPVフライトを体験してみたい方
④DJI Air3
入門機とハイエンド機の間をブリッジするミドルクラス空撮ドローンとして人気の「DJI Air」シリーズ。最新作である「DJI Air3」は、広角カメラと3倍ズーム対応の中望遠カメラの2つをひとつにしたカメラユニットを搭載し、ミドルクラスとは思えない豪華な装備で人気を博している機体です。
前述したカメラユニットは、広角カメラと3倍ズーム対応の中望遠カメラの2つで構成されており、双方1/1.3インチCMOSセンサーを採用。両カメラともに同じセンサーサイズなので、どちらのカメラで撮影しても同等の画質で撮影できるメリットがあり、焦点距離は異なるため、うまく使い分けることでさまざまな構図で撮影することができます。スペックとしては両カメラとも4K/60fps HDR動画撮影ができ、48MP静止画を撮影可能です。
また、ミドルクラスと言いながら高度な全方向ビジョン検知システムを搭載しており、視覚アシストとして前方・後方・左方・右方に対してリアルタイムビューを確認できます。これにより、操縦者は安心して撮影に集中することができるはずです。
また、「DJI Air3」では最大46分の飛行時間を確保しており、これは前作から48%もアップしている驚異的なもの。途中でバッテリー切れで撮影が中断される恐れが少なく、思う存分ドローンを飛ばすことができるでしょう。
【こんな人にオススメ!】
ドローンを使った本格的な空撮をスタイリッシュに決めたい方
⑤DJI Mavic3 Pro
現在のDJIの空撮ドローンにおけるフラッグシップ的存在が、この「DJI Mavic3 Pro」です。従来の「PHANTOM」シリーズから変わって主役の座についた「Mavic3」の中でも中心に据えられている機体で、DJIのあらゆるテクノロジーが詰まった機体となっています。
見た目の特徴にもなっているのが3種類のセンサーと焦点距離に対応したレンズからなる3眼カメラシステムです。機首に搭載されたカメラユニットには3つの目が搭載されており、それぞれ4/3型CMOS Hasselbladカメラ、1/1.3インチCMOS中望遠カメラ、1/2インチCMOS望遠カメラが搭載されています。この異なる焦点距離のカメラをうまく使いこなすことで、同じドローンとは思えないほど異なる画角と印象を与える映像を撮影することができます。
「DJI Mavic3 Pro」は、5.1K/50fpsや4K/120fpsといったプロ向けの動画スペックを有しており、1TBの内蔵ストレージとなるSSDを装備するなど、プロの現場でも十分に活躍できる性能を誇っています。
また、進化した望遠カメラは、前作と比較してもより高解像度なものとなており、絞り値もf/3.4まで向上。光学7倍ズームでの4K/60fps動画撮影や12MP写真撮影が可能です。ハイブリッドズームは最大28倍まで対応し、近づきにくい被写体でも遠方から迫力あるズーム映像を鮮明に捉えることができるでしょう。
そんな「DJI Mavic3 Pro」は、43分のロングフライトに対応しており、さらに8つの広角ビジョンセンサーによって、全方向の障害物を正確に検知し、障害物を避けた安全な飛行ルートを計画するAPAS5.0を搭載。安全性についても非常に高いレベルの仕様となっています。
【こんな人にオススメ!】
プロの現場でも使える本格的な機体で高レベルの空撮をおこないたい方
⑥まとめ
今回はDJIの空撮ドローンの中から最新作「DJI Neo」からフラッグシップモデルである「DJI Mavic3 Pro」までを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
それぞれ特徴があり、どれが良くてどれが悪いではなく、自身が撮影したいシーンやスキル、予算に応じて細かくレイヤーわけされているのがDJIドローンの特徴です。
よく内容を比較検討して、ご自身に合ったドローンを探し当ててみてください!